時事雑感
今週はこの件であふれていた感。久々に心の痛むひどい事件だ。ネット上でも多く言及されていて様々な議論が頻出している。目立ったのは学校や親への批判、少年を守れなかったことに言葉を荒くする。
でもこの担任、被害者少年が登校しなくなった時点で30回も連絡するなど昨今ではむしろ熱心な教師ではないかと思う。いずれにしろマスコミの一部を切り取ったような限定された情報で断罪し批難を浴びせるのは早計に過ぎる。
先進国の中でも他殺率の非常に小さい国なだけに、こういう惨劇には強く抵抗を感じ心のモヤモヤ=ストレスが残るのだろう。結果ストレスをどこかにぶつける、どこかに吐き出すことで均衡を保とうとして誰かを批難するという図式か。
翻れば今まで他にも残酷で悲惨な事件が起こってきた。悲しいことだけど、一定割合でおかしな人は生まれてきて不合理な事件を起こす、人類として避けられない業なのかもしれない。
◇大塚家具お家騒動
上の件と合わせて頻繁に報道されてたこの件は悲惨な事件の穴埋めをするが如く一息つける話題だったのかも。所詮金持ちの内輪もめだしね。
父と娘の経営方針をめぐる諍いをメディアを使って大騒動にしたわけだが、国民はそれを面白がるばかりでしょう。
3月の総会で決着がつくそうだけど、大きな会社なのだから父部門(高級志向)と娘部門(割安部門)に分けて二本立てで経営すればいいだけじゃないのかね?社内で競い合って相乗効果も生まれそうだし。
仲良くしちゃったらニュースとしての価値はなくなるのだろうけど。