石匠風間ブログ!

読書、音楽、雑学

『ホリエモン×ひろゆき なんかへんだよね』

2010-05-29 | 読書
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元ライブドア社長のホリエモンと、元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏、「時代の寵児」2人が各社社会、政治、裁判、税金、メディア、お金、IT、教育、 AV・風俗・・・日本の"ヘン"を語り尽くす!



ツイッターをきっかけにこの二人の主張に耳を傾け、どうやら誤解してたと最近わかった。「時代の寵児」ってのは大げさじゃない、此の二人はまだまだこれから何かと目立つことになるんじゃないかと思う。

本の中身は対談形式でサラッとすぐ終わる、本嫌いの人にもお薦め。常識にとらわれず新しい時代を作っていくような人というのはこういうんだろうなと、感心した。実際頭いいし想像力豊かだし、その上怖いもの知らず、かなわんね。

と、感心はするもののこんなヤツら身近にいたらいやだね生意気でw気分を悪くさせるのも得意らしい。そりゃそうだ、謙虚でつつましく思いやりに満ちていたら新たな時代を構築なんてできないだろう。ゴーマンで我が強くて負けず嫌いでって、いつの時代もそういう人物が切り開いてきたのだろうね。

じゃ、どーぞ、切り開いてくださいな、と。
本としてはとても面白いです、一見の価値あり。


5月になると…

2010-05-26 | 教育
毎年5月になるといやってほどPTA漬けになる。そりゃあ高校中学小学校と3校も絡んでりゃ当然なんだけど、それにしても毎週何かしらPTAってのもうんざりする、いささか吐き気を催す。毎日昼にカレーを食べるイチローは大したものだ。

いや違うな。カレーは血肉となって明らかに自らを助けるからよいが、PTA活動は下手すると不毛な活動という捉え方があって、やってもやんなくても一緒みたいな結論にへこたれる。のれんに腕押しぬかに釘。

まあそんなこと言ったら大宇宙から俯瞰すれば大抵の事柄はあってもなくてもいいくらいの小事ではある。それと目に見える結論としては多少なりとも知り合いが増えるってのは小さくはない、活動の主目的でなく副産物だけどね。

こうして文字にして表明・発現することで不思議と倦怠感が紛れる気がする。ブログってのはこういう事のためにある、たぶん。


タバコのない人生

2010-05-23 | 雑記
というわけで、今日で2ヶ月タバコの無い生活を過ごしている。
この2ヶ月のあいだに幾度も飲み会があり、そのたびに臭い煙に囲まれて「いいから吸えよ」としつこくパワハラされて、それでも涼しい顔をキープして朗らかに丁重に角が立たぬようお断りする、なんて言いながら内心吸っちゃおうかなと思ったこともあった。

吸っちゃったからといってどうということはないのだけど、頑なに吸わなかったのは何故か。
まずもってタバコを捨てる決心をした時点で「ニコチンをとことん疑う」ことにした。ニコチンによる幻術は、本当は大して吸いたくもないのに吸いたいと勘違いさせる、そしてニコチンを吸収しないと作業効率が落ちるとかアイデアが浮かばないとか必須アイテムのように信じ込ませるという深遠な戦略。

ニコチンの言う事を聴いてニコチンのために生きるのか自分の為に生きるかの選択。
そういう大げさな状況設定を想像するとおいそれとは吸わなくなる。

正直言うと根性には自信ないので1ヶ月もすれば吸ってるだろうと悲観してたのだけど、身の回りから完全排除してみて気づいたことが「こんなクセーんだ!」ってこと!本気で知らなかった!これを今まで家族はじめ周りの人間に浴びせていたのかと悔恨の情を抱いた、これが大きな要因となっている。

と言いながら、この先絶対吸わないかは保証できないし、何が本来あるべき姿なのかわかりようもない。それでも難しいことだと思っていた禁煙をあっさりと断行できたことはそれなりの自信となっているのも確か。なので全てをポジティブに考える。

きっかけになったブログ
北風小憎夫の「ニコチン・アンインストール・マニュアル」


『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦

2010-05-19 | 読書
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本屋大賞を調べていて興味が出たので買ったみた。4章立ての1章目途中で早くも閉じようかと思うほど乱雑なイメージが続く。井上ひさしとか筒井康隆のよく書くドタバタ喜劇みたいな雰囲気。

失敗かぁ、と思いながら二章に入る頃には評価が一転。もしかしたら凄い本だ。言葉の使い方が尋常じゃない、後は最後まで大いに楽しんだ。ストーリーはどうって事ない、ただの恋愛ドタバタファンタジー。基本的には女性の読む本かなとも思ったけど四〇過ぎのおっさんでも十分楽しめたのは事実。

この森見登美彦という人知らなかったけど、言葉の使い方が半端無い、暫くはまるかも。さらにもう二冊買ってしまったし。


続ツイッター

2010-05-16 | 雑記
その後ツイッターはどうしたか・・・
実はメチャメチャはまってしまった!何なのだろう、つぶやいてナニが楽しいと言うのか?論理的説明を求められても困るのだけど、面白いのは間違いない。

なにせ、今月になってからまだネット将棋を指してない!!ぼくのインターネット生活というのはほとんど将棋に捧げられていたのに、それなのにネット将棋サイトを開く前にツイッターのホームを開き、何かしら興味をそそる話題が持ち上がっているとその奈落の底にのめり込んでしまう、という毎日。
そういえば2ちゃんねるも全然見てないなあ。

当然ながら文章を書くことを苦手としない人、本やマンガなどサブカルチャーへの造詣が深い人が集まってるのでなにかしら引っかかるつぶやきがあって、否が応なく飲み込まれてしまうってわけだ。

先日はポロッと『アストロ球団』についてつぶやいたらぼくなんかよりもずっと詳しい人が激しく反応してきてとても盛り上がってしまった。『アストロ球団』というのはぼくがこどもの時分少年ジャンプに連載してたやけくそ野球マンガ。

さて、ツイッターの仕組みなどはすでに多くの教えてくれるサイトが存在してる、例えばこれ↓
最近話題だからという理由でツイッター始めた人の為のツイッター講座

で、やってて思うのだけど、孫正義とかホリエモンとか勝間和代とかそういう押しの強い人のほうが向いてるんじゃないかと。ホリエモンなどはわりとまめにフォロワーからの質問に答えてるけど、下世話な話題に触れられると「ばーか!」とか返してくるからね。

そして小心者のぼくのつぶやきは「こんなこと言ったら傷つくかな」とか余計な心配フィルターを通すので小さくまとまったことしか言えないのだ。
そういう意味では現実社会と同じか。ま、でも現実に首相やホリエモンと会話する機会はおそらくないのだから、文明の発展によって世間が狭くなったことをありがたく思うのみ。


突然の駅頭・・・

2010-05-13 | 地域・暮らし
「今週1週間、朝の駅頭やりたいから手伝えないか」
と、小島さん、いや市長から頼まれた。え、選挙でもないのにまた駅に立つの?と訝しいものの、他所ではわりと頻繁に行われているそうだし、仕事前のひとときを挨拶で過ごすってのは案外と悪くない、ので月火のみ引き受けた。選挙中のように極寒でもないし。

「市長の市政報告」みたいな紙を配りながら1時間半の駅頭挨拶。少なく見積もっても500人以上の人に挨拶をするわけだ。もちろん返事が帰ってくるのは稀。それでもなぜだか気持がいいんだよね、一方的に。

電車に乗り遅れそうな人にとっては邪魔でうるさいだけであることもわかる、ぼくがそっちの立場だったら「うぜー」って思ううもん、ぜったい。

けれどそこを押し殺して「おはようございます」と返してくれる人もいる。そうしたほうが気持ちいいとわかっているのだろう、こういう人が人生を愉快痛快に生きられるのかも。


またまた映画出演

2010-05-10 | テレビ・映画・芸能
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もう出ないつもりでいたのに所詮はミーハー、近所で撮影があると誘われてほいほい出てしまうのは節操が無いと言われても返す言葉が無い。けど上記予告編見てもらうとわかるけど我が郷土深谷の景色&人々がふんだんに盛り込まれた映画なので、内容に関わらず応援したいのだ。

撮影は半年くらい前だったかな。寒いのに夏の設定で撮影してたからね、この映画の元となる『サイタマノラッパー』は夕張国際映画祭などで賞を取って脚光を浴びた。それで続編が作られることになったらしい。
旧田中藤座衛門商店=いわゆる七ツ梅で5/9(日)に試写会が行われた。

正直言うとヒップホップという音楽には魅力を感じない。というか音楽と認められないといおうか。それでもスクリーンの中で必死に唄う姿には心打たれるものがある。

上映は6月からみたい。詳しくは宣伝ブログ


『1Q84』book3読了!

2010-05-07 | 読書
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今月3巻の発売を受けて1巻から読み直した。やはり何度か読まないと掴めないタイプの作品だった。噛めば噛むほど味が出る!感動具合が違う!

1年くらい前に2巻まで読んだところで「これは3巻がありそうだな」とは感じた。『ねじまき鳥クロニクル』で同じ手法(すなわち2冊出してしばらくしてから3巻発行)をしていて、そのときは素直に驚き、そして何よりも理屈抜きで面白かった。当然『ねじまき鳥~』と比較されることとなるが、果たしてどうだったか?

販売実績としては説明するまでもなく本作は記録的なセールスをすでに達成している。もちろん販売部数が面白さと比例しているわけじゃないから、ある種の指標にはなるけれど別物だろう。

いろんな人がいろんな書評を公開している。1人称だったのを3人称にしてるとか、今までなかった「父親」の登場の意味とか、社会派に転じてノーベル賞を狙ってるとか、概して小難しい批評が多い。正直ぼくにはよくわからない。面白いかそうでないか、それが全てだ、そしてぼくにとっては面白かった。

今までの村上作品と違う感覚を持ったのは3巻、なんかそれまでの謎だらけのストーリーを3巻で一気に説明してるようなよく言えば親切な、悪く言えば過保護なイメージw。けれど結果的にその説明によって読み進みたい感が高まり、久しぶりに寝るのを惜しんでガツガツと貪るように読んでしまったわけだ。

そこには「読書」本来の喜びがあった、それを思い出させてくれた。

何かに夢中になること、それも周りが見えなくなるくらいに。
歳とともに少なくなってきてるかな。夢中になっても一瞬だったりね。
たとえそうでも、一瞬でも、その瞬間こそが生きいてる意味そのものだと思う。逆に言えば、そこにしか価値を感じられない。


車が突っ込んできた!

2010-05-04 | 雑記
昨日自宅裏で近所の人達とバーベキューをやっていた時の話。

肉焼いてビールとともに胃袋に流し込んで、良い気分になってたところで突然の轟音がとどろく!
ドッガラシャァ~~ン
みたいなちょっと文字で表現するのが土台無理かもしれんが、住宅街で鳴る音としてはあまりにも爆音で、近所中の人がみんな出てきた、場所は間違いなくうちの北側。

行ってみると普通のセダンがうちの塀に側面をぶつけて止まっている。次の瞬間ドキッとしたのは、その車の左下部分に血のような赤い液体が流れていたから。おいおい!まさか通行人を引きずってうちに衝突かよ!って、まじびびった。

よく見てみればそれはオイルが流れだしてただけだった。単発の自損事故でけが人なしだったので良かったけど、祭日で道で遊ぶ幼児の多いこの近辺、下手したら取り返しの付かないような大変な事になっていた。

ぶつけた当人(年齢不詳のオジサン)話してみるとどうも酔っ払ってる。その時点で警察に電話。
通報するとたとえ善意でも発見者として面倒だよと聞いてたのでちょっと躊躇したけど、うちの裏塀だしこれは仕方ない。ちなみに塀の方は鉄筋コンクリートなのでびくともしてなかった。

轟音はコンクリの下部の道側にはみ出てる部分を車体でガリガリと削ることで発生したようだ。
パトカーが時間差をつけて3台到着、警官6人、その輪のなかにぼくがいて質問に答えているという構図w知った顔を載せた車が何台か通り過ぎたが、へんに誤解された気がするw


10の220乗

2010-05-01 | 科学
くねくね科学探検日記~超博物学の時代

もう何度となくリンクさせてもらってる科学ブログ、内容は最新の研究によると日本人の腸内には海草を分解できる腸内細菌が棲んでおり、これは欧米人には見当たらないという結果が明らかになったこと。
その事自体は驚くような事実ではないけど、その研究が可能になったコンピュータの進化、これはすごいなと思った。

記事によるとかつてヒトゲノム計画において人ひとりのDNA配列解析に10年かかったものが、今や1日で8人分解析できちゃうというのだ。そんなわけで10の14乗個!存在している腸内細菌を調べられるようになったという。

10の14乗ってのでふと思い出した!確か将棋の指し手の可能性が10の220乗とか言ってたぞ羽生名人が!ってことはまだまだ余裕あるけれど、これはもしかしてぼくの生きてる間に完全解析に届いちゃうんじゃないの?

つまり将棋の答えが明らかになる、とはいっても人間がすんなりその結果を飲み込めるか理解が追いつくかは別問題だろうけどね。
科学文明の進化を嘆いても仕方ないんだけど、それにしたって興ざめなことだなあ。