

きょうの写真、2枚も使うのは贅沢と重々承知ながら、敢えてそうした。これがUme氏の実力である。そして、入笠の実力でもある。たった2枚の写真で、きょうはもう何か余計なことを言う必要がなくなった。
そのはずだが、こうして独り言(ご)ちる。そのくらいだから、言うまでもないことだが、入笠の魅力を伝えようという気持ちは強くある。と同時に、この素晴らしい自然を守っていかなければという気持ちも、同じくらい強くある。ここが悩ましく、難しいところだ。昨日も、大阪の旅行会社から問い合わせがあり、もちろん誠意をこめて対応したつもりだが、最後に言い添えたのは、ここの静かな山の中の環境や雰囲気を守っていきたい、ということだった。
人がたくさん来て賑やかになるのを、かならずしも反対しているわけではない。ただ、「活性化」とか「創生」とかそれらしいお題目を掲げ、狭い日本の景勝地などがやたら安易に開発され、商業化されるのは如何かと思う。人工の流れ星を煌かせ「見る人に宇宙を身近に感じてほしい」と意気込まれても(12月5日毎日新聞「ひと」)、商才のある人はここまでやるのかと呆れるだけで、その言葉を素直には受け取れない。
この独り言の読者に「お出掛けください」とは言うけれど、実際にはなかなか来れなくても、Ume氏やかんと氏の写真を眺めて満足していただけるなら、それはそれで結構なことだと思う。それだけで、充分に報われる、喜べる。
ここには中級山岳の魅力と、美しい星空がある。山小屋は「時代遅れ」と勝手に言ってるが、牧場は山の中。便利な里や街の暮らしを一時中断し、ターザンにでもなるつもりで来ればと、イヤイヤそこまでは言わない。冬の日の徒し事。
Ms. KNI、本格的な冬の到来を前にした山の雰囲気、バロックの名曲のような渋い、深いた感動があったことでせう。
Xmas休暇(23,24)、予約があれば上がります。お早めに。
1年ぶりに年末年始の営業をすることにしました。また、12月最初の週末、14日のふたご座流星群の観測に合わせて上にいます。お出掛けください。
「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、少人数でも管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。