石匠風間ブログ!

読書、音楽、雑学

『空中ブランコ』奥田英朗

2011-02-25 | 読書
*緊急告知!
2月26日(土)午後6時に花園フォレストでテレビ収録が行われます。
テレビ東京のTVチャンピオン=大食王決定戦だそうで、小島市長が深谷のPRで出演するとか。
お時間のある方、足を運んでみては?

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ちょうどドラマも始まって盛り上がってる→「Dr.伊良部一郎
のだけど、ちょっとこの配役はどうなの?伊良部はもっとデブでブサイクな方が原作に忠実だしストーリーも生きてくると思うのだけど。ぼくだったら伊良部役は伊集院光かドランクの塚地だな。

以前記事にした奥田英朗の『イン・ザ・プール』の続編に当たるのか。

ドラマは見ないのでどうでもいいけど、原作の方は外さないね、相変わらず面白い。3冊目も既に文庫化されているようでこれはハマる予感。奥田英朗はおもろい!

医者ものって大抵ものすごい凄腕で、それでいて人情味があって人格者で、みたいな典型ができあがっていると思う。「ブラックジャック」の影響はでかいのか。

ところがこの伊良部シリーズは変わり者でむしろ人間的にダメで、そんなことを否定せず、どこにも教訓めいた押し付けがなく、それなのにホロリとさせるような部分もあり、ブラックジャックより寅さんに近いかな。


と、いう感じで面白いと書いたら某オヤビンから「だいぶ前に読んだが面白くない」と意見をもらった。
ぷぷぷっ。
そりゃそうでしょwww「一般人から見たときに変わり者が面白い」という小説なのであって、あなた自身がこの伊良部に近い感性で生きておられるのだからwww
もちろん表への現れ方は違うけど、ところどころ似てますってw


記憶の不思議

2011-02-23 | 音楽
本日44歳に相成った。「YSR44」というところか。別段なんの感慨もない。
ともいえないかw「44かぁ!年取ったなあ」と思わず誰ともなくつぶやくね(笑)
なんども書いているが、ぼくが年をとるということは皇太子殿下も野口五郎も亀梨くんも年をとっているのだ、ならばよしとしよう(よくわからない理屈)。

そんな馬鹿げなことはいいのだけど、先日車の助手席でオフコースの「時に愛は」を聴いていた。とてもいい歌だ、昔から大好きだ。で、おもむろに運転していた某氏が
「歌が思い起こさせる場面ってあるよなあ」
みたいなことを言ってきた。

その瞬間。
ぼくのなかでその存在も知らない何らかのスイッチが入った、で、「時に愛は」にまつわる記憶というか場面が突然思い起こされたのだ!今まで思い出すことのなかった記憶が、そんな些細なきっかけで突然復活、それを皮切りにそれに関連する人や物事がどんどん思い出された、まるでダムが決壊したように頭の中に記憶の放流が始まった。本当に瞬間的にだが、ぼくはそのある意味新鮮な記憶の渦に飲み込まれそうなほど混乱を感じた。

不思議だ。20歳あたりの記憶だが、どうして20余年のあいだ封印されてたのか?まあ所詮若造の青くさい思い出だし、それが何を生み出すわけでもなし、どうでもいいのだけど、だったらなんで記憶の引き出しに大事にしまってあったのだろう。どうしてもなにも、脳というのがそういうふうに出来てるのだろうけどね。

で、肝心の記憶の内容だけど。
これは言わなくてもいいだろう。第一小っ恥ずかしいしwオチのないつまらない話だし。

今後もこうした突然の記憶復活はありそうだ、何がスイッチになってるかわからないような、どこに仕掛けられてるか知る由もないそうした設えってのも粋じゃあないか。

人間の記憶は案外といい加減で、都合のいいように寝てるあいだに書き換えられたりもするそうだ。だからあまりあてにはできないが、それでも若い時にはないちょっとしたサプライズ装置が頭の中にあるようなものかも。


名人戦の経過報告!

2011-02-20 | 将棋
*業務連絡・・・パパさん会スキー2011写真集をUPしました!下の記事「もうスキーなんて行かない・・・」にリンクを貼りました、どうぞ関係各位は速やかに必要な写真をDLしてください、数ヶ月したら削除します。


1/23に書いた記事「24名人戦」

あれからどのような経過をたどっているのか?気になる人も多かろう(誰もいないという悲しい事実!)。
ここはひとつ経過報告をするのが丁寧であるのだろう(読み飛ばされるのに・・・)。

24名人戦2011予選結果(ユーザ名はプライバシーの観点から伏せます)
以前説明したとおり上位半分が本戦へ出場できる。つまり<よしろ>は対局数10、勝ち点20、全体の4位ってことで、見事本戦出場を果たしたのだ!どん!

テニアン旅行もあって日数的に不利な状況の中我ながら良く戦ったものだwとはいっても5勝5敗だからね、褒められた戦績ではない。レートもだいぶ落ちたし。

そんな感慨に浸っているまもなく、今週金曜から早くも本戦スタート!早速商工会議所があって初日ログインできなかった。もうお約束になってきたこのパターンwww
そして土曜日スタートしたのだが、なんと4連敗・・・。いささかの将棋離れが如実に現れた結果となった。厳しいなあ。

本戦リーグは20人で戦うので予選と違ってどれだけ対局をこなせるかが重要。けれど連敗スタートで意気消沈・・・
がんばれ、おれ・・・


スイーツバイキング

2011-02-17 | 地域・暮らし
*業務連絡・・・パパさん会スキー2011写真集をUPしました!下の記事「もうスキーなんて行かない・・・」にリンクを貼りました、どうぞ関係各位は速やかに必要な写真をDLしてください、数ヶ月したら削除します。

月曜日バレンタインデーは花園フォレストに夫婦で行ってきた。こないだアド街ック天国で紹介されてて行きたくなったのだ。
深谷市観光協会のサイトで番組で紹介された先が観られる→深谷アド街ックマップ

狙いはもちろん「スイーツバイキング」www
1200円でケーキ食べ放題、お腹をすかせていざチャレンジ。

んー・・・しかし、実際食べてみるとそんなに食べられるものじゃないね、ケーキw
途中で気持ち悪くなってきて、隣の席の人が皿に山盛りでケーキ持ってきたのを見て嘔吐しかけたし(笑)
ある意味逆療法になったかも。しばらく甘いものは避けたくなったよ。まあ、味付けにも問題あったかな、人気のケーキ屋さんは甘くなりすぎないよう仕上げてるよね。ここのは砂糖をそのまま食べてるようだったから。

で、帰りにやはりアド街で紹介されてた花園道の駅に寄ってきれいな花に見入ってきた。番組であき武城が絶賛してたが、ここはガチでいいわ。

でもスイーツバイキングはお薦め出来ません!
と、言いながらぼくはきっとまた行くんだけどねw


もうスキーなんて行かないなんて言わないよ絶対

2011-02-15 | 地域・暮らし
*お待たせしました!ようやく写真をUPしました。→パパさん会スキー2011へ
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深谷西小パパさん会恒例のスキーツアー、3年ぶりに参加した。
なんで3年ぶりかというとここ数年子どもが行きたがらなかったからで、いよいよ6年生で最後!となって参加意思を顕にしたということ。つまりぼく個人にとっても最後のパパさん会行事ということになる。

そうか、これでパパさん会も終わりかぁ。と走馬灯のように蘇る楽しい日々。
怒涛のパパさん会!2002年9月11日
パパさん会も更新2003年6月1日
パパさん会 スキー2007年2月11日
etc.

こうやって最近過去ばかり振り返るのがくせになってきた。
そういう懐古主義者にモッテコイなのがこのブログというシステムだねwww

前を向かなきゃならないのに懐古のぬるま湯につかることを「甘え」と咎められたら、いささかも反論はできないその通りだろう。それでも人間はそもそもそんなに強くは出来ていない!と開き直るしかないな。

さて、ゲレンデに出たら。
6年生の女子だよ、最初はリフト券買ったりして一緒だけど、さすがにずっと一緒に滑ったりしないね。今回は特に同級生がたくさん来てたので弾かれるようにぼくは当たり前のように独りになった。

スキーってさ、、、独りで滑ってると妙に冷めちゃうねwリフト載るたびに「え?山を降りたり登ったり何度も繰り返して何やってんのオレ」みたいなねwww
まあその後お父さん仲間と滑ってたりもしたんだけど、ぼくがさほどうまくないせいもあるけど、あんまし面白くない遊びだなあといまさらながら痛感してしまった。いや元々期待もしてないのだけどね。

けれどスキーよりも仲間と1泊することで得る非日常的時間!大人も子供も実はこれにつきるのだな(大人は酒席)。これは何度経ても楽しいもので、結局人間ってそこに尽きるのだね。

あ、題名は深い意味はありません、マッキーをディスっただけです。


岬地蔵奉納

2011-02-12 | 雑記
もうひと月前の話ながら、UPし忘れていた!
岬先生(詳しくはコチラ)の石像というか地蔵様を、深谷岬塾で作成しそれを千葉にある別荘に奉納しに行った話題。

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なかなか良く出来てると思うのだけどw
これが本人写真

どれぐらいの大きさかというと


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これでわかるかな?こんなでも結構重たい。一応白みかげ製だしね。だいたい制作費10万くらいでこのクオリティは褒めてもらいたいものだw


さて、地蔵様よりもここの別荘のある岬町というところがとても良いところだった。

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名前のとおり高い岬の突端から海を望むの絵!絶景なり!

3日前にサイパン旅行から帰ってきたばかりだったが、景色だけなら海外にも負けてない。「崖の上のポニョ」の舞台のようだった。
なにしろクソ田舎で人が少ないところがいい!

いい!を連呼したが、アクセスの悪さもさすがクソ田舎w到着に3時間くらいかかったかな、3人で運転交代したから良かったもののひとりで行くのはきっとしんどいな。


『永遠のゼロ』百田尚樹

2011-02-09 | 読書
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泣いた。

久しぶりに小説に泣かされたよなあ、と読書カテゴリーを調べてみたら、案外頻繁に泣かされてた(笑)涙腺の弱いのはしっかりオッサンだw

けれどそれは「目頭が熱くなる」とか「涙ぐむ」とかいうレベルであって、今回はもうボロッボロにゲロッゲロに泣いたということだ、途中の部分を家族と一緒の居間で読んでいて、涙が我慢できず急いでトイレに駆け込んで嗚咽を漏らしたくらい。

「0ゼロ」とは零式戦闘機=ゼロ戦のこと。太平洋戦争においてゼロ戦乗りとして最期は特攻に散った祖父のことを調べる話なのだけど、今までにも戦争を扱った話は読んでたしまさかここまでやられちゃうとは思わなかった、紛れなく傑作だ。

裏表紙のあらすじ

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守る」そう言い続けた男は何故自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年の夏、健太郎は祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつもひとつの謎が浮かんでくる。



こういうのを読むと普段の自分の悩みがいかにもみすぼらしくちっぽけで滑稽であると思い知らされる。

途中でアルカイダの自爆テロと特攻についての違いが語られる、というか、新聞記者が同じでしょと言ってゼロ戦乗りの生き残りおじいさんを怒らせるシーンがある。明らかに違うことを散った仲間の名誉にかけて否定するのだけど、
実はぼく自身「あれ、根っこは同じだよね」と人と話した記憶があって、なんだか自分が怒られてるような気持ちになった。

あ、そうか。考えてみると太宰が作家として活躍したり自殺未遂で迷惑かけてた同じ時期にカミカゼアタックでたくさんの命が無駄にされたのだ。
太宰、生まれてすみませんじゃないだろ!甘ったれるのもいいかげんにしろ!と脈絡なく怒りが湧いてきた。

ちょっと厚めの本だけど、これは日本人なら絶対読むべきだと思う。“お薦め”ってレベルじゃない、“必須”だ。


『人間失格』太宰治

2011-02-06 | 読書
全然関係ないんだけど、家の中で「ポニイーテェールゥー♪」と歌ってたら娘に気色が悪いと言われた、むっとしたが冷静に考えればいいオッサンがAKB口づさむのは確かに気持ち悪いなw

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20年ぶりくらいに読んだ。
学生の時「これは年齢によって様々に感じるのかもなあ」と思ったけど、そのとおりだった。

自分の恥を告白してしまうと、学生時代の自意識過剰なぼくはこれを読んでかなり惹きこまれ「これって自分のこと?」みたいにうつ気味に思い込んでたのだ。続けて『斜陽』を読んだらもっとひどくて海の底に沈んだような精神状態を抱いたことを覚えている。

それがどうだ。
今読んでもそれなりに面白いのだけど、悲劇というより喜劇にしか見えない。なんなんだ?主人公が悩めば悩むほど道化のようだ。もっとはっきり言うと「あほか、こいつ」というのがありのままの感想w

だけど、やっぱりこんな小説は後にも先にもこれだけな気がする、そしてこの小説が現代まで名作として生き残っているのは、みんな心に太宰的な部分を抱えているからではないか?口には出さないけどみんな一皮剥けば太宰治なのだ、きっとそうだ。

どう感じるかは人それぞれだろうけど、短くて読みやすいからお勧めしたいね。
それにしても最新の文庫本は表紙がかっこいいね、夜神ライトみたい。


お酌はしない

2011-02-04 | 雑記
先週ようやく新年会が全て終わった。例年束になってやってくる年末年始の忘年会新年会がとても苦手だ。

ほんとに気のあった連中との仲間内の会ならいいのだけど、大抵そうじゃない。ぼくのように人に気を使わない人間でもやはり多少は使うので、気疲れしてしまう。“商売をやっていればそれも仕事のうち”というのもよく言われるが、まあ結局そんなわけでわりと休まず出席している方だとは思う。

ところが。
大きな会で「お酌して回る」ということをぼくはやらない。できないというかやらない、理屈じゃない。
もちろん隣や前にいる人にはお酌するし知った顔がいてお話をするついでにお酌ということは間々ある。けれどわざわざ挨拶だけのためにお酌しに行かない、でも見てると役員などを担う人はみんなやっている。偉いなあと思う。

つまりするのが社会的常識であって、ぼくは常識から外れた非常識人間、不適合者なのだろう。
「常識非常識以前の問題として、おまえはかなり損してるよ」と諌められたのはずいぶん前だったなあ。それで我慢してすべての席をお酌して回るようなこともした経験はある。

そこから導き出した答えは「した方がいいだろうが、まあ~、いいや」って感じかw
もしそういう反社会的態度が咎められるとしても、仕方ない。もうこれは生き方の問題だ。こういうふうにしか生きられない!だからお酌は基本しない!!年賀状も基本出さない!ゴルフもやらない!(例外は常に存在するが)

嫌いたかったら嫌ってくれ、文句があったら言ってくれ!怒りたかったら怒ってくれ!
いつでも謝る!www


超新星爆発

2011-02-01 | 科学
嘘みたいなすごい記事を見つけた。

「オリオン座その肩に位置する赤い巨星ベテルギウス。地球から640光年の彼方にあり、直径が太陽の1000倍という、とてつもなく大きな星だ。オーストラリアの研究者によると、そのベテルギウスが、2012年に星の最後をむかえ超新星爆発し、地球にとって2つ目の太陽となる可能性があるというのだ。この発言に海外のネットユーザーは騒然、さまざまな議論を巻き起こしているのである。

超新星爆発とは、星がその一生を終え、最後に大爆発を起こす天体現象である。実はベテルギウスは現在急速に収縮中であり、ここ15年で大きさが15%縮んだという報告がある。また2010年には、NASAがベテルギウスの表面が変形している写真を公開しているのだ。ベテルギウス爆発の前触れが各地で観測されており、いつ超新星爆発をしてもおかしくない状態なのである。もっとも、地球から見えるベテルギウスは640年前の姿なので、実際のベテルギウスはすでに爆発している可能性もあるという。

南クィーンズ大学の物理学者ブラッド・カーター博士によると、「もし超新星爆発が起きたら、少なくとも2週間は2つの太陽が見られることとなり、そしてその間、夜はなくなるだろう」と驚きの事実を語り、さらに、「このシナリオは、場合によってはもっと先のこととなるかもしれないが、2012年までに見られる可能性がある」というのだ。」



色々と驚くのだけど、まず640光年(光が640年かかる距離)のところに太陽の1000倍の星があるという事実!地球の100倍ある太陽の1000倍だよ、なんじゃそりゃ。ちなみに地球から太陽までの距離は8.3光分(光の速さで8分ほどかかるということ)だから相当遠くなんだけど、それでも大爆発すると太陽のように見えるってことか。

問題は地球上への影響だ。記事は続く。

「カーター博士が言うには、「たとえベテルギウスの超新星爆発が夜空を明るくしたとしても、地球上に降り注ぐエネルギーの99%は無害で、人体や地球をそのまま通過していく」とのことだ。

博士は明るくなる以外の危険性はないとしているのだが、「地球滅亡に関わる危険がある」と指摘する科学者もいる。現在のところ、有識者の間でも意見が分かれているようだ。」



ってことで、やけに楽観的な色合いのカーター博士だけど、素人目にもおかしいと思うよね。だってたとえ2週間限定でも太陽が二つになって「影響はない」って、ないはずないでしょwwwいや、人体に直接影響なくても気候は大きく影響するだろうし見えないところで様々な変化が起こることは想像に難くないでしょ。というのが素人考えでどうってことないのかな?

去年(ちょっとだけ)話題になった「2012滅亡説」はこれのことかな?なんつってノストラダムスを持ち出すまでもなく滅亡予言のたぐいは大抵はずれるんだけどね。