石匠風間ブログ!

読書、音楽、雑学

夏の長袖

2004-07-25 | 雑記
今年の格別の暑さがぼくを焦げパンのように黒くしてしまったことは何度か触れたが、外で働く現場労働者にとってはここに切実な問題が発生する。
職人さんは長袖で作業する人が圧倒的に多いと思う、それは一番動かす腕が傷を付けやすい箇所であることが主な理由。
ぼくも今の仕事始めたときに年配の職人さんにそう習ったしそれどころか「手甲」という手首付近につける更なる装身具を薦められた。

確かに腕はよく傷つく、しょっちゅうかさぶたができている、でも、それでも夏の暑さの前にはそんなこといってられない。なので、夏の支度は大体Tシャツ、たまにはノースリーブ、下手すりゃタンクトップで仕事している。

でも、黒光りするくらい黒々と焦げた自分の腕を見ていると、このままではまずいのじゃないかという気持ちになってきた!若さによる活発な新陳代謝がカバーしてくれているうちはいい、そのうち代謝率は落ちて行きシミだらけになってしまうのじゃないかという不安!!
かといって今から真夏長袖はつらいんじゃないかと思うだよね。そんなこと言ってると手遅れになるかな?

とりあえず来年は真夏長袖にチャレンジしよう。今年は勘弁。


新撰組!

2004-07-19 | 歴史
暑い日が続く。厳しい日差しのせいで黒人のように黒くなってしまった!しかも手と顔だけ。年取ったらぼろぼろお肌になるのかなあ?

久々にNHK大河ドラマにはまった。
昔は『黄金の日々』とか『徳川家康』とか『独眼流正宗』とか、一所懸命見てたものだ。今回の『新撰組』も期待はしてなかった、むしろ絶対つまらないだろうなとタかをくくっていた。
もともとぼくは新撰組が好きじゃなかった。新撰組関係の本をあえて読まずに来た。坂本龍馬フリークのぼくにとって佐幕派の急先鋒である新撰組はどうみても悪役だった。同じく白虎隊も嫌いだった。忠義の志士といはいえ時代を読めないマヌケたちだと決め付けていた。日本国の進化を阻害していたのだから国賊であると思ってた。

さらに、近藤勇に香取慎吾!このキャストは無いだろう!とドラマとして認めてなかった。まあ、今でも香取の近藤には違和感を感じるが、何度か見ているうちにそれも慣れてきたし、そんなことより君主に忠節を通そうとする生き方、彼らなりの武士道に徹する姿勢に強く惹かれた。

意見の合わないものを殺してしまうところなどはいささか問題のある集団だとも思う。自己顕示欲の異様な強さもどうかと思う。現実には忠節よりも自己顕示欲のほうが真実の動機なのかもしれない。三谷幸喜の脚本もところどころに笑いを入れようとしてるんだけど、イマイチ収まりの悪さを感じる。

そんな「新撰組」だが、それでも若者たちが世の中に対し真剣に考え行動する、その姿を見ていると心の底から震えてくる!フィクションと分かっていても。
昨日はクライマックスのひとつ『池田屋事件』、新撰組は浪士を殺しまくる。浪士は「おまんら間違うとるぞ!」と訴える。近藤勇は少しもひるむことなく「公儀に楯突けば何人たりとも斬る」と浪士を切り倒す。
待ち受けているのは破滅である、もしかしたら彼ら(新撰組)も薄々分かっていたのかもしれない。そんな風に考えるとなんだかとても切なくなる。

池田屋襲撃を知った坂本龍馬が「近藤!日本人同士で殺しあってる場合か?」と嘆くシーンはお約束ながらジインとしてしまった。
やっぱ、明治維新、最高!


参議院選挙

2004-07-11 | 政治経済
今日、参院選の投票そして開票結果がはっきりする。今現在どうやら「民主党の大躍進、自民敗北」というのが大方のテレビの意見だ。さらには「小泉総理の責任論浮上」などと煽っている。

前から思っていたのだけれど、確かに小泉総理には国政運営には下手なところがある、国家元首として頼りないところもある、でもだからといって彼に変われる総理が現在いるとは思えないのだ。
誰が総理でも現在の経済不況は変わらないと思う、もちろん今までの首相のように問題先送り的な経済政策を採れば別だが。年金問題はこれはもうどうしようもないだろうに。誰がすっきり改革できるというのだ?外交問題も頼りないなりに精一杯やってくれてるんじゃないかな?拉致被害者は少しずつ帰ってきているのだから。

小泉首相を否定するのは改革の痛みに耐えられないということか。問題先送りとわかっていても今がつらいのよりいいということか?
ここで小泉を否定してしまったら今までの改革の痛みが水の泡じゃないのかな?

っていうか、正直言ってぼくも政治の詳しいところはよく分からないよ、わからないけどね、でも小泉さんが改革を掲げて始めたことの結果がどうなるのか?それを見たいのだ!あるいはとんでもない悪政なのかもしれない、よりひどいことになるのかもしれない、それでも一度始めたことを中途半端に打ち切って元の木阿弥に戻していいのかな?

マスコミが言うとおりに心を動かしていて、それで本当にいい国になるのか?こんなにしょっちゅう国家元首が交代する国でいいのか?

ところで今回鈴木宗男の選挙活動を見ていてちょっと引っかかった。犯罪は犯罪として裁かれなくてはならないけど、もしかしてああいうタイプの政治家はどうしても必要なんじゃないかということを感じてしまった。それはもう良い悪いの範疇を超えたところでの話として。


2004七夕ライブ

2004-07-10 | 音楽
今日は、ここ例年恒例の七夕イベント内ライブを敢行してきた。いつもと違いドタキャンで出演バンドが我がKAZAMAキングス一組だけになってしまい、心細いながらゆっくりと時間をとって演奏した。

予定の4曲と飛び入りゲストを入れての1曲をプレイした。練習不足は否めないもののノリよくトリッキーなステージングになったのではないか。
いろいろ反省点もあった。時間があったのだからステージ上でのアンプなどの音のバランスをしっかりとるべきだった!それを怠ったためにステージ上での楽器の聞こえ方とオーディエンス側での聞こえ方にかなり違いがあったようだ。
たまたまライブ関係に詳しい人が聞いていてくれて、後でいろいろなアドバイスをもらった。というわけで、非常に勉強になったからよかったなと。


夏への扉

2004-07-05 | 雑記
すっかり間が開いてしまったが、書く事がなくなったわけじゃない、逆に書きたいことが山ほどあるのにPCの前にいる時間が取れない。というのは大げさかな、ただ、昼の時間の長さが労働時間の長さを生みそこから普段以上の疲労を生み、という具合に夏がぼくからPCタイムを奪っているといっても過言ではなかろう。

表題の『夏への扉』はロバート・A・ハインラインの小説で、叙情的なタイトルとは裏腹にスリリングな展開のSF物語。とても面白いのでSFが好きな人にはお勧めします。って、その「夏への扉」とあまり関係ないんだけど、事務所の前の芝生がジャングルみたいに伸びに伸びきって、ああ、真夏なんだなあ、と感じたわけなのです。

さっそくホームセンターで芝刈り機を買って刈り込むことにした。うちの場合狭くて所々に石像物が置いてあるので、小回りの利く小さいやつを買った。それでちょっとづつ芝生を刈り込んでいく。これがとても心地よい。以前せがれの頭をバリカンで刈ってやったことがあるが、そのときに感じた爽快感を思い出した。
もう暗くなるからここら辺でやめようとしながら、なかなかやめられない。ちょっとづつ周りと背を合わせて刈っていく、この過程がもう最高。

ぼくの使っているのは2枚の刃が閉まったり開いたりする芝刈り機というより電動はさみという感じのハンディなやつで持っていると段々手がしびれてくる。もうちょっとしっかりしたのを買うべきだったかなと思い始めながらもやめるきっかけがつかめない。

そんな風にやめられないでいたら、向かいのうちの旦那さんが「そんな小さい芝刈り機じゃ終わらないよ、これ使いなよ」と貸してくれたのは、いかにも芝刈り機の典型といった感じのカッターからハンドルまでが長くてウイ~ンってすごく合理的なノイズを放つ優等生的逸品。
使ったら居間までの10倍くらいの効率であっという間に刈り終わった。

感覚としては、それまで刀で一人づつやっつけていたのを大型爆弾で大量爆殺したあとみたい。とても合理的で楽なのだけどやりがいが無い。ハンディ君がもたらした爽快感はそこには無かった。

こんな日常の一こまに何か大きな教訓あるいは哲学が隠されていそうだなと思ったが、疲れていたのでさっさと帰って寝た。