石匠風間ブログ!

読書、音楽、雑学

訃報

2008-10-30 | 地域・暮らし
先日南中PTAに関わる方が亡くなられた。突然の訃報を受けたときはピンとこなかったが考えてみれば西小PTAのときから諸々関わっていた隣町のお母さんだった。
子供が同じ学年が居ないため特別深く付き合っては居なかったが、PTAや自治会など地域活動に積極的な人だったので折々顔を見ていて、行き会えば挨拶するくらいの関係。

驚いたのはぼくより年齢が二つも下、見るからにスポーティで健康そうで病気知らずっぽい雰囲気だったから、くも膜下出血という死因がうまくイメージできなかった。しかも脳外科の看護婦さんだったそうで、二重に驚いた。

ぼくも40を越えてこれからはブログに訃報を乗せる機会も増えるだろう、ぼく自身だったら更新も出来ないが。いや、冗談ごとではない、漫然と生きていながらもどこかで死に対しての覚悟を持っておかなきゃならない。「その日」は明日来るかもしれないのだから。

そんなことを考えてたらなんだかあせってきた。まだ読んでない本もたくさんあるし、バンドももっといろいろ演奏したいし将棋ももっと指したいし。って、きりがないのだけれど。
とりあえず中断したままのドストエフスキーやっつけようかなあ。


パパさん会事業

2008-10-26 | 教育
土曜日にパパさん会による芋掘り&芋煮会が開催された。(クリックで原寸画像が見れます)
TS380217.jpgまずはジャングル状態のさつま芋の葉っぱをどかす。思ったより浅いところに埋まっていたので次々と子供たちが掘り出す。出てきてびっくり!
TS380213.jpg TS380214.jpg TS380215.jpg
どうやら掘り出し時期が遅かったらしい、馬鹿でかいのがゴロゴロと出てくる。メタボ芋と化していた。
TS380219.jpg TS380218.jpg TS380220.jpg
大方掘りきって記念撮影。子供と比べてもらうとそのでかさが実感できると思う。かぼちゃのようだった。
TS380222.jpg TS380223.jpg TS380221.jpg
そしてオヤジたちの料理、といっても腕に覚えのある人がいてその人任せ、ぼくは皮むくくらい。サツマイモは掘り出してから半月くらい寝かしておいたほうが糖度が増すらしい、確かに甘みはなかったな。けど味付けがうまくとてもおいしい芋トン汁&さつま揚げを堪能できた。

それにしてもサツマイモ、ちょっと拍子抜けするくらいに簡単にできてしまった。ただ植えて一~二度の雑草獲り、それだけ。
インドの奥地にはサツマイモだけ食べて生きている部族が居るとテレビで見た。人間の適応能力のなせる業で、サツマイモだけ摂取しているとそこから人体維持に必要な栄養へと変化させちゃうんだって。

ってことは、将来大飢饉が起こってもサツマイモさえ育てていれば乗り切れる?


チョイデブに朗報

2008-10-25 | 社会・出来事
まずはこの記事をどう見るか。
ちょいデブの方が長生きする!? (日刊ゲンダイネット)
要約すると60~70代の高齢男性は「少し太め」が最も長生きできるという結果が茨城県が約9万人を対象にした調査で出たそうだ。

しかも医学会では実は当の昔から周知の事実だったらしい、つまり厚生労働省による医療費削減のゴリ押しだったわけだ。上記の記事にはチョイデブが幸福感を味わえる要素がまだある。
1.高齢者においては痩せ型はうつ病になりやすい
2.痩せ型はデブに比べてガンへの抵抗力が劣っている
3.今や7兆円に膨れ上がったメタボマーケットにて脱メタボ関連産業がおいしい汁を啜っている事実

そして締めは「ちょい太めは自信を持て。国家ぐるみの詐欺に踊らされてはいけない」、日刊ゲンダイの記事ってのがいささか信憑性に欠けるものの、多少なりとも明日への希望が見出せるじゃないか。

とはいえ、鵜呑みにしてはこっぴどい目に遭いそうだが。
喫煙支援の記事も出ないかなと切に願う、ま、無理だろうけど。


シンプル イズ・・・

2008-10-24 | 雑記
5252.jpg
上記はコメントを書き込もうとすると現れ、なんと読むかを答えさせる。書き込むのが人かロボットかを見分けるスパム対策であることは周知であろう。ロボットはこれを認識できないからコメントできない。これってロボットに限定だけど暗号の一種だ。

ところがこれを突破する方法=暗号解読方法があるという。やりかたはとても原始的。
まずエロサイトを造って女性の画像の横にこの文字画像を置き「これをちゃんと読んでくれれば素敵な画像が見られます」とでもしておく。で、その数字列をタイプするとそれがロボットに送信され難なく解読できるというわけだ。エロ画像見たさに世の男性が図らずもスパムに協力することになる。

これはつまり人とロボットの共同作業がなせる業。なるほどなあと感心した。いやスパムに迷惑をこうむってる身としては感心してる場合じゃないのだけど、本当に頭のいい発明発見ってそのもたらす結果に比べて驚くほど単純で原始的なことが多い。

そういえば実生活においてもシンプルであることが素朴な幸せにつながってたりするのかもなと思った。人間関係にせよ仕事のシステムにせよ。けれど幸せであることと楽しいってことはまた違うか。わかりにくくて頭を悩ますことが面白かったりもするからね。


八百長疑惑について

2008-10-21 | 社会・出来事
もうしばらく大相撲の八百長疑惑が取り沙汰されている。正直言ってなぜこんな大騒ぎになるのか理解できない。事の発端は週刊現代の記事で盛り上げるきっかけは若乃鵬や板井の告白ではなく協会と北ノ海理事長による名誉毀損裁判だろう。なんであんな逆効果なことするかなあ。

前にも言ったけど、勝負事の世界で八百長が皆無なんて実際ありえないだろうとぼくは思っている。それはスポーツに限らずありとあらゆる人間の営みには付いて回るのだと考える、そしてそれを悪と断罪することに価値があることは多くないと思う。

八百長が原因で被害をこうむる人ってどれだけいるのか?まあ大相撲に八百長があるという確証が出てそれがために大相撲ファンをやめる人はいるかもしれない。でもそんな純粋まっすぐ君は少数派ではないかな、むしろ多くの人は暗黙のうちに知っていながらあえて楽しんできたのじゃないか?

昔のプロレスは八百長を感じながらも暗黙の了解とし盛り上がった。プロレスにおいては殊更疑惑など社会的には盛り上がらなかった、それは見るからに演技っぽい試合をあえて堂々と公開し続ける開き直り姿勢が功を奏したのかもしれない。やがてがちんこ勝負を売りにするプロレス団体が数多立ち上がったけど、興味を持てなかったし事実長続きしてないじゃないか。

確かに相撲で力道山のような見え見えの茶番をやられたらつまらない。けど人気力士が大関陥落しそうなときに星をひとつ買ってもいいのじゃないかと思う。それくらいの鷹揚さがあっても大勢に影響はないだろう。
大体ショウビジネスなんだから魅せてなんぼ楽しませてなんぼの世界、それが最優先だろう。

ただし以上のようなことは決して口に出さず暗黙のうちに行わなくてはならない、これが基本。で、現実問題みなそれをわかっていて(こどもや世間ずれした人は例外)、なんら問題なかったのじゃないのか?なんで今更社会問題に仕立て上げるのか?無粋という言葉を思い起こしてしまう。


『暗号解読』サイモン・シン

2008-10-17 | 読書
30862169.jpg
たかっぺさんにコメント欄で薦められ素直に読んでみた、面白い、面白いけど疲れる。副題に「ロゼッタストーンから量子暗号まで」とあるが、どちらかというとロゼッタストーンのほうがぼくの好みだな。つまり古代文字の解読。

この本では有史以来の暗号作成と解読の歴史を物語っているのだけど、この古代文字編だけは暗号ではなく古すぎて読める人が居なくなった文字の話。そのロゼッタストーンには古代エジプトの文字「ヒエログリフ」が書かれており何世紀も謎のままだった。
Egyptian_funerary_stela.jpgこれがヒエログリフ(ロゼッタストーンじゃない)

けれど解読の進め方は暗号解読と同じで、文字の頻出度やセンテンス内での位置などによって推理していく。これ以外にもいまだに解読されてない古代文字はたくさんあるそうで、もちろん解読に向けて日夜取り組んでいるんだろうが何かしらの取っ掛かりがないと厳しいらしい。
未解読の文字を見てみたけど、ぼくなんかが見ると古代の子供が無意味にいたずら書きしたんじゃないかと訝ってしまう、それくらい文字という概念から遠い。

本題である暗号作成者と暗号解読者の戦いは壮絶を極めている。
暗号ってこんなに複雑に進化しているんだ!と思わず唸ってしまうほど複雑怪奇で、ましてやそれを解読する人がいるというのだから驚いた。双方の暗号の掛け方と解き方を丁寧に書いてくれてるが、とてもじゃないが理解しきれない。その部分は読んでるうちに眠ってしまうのが常だった。

ちなみに数学的見地からも暗号の発見および解読は優れた文化的歴史的功績であるものの、戦時などでは解けたことを他国に知られないようにほとんど機密扱いにされた、よってノーベル賞レベルの功績も当人が死んでから発表されるなど、なんともやりがいのない仕事だ。

他に興味を惹いたのは「ナヴァホ・コード」といってこれは第2次大戦時のアメリカによる先住民の言葉を利用した暗号。ナヴァホ族の言葉には文字がなく他国からの接触もないためナヴァホ族同士の会話を理解できないことを利用している。特に気になったのは文字を持たない民族って記憶力が数段高いってこと。脳における文字の負担は相当でかいのだろう。

最後の章の量子暗号はぼくの好きな「量子物理学」に関わってくるが、もうだめだ、わけわかんないって^^;例によって「シュレティンガーの猫」とか出てくるが、ぼくには一生かかっても理解できないような気がする。好きなことと得意なことは別という良い例だ。


高校柔道部OB会にて

2008-10-15 | 雑記
isiduka5.jpgisiduka3.jpg

先週末に横浜で高校の柔道部OB会が開かれ参加してきた。上の1枚はその席で。つまり、ぼくの5個上の先輩にホンジャマカの石塚さんがいる、その石塚さんが来るってのもあってミーハーなぼくはわざわざ深谷から行ったわけ。

200人以上の参加者で石塚さんに近づくことも難しい中、強引に写真を撮らせてもらった。5年位前にもOB会で会ったけど今回も同じく石塚さんはフル稼働、ひっきりなしに握手だの写真だのに応じて、司会もさせられて大変だったろう。ノーギャラでも少しも変わらぬサービス精神、テレビのままだもんね、えらい。

今回のOB会は当時顧問の先生が還暦にて退任祝いを兼ねていた。いまや好々爺と化したけど思い起こせば恐ろしい先生だったなあ、ぼこぼこぶっ飛ばされた部員はたくさんいる。よくもまあ定年まで教師を首にならなかったものだと感心した。

同期の5人とも久々に対面してとても懐かしく楽しいひと時を過ごした。結構みんな禿げてたり太ったりしてて笑えたし。


KISS

2008-10-13 | 音楽
kiss-bs.jpg
「結婚式にバンド演奏をやってくれ」と依頼があった。しかもKISSがいいという。おいおい、もう40過ぎのおっさんに何やらすんだか。

ぼくがギターを始めたきっかけは「さだまさし」だがエレキギターを持つことになったのはこの「KISS」のせいである。写真1番右の持つ「レスポール」がぼくの最初のギターだ(まあメーカーは違うが)。
見てのとおりド派手なメイクとコスチュームは当初嫌悪感を抱いたものだ。がしかし、レコードを(当時はレコードだった)聴いてみてまったく違う印象が生まれる。中学生のぼくは「人は見かけによらないとはこういうことか」と、大人の階段を一段登ったのだった。

不必要にうるさいことは否めない、そういうことが売りになってるから仕方ないんだけどもうちょっと楽器のバランスとか音質とか考えたらよかったのに、と素人ながらに思ってしまう。けど、それを差し引いても実は優れた音楽性を宿していて、現代のミュージシャンがカヴァーしている曲も少なくない。
ちなみにメンバーチェンジや解散復活を繰り返しいまだ活動している!(ファイナルツアーを世界でやったはずなのに・・・)もう60歳を超えてるはずだが^^;

今回『Deuce』と『BlackDiamond』を演奏することになった。若い頃からなじんだ曲なので1から覚えなくて良いのが助かる。


10連敗の波紋

2008-10-10 | 雑記
前回の記事に対し「将棋あるいは頭脳ゲーム全般向いてないのじゃないか?得意なギターや読書に時間を当てたほうが得策では」とアドバイスをもらった。ちくしょうと思う一方そうやってはっきり言ってくれる人はありがたいとも思う。

そういえば、と、昔のことがフラッシュバックする。サラリーマンから自営業へ転進するときのこと。
「おまえはどちらかというとサラリーマン向きだよ、長い目で見たら会社に居たほうがいいぞ」
と人生の大先輩上司に言われて多少不安になった。けれど当時は若さで(バカさか)先のことを一切不問とし無鉄砲に飛び出し今がある。自営業者として16年経って、まあ大成功はしてないが食ってけるレベルにはあるかな。

それが自分の力ではなくまわりの素晴らしい知人などというラッキーの積み重ねに負うところが大きいのは重々承知しているが、それでもぼくなりにひとつの達観を抱いている。つまり
「向いているとか不向きだとかそんなのカンケーネー」である。

ゴッホは存命中は絵が一枚しか売れなかった、たとえ死後天才の名をほしいままにしたとして“向いていた”と言えるのか?結局成功とか勝利とかそういうことに関係なく生きたいように生きるしかないだろう。

そんなわけでまったくやめる気はない、今後も連敗記録を続伸していくのだろう。しかし勝ちたいなあ・・・


10連敗!

2008-10-08 | 将棋
photo2.jpg(写真は橋本7段、本文とは関係なし)
将棋で連敗することは珍しくない。しかし10連敗は初めてだ、5連敗あたりで「あれ、おかしいな?」と気が付いた。たとえおかしかろうが負けた悔しさで止められない、なにせ大事な局面で見えないのだ。飛車も角も召し上げて断然有利にしてからのありえない頓死!思わずPCを叩きそうになる、PCは何も悪くないのに。

ネット将棋は終わったあとチャットを介して見知らぬ相手と会話することもある。
ある勝負の後
「83手目でなんで角で王手しなかったんですか?そうされてれば投了だと思ってた」と言われ
確認してみると・・・あれ?あれ?なに~!これ、、、ほんとだ、こんな当たり前な詰め手順、初歩の初歩じゃないか!こんな手が見えないなんて・・・ひどいな。

どんだけ負けても完敗なら諦めも付く、ところが多くはいわゆる惜敗!なかにはほとんど勝ち寸前でたった一手でひっくり返されたのもある。そう、将棋というのはこつこつと優勢を積み重ねても終盤のたった一手で台無しにしてしまうゲームなのだ。

さすがにこたえた、まるで5歳児のように床に転がってうめき声を上げた。なんなんだ?ついこないだ好調だったのにこの豹変振りはわれながら説明が付かない。負けた将棋を振り返ってみると序盤あたりはそんなにひどい手はないように思える、けれどやはり終盤で単純な3手詰めを見逃していたり「絶対指してはいけない手」つまりオウンゴールを華麗に決めているじゃないかorz

もううんざりして、それでも酒が入って凝りもせずPCに向かってまた指し始める。こうなったら何連敗まで行くか記録に挑戦だと自暴自棄になる。勝ちたい気持ちが失せるとなぜか手が良く見えるようになってあっさり連敗ストップ。いったいなんなんだよ!

それにしても一気に150くらいレートを下げてしまったわけだ(ネット将棋は勝敗によってレート=点数が上下する)。レートと一緒に自信も無くなった、顔を洗って出直しだ。