石匠風間ブログ!

読書、音楽、雑学

ファッション

2012-01-29 | 雑記
居間に男性ファッション誌が置いてあった、セガレのだろう。
マヌケなところや臆病なところは父親そっくりだが、ダンス部などにいたからかオヤジと正反対にチャラチャラしたところがある。

なにげにパラパラっと見てみたら、男前なニイちゃんがアホみたいな服装・奇抜な髪型でポーズを決めている。
おいおい、これがおしゃれ?ってくらい奇抜すぎw思わず笑ってしまった。

中3の娘に見せて「これってどう?」と聞いてみたら、爆笑してる。
「ありえない、キモイw」とのこと。お、自分の感覚もまださほど浮世離れしてなかったかと安心した。

バブル期であった大学生のころメンズノンノとかそういう男性ファッションが一気に発展したように記憶しているが、その頃から密かに思ってたのは、「ファッションというのは元来女性のものじゃないか」と、極論を言えば「男性にファッションというのは女性が相撲をとるようにいささか無理があるのでは」ということ。女子の相撲があるのは知ってるけど女性的部分を捨ててのことでしょ、あれ。決めつけが過ぎるのかもしれないが。

だって事実奇抜な衣装でポーズを決める男の滑稽さといったらない。女性の場合はなぜか絵になる、不思議なかっこしててもそれなりに見れるからね、残念ながらそれが現実でしょ。
この奇抜なかっこしたイケメン諸君が束になってもジーパンTシャツだけの向井理にかなわないだろう。

と、ダサいオッサンが幾万の言葉を重ねても世の風潮が変わるわけもないのだけれど。我ながら説得力がない(笑)

そしてこんな事書いてるとどんどん親子間の認識に溝ができてきそう、それも仕方あるまい、所詮ダンス部と柔道部が仲良くなど出来るかぁ!


情報過多

2012-01-26 | 雑記
最近ネットで「ステマ」という言葉をよく見るようになった。
なにかと思ったら「ステルス・マーケティング」の略、要するに「宣伝とわからないようにこっそり宣伝すること」らしい。

例えばツイッターや掲示板などで「あの商品、すごくいいよね~」と口コミ風に喧伝することなのだろうが、今更なんで注目されるのか不思議だ。だってずいぶん前からその手のことはやってたじゃん。
こないだ某グルメサイトの口コミがヤラセだった件が公になって、それで脚光浴びたのかな。

個人のブログでやるのは「アフィリエイト」とか言って堂々と商売として打ち出してる。まあツイッターやらフェイスブック、ミクシィ等々、ソーシャルネットワークと言われるものにも初めからそこそこ介入しているだろうし、
「嘘を嘘と見抜けないようではネットは向かない」みたいな言葉があるけど、宣伝する側もどんどん巧妙になっているのだろうし、所詮インターネットに真実など求めてはいけないのだろう、と思っている。

だから「たとえ嘘だとしてもいいや」という開き直った姿勢が取れるならばネットはとても楽しいし何も害悪じゃない。
というか、そもそもね、リアル世界においても騙されちゃう人は少なくないわけで、ネットだから怖いとかそういう先入観からしてすでに術中にはまってる気もする。
古来より連綿と続く「騙し」のテクニックって、ものによってはある意味芸術的だったりする、なんて感心してる場合じゃないがw

あ、そういうことじゃなくて、どんどん新しい言葉が生まれるので覚え切れないし、そんなことに頭を使うせいで日常の物忘れが酷いんじゃないかなと、そういうことを書こうと思ってたのに全く違う方向に進む謎。
まあいいや。


『逆説の日本史12』井沢元彦

2012-01-23 | 読書
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この面白さ!尋常じゃない。。。

って毎回そうやって紹介してるからうんざりされるかもしれないけど、でもね12巻まで来て文章パターンもすっかり刷り込まれていて、それであっても飽きないというのはなんなのか?著者の腕か?家康の魅力か?

以前から信長・秀吉・家康は3人ワンセットで捉えるべきだと書いてあった、なので10巻(信長編)11巻(秀吉編)も読み返すことになった。大河ドラマや小説・漫画でよく採り上げられる3人だから結構知ってるつもりでいたけど、まあ市井の物語は言うなれば彼らの華やかな部分ばかりクローズアップしているわけで、華やかではないが国家的政策の味噌となる部分を大いに教えられた。

特に宗教。
21世紀を迎えても世界中で宗教とからんだ紛争は後を絶たない。無宗教的国民である我々日本人にはピンと来ないところもあるが、実際宗教というのは文明と切り離せない重要なファクターなのだ。宗教なくして文明無し、ということ。

そして日本人が斯様に宗教に対し無関心になったのは彼ら=信長・秀吉・家康の影響が大きいという。

信長以前の宗教=仏教がいわゆる「僧兵」という武装をした一大勢力であったことはよく知られている。それだけでなく「座」などを通じ莫大な財力を有していた。つまり武力と財力を持ちその上でホトケ=神様という神聖カリスマを持っていればどれほど大きな力であったか、ということだ。

「加賀の国一向一揆」では一向宗が加賀一国を制圧してしまったほど。信長は様々な宗教勢力と断固として敵対したわけだが、そこで「延暦寺焼き討ち」という教科書でお馴染みの事件、これを単に「信長は残酷だ」と片付けてしまっては本筋を見誤る。

「僧兵」が自衛のための武力と考えたら大違い延暦寺自体も他の宗派を焼き討ちしている。つまり現代の穏やかなお寺さんから判断できない様相なのだとか。信長以前は日本もタリバンだらけだったということかな。

どんどん長くなっちゃうので要点をまとめると信長・秀吉・家康の3人がどのように宗教を鎮静したかをまとめると

◆楽市楽座等によって財力を削る=信長
◆刀狩り等によって武力を削る=秀吉
◆分断政策(本願寺を西と東にして内部抗争に目を向けさせる等)=家康

ものすごく端折った見解だから誤解を生むかも。でもまあ大体こんな感じで骨抜きにしていった。そして極めつけは徳川政権による「檀家制度」の導入。

今の世にも残る檀家制度だが、要は「民は全てどこぞの寺に属すこと」を強制したのだ。これによって各寺は信者の拡大をしなくても常に信徒を持つ、つまり布教活動に汗を流さなくてよくなる。ハングリーじゃなくても良いのだ、これで完全に牙を抜かれた形となった。

こうして宗教の面では奇跡的に平和を保てる国となったというわけだ。

しかし1記事として長すぎるか、これw
全然書き足りないのに・・・


おみくじ

2012-01-20 | 雑記
かれこれ20数年前、高校3年の冬でした。
ぼくは数人の友人と初詣へ出向き、例年のごとくおみくじを引いたのでした。

そして生まれて初めて「凶」が出た!
受験を間近に控えた身の上で、しかも人生経験も乏しいピュアな少年にとって痛々しい経験でした。

「逆に幸福なんだよ」とか「同じ人間の作った紙切れだ」とか、友人が慰めてくれることにかえって痛みを深める始末。
とはいえ、科学至上主義者のぼくとしてはそんなものに一喜一憂してられない。さほど気にしてなかったのだが、なんと受験は見事5校全て不合格!打ちひしがれました。

以来おみくじを引くことは無くなったのでした。
そんな昔話を思い出したのはこのブログ↓

おみくじ事件:ウケる日記

毎度おなじみ水野敬也先生の日常ネタだが、大爆笑してしまった。
「絶体絶命のときは死ぬ」って、、、救いゼロですかwww

というかここまで辛辣に明け透けに書いてくれるのって今や珍しいでしょう、メディア関係ならすぐ叩かれる世の中だし。著名人の発言ならボコボコに批判されるレベル。
「おみくじ」くらいローカルものだから看過されてるだけなのだろうけど、以前はこれくらいの発言で世の中騒ぎはしなかった。むしろこれぐらいスッパリと言ってくれたほうが清々しいではないか。

これと正反対なのがテレビの星座占い。運勢のいい順に発表して最後「今週の最悪」を言う前にかならず「ごめんなさい」と付け加える。これがたまらなく不快。謝るくらいなら最初から言うなってもんだ。

で、怖いもの見たさになんだかおみくじ引いてみたくなった。なんつって、結局引かないんだけどw


高校のPTAで

2012-01-17 | 教育
また会長やることになってしまった・・・_| ̄|○

最初に言われたときはきっぱり「いやです!」と断ったのにもかかわらず、、、
現会長から「他にいないんだよう~」と泣きが入って、断りようがなくなった。

ついに小・中・高コンプリートかぁ・・・

周りの人からまた「どんだけ好きなんだよ」ってばかにされるのが見えてるなあ、もう否定する元気もない。
小学校や中学校は地元に根付いているのでまだやり甲斐はあったが、本庄一高という他市の学校他の役員も他市の人。
お人好しにもほどがある、実際バカなんだろうなあ。

大体高校ってPTA必要なのか?まずその存在から疑っているぼくがやっていいのか?

なんてことはもうすでに考えてません、本一至上最低の使えないPTA会長を目指そうと決めました。
なんとでも言え!
笑わば笑え!


『柔道部物語』小林まこと

2012-01-14 | 読書
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もう20年くらい前のマンガなんだけど、ふと思い出して全巻大人買い。

ちっとも色褪せてないじゃないか!
『1・2の三四郎』を描いた小林まこと、格闘モノの描写はさすがに迫力がある。そして柔道部出身者なら強く共感できる部活動としての柔道の悲喜劇(笑)

なぜかサッカー部やバスケ部にイケメンが集まり、イケてない面々が柔道部に吹きだまる。昼なお暗くジメッとした道場にジメッとした部員がジメッとした練習に勤しむ。あの感じがすごくリアルに表現されている。

試合直前に緊張からあくびを連発するとか、集中するとひょっとこ口になる奴とか、力を入れると笑い顔になってしまう奴とか、実際に柔道部を体験してなければ絶対描けないリアリティ。
そして大迫力の技の決まるシーン!

この漫画今や知ってる人は少ないだろう、もうちょっと注目されてもいいレベルを持っていると思うんだが、注目されないことこそが「柔道部」らしさでもあるんだなあ。


事務局旅行2012

2012-01-11 | 雑記
古参読者ならご存知だろうがこの「事務局旅行」ってのを毎年やっている。
事務局とは正確に言うと「社団法人日本青年会議所 関東地区 埼玉ブロック協議会1998」の事務局のことで、要するにJCの10数年前の仲間うち旅行。関係者以外には内輪受けブログ晒して申し訳ありません。

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国内外問わず様々な処へ行く。去年はそれぞれ家族連れでサイパンテニアンに行った、今年は伊豆・土肥温泉。
ぼくは地名すら知らなかったが、江戸時代に金山で栄えた街だそうな。

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お日柄もよく、ド迫力の富士山が迎えてくれた。何度見ても富士山はいいね。普通山って連なってるじゃん?なんで富士山だけ孤高に気高くそびえてるのか?

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「たたみの宿湯の花亭」に宿泊。廊下もエレベータの中も大浴場も!畳が敷いてある徹底ぶり。

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ひとっ風呂浴びて夕食宴会。魚介類は極上!質も量も申し分なし。「野菜は深谷のほうが美味いな」という負け惜しみも聞こえた。


さて、今回は「夜釣り」がメインイベント。深夜3時に釣り船に乗り込む。
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一月の朝3時の寒さは骨身にこたえる。まして船酔いが激しく釣りがキライなぼくにとっては「修験者の荒行」の如きだった。

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でも嫌々ながらやっててもぼくのような素人でも簡単に釣れるので、釣れると楽しいんだよね(船上なので写真ぶれまくり)。
気がつけば時間を忘れて釣りに没頭。太刀魚・アジなど、9人で40匹くらいか。

そういうわけで、結果楽しかったからいいんだけどね。問題は別のところにあった。夜10時頃宴会終わって寝床についたら同室の3人の凄まじいばかりのいびき!ほとんど眠らずに釣へ出かけたこと_| ̄|○ 次回は絶対耳栓持ってってやる!

まあ、何はともあれ、気心の知れた仲間との旅行は何物にも代えがたい歓びである。
みんなアホで面白いし(「おまえが一番アホ」と言われるだろうがw)。


大河ドラマ諸々

2012-01-08 | テレビ・映画・芸能
『平清盛』が始まった。珍しく第1回から見たので、今年は熱心に見るかもしれない。清盛というと敵役悪役が多かったなかで眼の付け所がよいじゃないか。主演が松山ケンイチというのもいいしね。

ただ、第1回を見た限りあの妙にヒューマニズムを盛り込むところが個人的には嫌なんだけど、なぜってあの時代の武士に「命の尊さ」みたいなことを語らせるのってものすごく違和感があるから。視聴率至上主義のお茶の間ドラマだから仕方ないのか。

ところで昨年末のスペシャル大河『坂の上の雲』、3年がかりで完結したが・・・いや~いいねぇあれは。NHKじゃなきゃ創れないな。調べたらこのブログで原作である司馬遼太郎『坂の上の雲』を書いたのがもう7年前だった、とても感動したらしく同じ本で6回も続けて書いているw

今回映像化されて期待と不安が相まっていたが、あの旅順攻防戦の203高地の場面は圧巻だった。
名も知らぬ兵隊たちが虫けらのように死んでいく様。地形が変わってしまうほどの激しい砲撃。文章とは違うダイナミズムを見せてくれた。核爆弾もない時代に白兵戦で数万人の死者を出すに及ぶ戦闘というのは、想像を絶するものだ。
英霊の尊い犠牲の上に我々の今の繁栄がある、そこは忘れてはならない。

連合艦隊司令官・東郷平八郎を渡哲也が演じたが、これがもう、かっこよすぎてもう、、、
もっくんも阿部ちゃんもかっこいいんだけど、渡哲也のあの醸しだすオーラはなんなんだ?しびれたわ~

あと柄本明の演じた乃木稀輔のとことん不器用なところ、本で読んでるときはイライラしたけど、今回不思議と共感が生まれてね。これも役者の力なのかな?嫌いなキャラが好きなキャラに一変するとは。

まあ元々好きだったんだけど、歳をとるごとに歴史がさらに面白くてたまらないんだけど、どういうわけだろう。


続報!ペテルギウス

2012-01-06 | 科学
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NHKでサイエンスZERO「爆発が迫る!?赤色超巨星・ベテルギウス」ってのを先日放送してた。
残念ながら見逃しちゃったけど同じ話題を1年くらい前にこのブログで書いてて「超新星爆発」マヤの予言などで2012滅亡説などと相まって騒がれてるようなので、もう一度調べてみた。

まず上記記事で書いた内容、かなり眉唾ものであることがわかった。
なによりもその爆発時期だけど、今年というのは何の根拠もない!「明日か100万年後」というアホらしいほど広い範囲なのだ。それなのに国営放送であるNHKの番組で「爆発迫る!?」って謳ってていいのか?

それと、「太陽が2つになる」と書いたが、これも「半月程度の明るさが2週間ほど」なんだと。全然違うじゃんw
ついでに滅亡の根拠とされる「ガンマ線バースト」、NASAによると発射方向が明らかにずれてるので「地球への影響は皆無」ということ。

完全に踊らされた・・・_| ̄|○
この手の似非科学に躍らされるのは今に始まったことではないが、それにしてもいい加減学習しろよ、オレ・・・


とはいえ、完全なガセではないのも確か。「明日かもしれない」というのは事実だし。
そもそも超新星爆発という現象について現代科学で完全に解明されちゃいない、想定を裏切られることだってあるわけで、未知の影響が地球を襲うことはありえなくない。科学者が「想定外でした」とか言うんだろう。

でもね。NASAの想定が外れてガンマ線バーストが地球を直射したとしたら一瞬で生物消えちゃうらしいから「なんだよ~、科学者間違ってんじゃん!」と言う暇もないわけで、要するに心配するのも無駄だということ。

なんか・・・全てが阿呆らしくなってきた。


迎春2012

2012-01-03 | 雑記
あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。

寝て食べてるうちに3ヶ日は過ぎ去った感がある、むなしいことよのう。。。

ここ数年、横浜で新年を迎えてまずは初詣。立派な混むところは嫌いなので、歩いていける近所のしょぼい神社
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こんな具合に、いっちょ前に並ぶのだから神社ってのはたいしたものだ。

夜はみなとみらいの夜景で適当に誤魔化して
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例年こればっかw まあ、充分でしょ。

さすがに18になるせがれはついて来なくなった。もうすぐ娘たちも独自のスケジュールを過ごすようになるのだろう。
時が流れ、時代が変わり世相が変わり、こどもは大人になり、自分は老いていく・・・これも自然の理(ことわり)。

そんなふうな諦観を持って新年を迎えたのでした。

まあ、今年ものんびり行きましょう!