石匠風間ブログ!

読書、音楽、雑学

運動会大成功(極めて個人的意見)

2002-09-29 | 教育
本日、雨が心配される中、何とか開催することができました。昨日が雨でつぶれて結果的に日曜開催で見に来られる父兄も増えたようでした。始めたものの空模様はかなり怪しく、プログラムを父兄のものを後ろに持ってったり体育館を解放したりしながら恐る恐る進行しましたが、無事雨も降らずすべてのプログラムをやり終えました。

四六時中交代でお父さん方が門に立ってたおかげで例年いたとっぽい兄ちゃんも入ってこなかったし、車の進入も最小限に抑えられたし、とてもよい運動会になったと思ってます。

理事会で焦点となった「親子でランチ」も父兄の来ない児童の数はほとんどいなかったし父兄の来ない子供も先生やご近所さんの協力で食いっぱぐれることなくほぼ問題なくすみました。
何よりも、お昼の校庭の景色!家族やご近所さんで昼食をとっている風景に、ぼくは素直に感動してしまいました。
遠目に見てるのと違って、実は様々な問題もあったかもしれませんが、ぼくは個人的に(全員の意見を聞いたわけじゃないから絶対とは言わないけど)大成功の運動会だったと思います。

そして、お父さん達の門立ち!!順番を朝決めたけど、時間に来ない人もいるんじゃないか、門ががら空きになっちゃうんじゃないかと思ったら、とんでもない!みんなきっちりと文句も言わず立っててくれました。基本的に車両進入禁止なので、毎年の事ながら無理に入ってくる人もいてそこでちょっとしたいざこざもあったと思うのですが、みんな文句一つ言わずやり通してくれました。これには涙が出そうなくらい感動しました。

こんな素敵な人たちのいるこの地域は、今後ますます素敵な地域へと発展していくだろうと、そんなふうに思いました。

そして。今日ほどPTA会長やってよかったと思った日はありません。機会があれば、都合が付けば皆さんもどうぞやってみてください。


指揮者で違うのか

2002-09-26 | 音楽
村上春樹の小説にしばしばクラッシックの音楽が登場し、「だれそれの69年の演奏がよい」とかそういった表記がある。違いがどれくらいあるものか、一度聞き比べてみたいと思っていたところ、その機会にめぐり合った。

ずいぶん前から持っていた『G線上のアリア』のカラヤンが指揮してるやつを借りてみたのだ。前から持ってたバージョンは、特に有名な指揮者じゃないと思う。

両者の違いはまず、
1.音質、これはテープとCDだから当たり前かもしれないが、カラヤン版のほうが透明感みたいなのがあるし、柔らか味を感じる。でもたとえプレイヤーの腕の差があったとしてもそれは指揮者には関係ない話。もしかして関係あるのかな?

2.カラヤンのほうは、ためが多い、ここぞというときになかなか進まないというか、演歌でいうとコブシみたいな感じ。演奏時間もカラヤン版が5分超で名無し版が3分超。

3.これも音質に関わるかもしれないが、楽器の数自体が違うような気がする。カラヤン版のほうがヴァイオリン一個多いような。気のせいかも。

で、結論を言うと、カラヤン版のほうが曲として荘厳な感じ・あるいは単純に深みというか立派と言うか、そういう印象は持つ。けれど、個人的に名無し版のほうがパリッとして聴きやすく、キャッチーに感じた。

クラッシックは素人みたいなものだから、ぼくが聞いたのでは良さはわからないかもしれない。もっといろいろ聞き込めばまた違う感想が出るかもしれない。とにかく現状では指揮者でCDを選ぶことはなさそうだ。

ピアニストはもっとわかりやすいのだけれど。ロックギタリストはさらに明快だし。指揮者の場合どの程度曲へ影響を与えているのかがいまいちわからない。ただリズムというかテンポや強弱だけの問題とも思えないし。

誰か詳しい人、教えてください。


20歳のぼくと村上春樹

2002-09-21 | 読書
今、ゆっくりと時間をかけて村上春樹の『海辺のカフカ』を読んでいる。今のところ今作も期待は裏切られていない。
ぼくが村上春樹を読み始めたのは確か18歳くらいだったと思う。最初は『カンガルー日和』という短編集と『風の歌を聴け』というデビュー作から始まった。読み終えた感想は正直言ってそれほど芳しいものではなかった。確かに何ともいえない不思議な感覚を呼び起こさせるものだったしそれまで触れたことのない未知の世界にえもいわれぬ心地よさを感じたりもしたが、それまでの人生で感動を与えてくれた数々の小説に比べると、単に特殊なジャンルであるためになんとなく引っかかる小説であるだけのように思った。

それからまもなく、二十歳前後に『ノルゥエーの森』を読んだときの激しいほどの感慨は今も忘れられない。大学に通う長い通学電車の中で読んでいて横浜駅の雑踏を朦朧とした状態でまるで夢遊病者のように歩いた記憶がある。何かがぼくの中で劇的に変化したような、そんな若者らしい率直な感動を体験したと思う。今まで感動したどんな小説、マンガ、映画と比べてそれは何かが宿命的に違っていた。

あれから15年、ぼくは35歳になった今も同じ作家の小説世界に埋没することを至上の悦びと感じているわけだ。ぼくは今素直にそのことに驚いている。もちろん読むたびに劇的変化は無いけど、この世界に浸りたいという欲求は、まるで胎内回帰願望のように本能的あるいは原始的な欲求として15年維持されている。15年というのはちょっとした年月だと思う。

20歳の時には35歳のぼくが何をどんな風に感じるかなんてとても予想できなかった。もちろん逆の考え方はできる。つまり、20歳のぼくはどんな風にこの作家の作品を受け止めていたか?35歳のぼくには感じ取れない感覚を持っていたのか?

今より冷静さに欠けていて、今より自信過剰で同時に臆病で、世の中の仕組みなんて表層的にしか捉えておらず、納税の義務も抱えていなかったぼくが、1頁1頁をどう読んでどう感じていたかというと・・・。言葉の持つ意味合もろくに理解していずに、ただただストーリーを追いかけてたのかも。

村上作品は学術論文とは違い(当たり前だけど)、その表現や文脈に暗喩(著者が言うところのメタファー)を含ませている。だからこそ何度も読めるし,読むたびに印象が変わったりもする。それを読み取ろうとしていたか、読み取れなくてもそこへ到達しようと手を伸ばしていたのか?おそらくそんなに丁寧な読み方はしてなかったように思える。


実質PTA臨時理事会

2002-09-18 | 教育
が本日開催されました、正式には理事会でなく臨時の運動会昼食説明会で、PTAの主催ではなく学校による説明と意見交換の場として位置づけられましたが。(詳細は過去の日記参照)

で、ぼくはPTA会長としての挨拶はしたものの、それ以降は隅っこでおとなしくしてました。これは校長からも言われていたことで、学校の方針として行うことなので、まあはっきり言えば父兄から出た質問にいちいち反応してくれるなという意味合もあります。いちいち反応した結果が前回の理事会の混乱である以上ぼくもなんら反論できませんでした。

まずは学校長から今回の「運動会の昼食を校庭で親子で食べる」ことにするに至った経緯が説明され、ついでその主旨目的が明確に解説されました。さらにはその変更によって想定される諸問題への配慮なども今現在ベストだと思われる方針として言明されました。その一つ一つが理路整然としていて突っ込む要素はないと思われました。

その後質問タイムが始まりました。
いろいろな質問・意見が出ました、その質問・意見に対し、学校は基本的に
「確かにそれも一つの見識でしょう。学校としては、運動会運営の更なる向上を目指し皆様の貴重な意見を真摯に受け止めよりよい学校づくりに生かして生きたいと考えております。」
という、ある意味大人な、ある意味冷静で受身な対応を示しました。

ただ、ここが重要なところですが、質問・意見への答えを大体教頭先生がしましたが、なにしろしゃべりが抜群にうまい!
笑顔と柔らかい物言いを基本に、子供に諭すようにとても優しく返答されました。
ああ、これがプロだな!と実感しました。ぼくには真似のできない芸当です。
そういったわけで、今日のところはつつがなく混乱無く穏やかに終了を迎えました。とりあえず今のところ良い方向に進んでいると感じています。

あと、当HPの掲示板で「校長に謝罪の言葉が無かった」という書き込みがありました。それは確かに情の世界に生きるうえでないよりあったほうがスムーズだったかもしれません。でも、普段校長はぼくのような若輩者にもきっちりと頭を下げてくれる礼儀をわきまえた人で、今回については校長なりに考えがあってのことと思います。そしてなによりも今回に限らずいつも学校のことで頭を悩ませ体を酷使して最大限の情熱を持って校長職を担っている人であることをご理解ください。もし単に職業として当たり障り無く勤務するのであれば、今回のような変革には手を出さないでしょう。あの人の教育に対する情熱は職業の枠を超えていると思います。

熱く冷静な校長なのです。ぼくは尊敬しています。


軽井沢とサウジアラビア

2002-09-14 | 雑記
今日は家族サービスで軽井沢に行ってきました。
何年かぶりに訪れたら、ずいぶんとご立派になられて、びっくりしました。
何が立派かって、あの駅南のショッピングモール!でかいのなんのって、尋常じゃない!一番下の子は予想通りすぐに迷子になりました。奥さんは楽しそうだったけど、ぼくには苦痛以外の何物でもないわけで。

そういえば、ぜんぜん話違うけど、昨日W杯の利益が100億近くと書いたら(yahooニュースに掲載されてたが、TVでは74億と言っていた)サウジアラビア国王一族のバカンスは2ヶ月で340億円出費するんだって!アホか!内需拡大に使えばどれほど国民が潤うことか!でも、340億円ってサウジの30時間分の石油産出量でまかなえるんだって。

W杯誘致よりサウジアラビア国王誘致のほうが割がいいということか。
今年はスペイン、来年は日本に来い来い!!


怒涛のパパさん会!

2002-09-11 | 地域・暮らし
昨日に引き続き同じ話題です。
昨日のPTA理事会を受けて、パパさん会で緊急臨時会議が開かれました。
「もとはといえばパパさん会が提案した『お昼家族案』なのだから、学校の決定という形で後ろに回ってしまうのは卑怯だし、先生方に申し訳ない」という主旨の会議です。

そこで、
「クラスごとに担任の先生によって事前に一人になる子を把握しておき、その先生を中心に一人の子に対処する、パパさん会も協力を惜しまない」
「予想外の雨風の場合は体育館を使う」
「防犯上パパさん会の人間が腕章を付けて校門に立つ、定期的な見回りもやる」
「お昼の時間を使ってちょっとしたゲームを行いお祭り感覚を盛り上げる」
など、非常に前向きな意見が出されました。

そして、昨日の理事会のままでは不親切だから臨時説明会を開きPTA理事の皆さんに集まってもらおうという結論で一致しました。上記の対応策を聞いてもらいその上でもっと良い案があれば吸い上げるなど、要はパパさん会の熱意を理解してもらい、結果的にお母さん方に迷惑をかけるものの協力してもらいたい旨を伝えるための説明会です。

なにしろパパさん会は熱いです。みんな学生のような率直さ・勢いが溢れています。

あるいは今回の件は普段何もやらないお父さんの気まぐれ的わがままという捉え方もあるかもしれません。無論主旨は「地域のコミュニティを盛り上げたい」ことで一致していますが、お母さんの立場からは通用しないこともあるかも。
実際はお母さん=奥さんの協力が無ければ無力に等しいパパさんですからね。

やはり昨日の理事会の紛糾が、地域が一つになるという結果をもたらしたことにはつながらないでしょうか。よく見すぎかな?
明日校長に臨時理事会の開催を談判してきます。さて、どう展開していくのだろうか?

こうやって書きっぱなしもつまらないので、異論反論をお待ちしています。掲示板でもメールでもどちらでも。


怒涛のPTA理事会!

2002-09-10 | 雑記
本日は今年度第3回の理事会、いや~大荒れでした。
PTAの理事会というのは大概つつがなく静かに終わるものですが、内閣末期状態の国会のようでした。まあ、原因はPTA会長であるぼくにあるんですけど。

内容を簡略に説明するとこういうことです。
深谷西小学校では例年運動会時に、児童の昼食は教室に戻って食べています。これを今年の運動会で、昔のように校庭で家族で食べるスタイルに戻そうという学校の決定について、理事会の前に文書で各家庭に配信してしまいました。もともとこのことを提案したのがパパさん会なので、ぼくもPRをこめて説明時に「パパさん会」を連呼してしまい、あたかも「パパさん会が運動会の方針を勝手に変更した」ようなニュアンスで曲解されてしまったというのがおおよその混乱の原因でしょう。

さらに付け加えるに、例年子供たちが椅子のない教室で机に座ったり立ったまま食べているという不自然な状況、また、地域親睦の一環としての試みを学校として決めたということなども最初にしっかり説明しなくては駄目でした。

この議題が俎上に挙がると待ってましたといわんばかりに否定的意見の雨あられ!しどろもどろのPTA会長!まさに修羅場でした。最終的に校長が「今日この場で皆さんのより多くの意見をいただきたい、しかしながら学校としてはこの変更を固辞したいのでご協力をお願いしたい」の一言で、大まかには(納得行かない人も少なくなかったけど)その場をまとめました。

「親が来れない児童はどうするのか?」
「防犯上の問題は無いのか?」
「雨が降ったり、風が強いときにはどうするのか?」
など、質問・否定的意見にも聞くべき部分もあり、一概に白黒決められないといった人も多かったようです。

これに対し、いくつかは答えたもののすべての質問に明確な回答を与えられなかったのは会長としての不手際でした。

その後数人の人から電話がかかってきました。みんなねぎらいや応援・同情・賛同でした。涙が出るほどうれしかったです。

ただし、誤解を恐れずに言うなら、今日の理事会ほど活気に満ちた良い理事会はなかったと自負しております。あれだけたくさんの人が考え方は違うにしろ子供たちのことを真剣に考え、それを発言という形で具現化してくれた会議は、ある意味とても貴重な会議だったと思うのです。

さあ、実際行ってみてどんな結果が待っているのやら、期待と不安が入り混じってます。


喫煙

2002-09-08 | 雑記
こんな話を聞いた。
タバコの金額を一気に1000円にすると、63%の人が禁煙するらしいがそれでも1兆円の税収が上がるし肺がんがらみの医療費の大幅な削減につながるらしいということ。
喫煙者としてはとても痛い話だけど、国のためなら仕方ないかなあ。

実際に1000円ということは無いけど、倍額くらいは今後ありうるらしいです。日本は先進国の中でとても安いんだって。大体どの国も500円以上なんだと。

あ~あ、どんどんつまらない世の中になっていく・・・・