卒業式シーズンですね、うちも長女が高校卒業でした。
というわけで、6年前中学のPTA会長祝辞を引っ張りだしてみました。
ご卒業おめでとうございます。
これからみなさんは新たな世界へと踏み出します、大人へと一歩近づくわけです。
新しい環境で新しく人と出会い今までにない経験をすることになります。そこでみなさんに伝えておきたいことがあります。難しいことでも目新しくもありません。
それは「人間は卑怯な行いをしていたら幸せになれない」ということ。卑怯な人間は他人に信頼されません、信頼されない人間に幸せは訪れないという単純なことです。皆さんの中ではそんなことは小学校で教わったという人もいるかもしれません。何でそんな当たり前なことを言うかというと大人に近づくにつれ忘れてしまうからです。
確かに世の中は理不尽です。ずるいこと汚いことをして金持ちになる人もいます、けれど金持ちになっても幸せにはなれません、断言できます。そして大抵悪い人間はそしりを受け糾弾され落ちぶれていきます。今までの歴史が証明しています。
もしかしたら「正しいことをしているのに認められない」なんて場面に出くわすかもしれません。でも世の中は必ず見ています。心ある人が必ず公正な判断をしているし信頼できる人間にのみ救いの手を差し伸べます。信頼される人間はおのずと助けられるようになっています、だからお金を溜め込むよりも信頼を得ることのほうが価値が高いのです。故に卑怯を憎み行わないことこそ幸せに通ずる道となるのです。
ただし問題が二つあります、どこからが卑怯でどこからが卑怯じゃないか?これは簡単に線引きできません、正しいか卑怯かという判断は個人の価値観によってまったく違う結論が出たりするからです。その「どこからが正しいか」の判断基準つまりものさしを形作り確固たるものにする必要があります、それはいろいろな人と出会い付き合っていく中で、人間関係の中で育んでいくしかありません。
それから、人間は基本的に弱いものです。たとえ清く正しく生きたいと思ってもわが身かわいさからずるい行動に出たり欲望を満たすために卑怯なことを言ったりしてしまうものです。完璧な人はいないので誰でもそういう経験を持っています。大事なことは自分の弱さを見極め受け止めることだと思います。卑怯なことをして他人を傷つけてしまったら謝るのは当然のこと、さらに今後間違った方向に行かぬよう反省するしかありません。
西郷隆盛が遺した言葉があります。
「人を相手にせず天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」
現代風に言えば「人を責めるな、尽くしたりない私が悪い」ってことです。ずいぶん自虐的に聞こえるかもしれませんがそんな風に思えれば逆に気分が楽になれる面もあります。他人を憎むのは実は結構しんどいのでこんな言葉を心の片隅にでも置いておけばいくらかでも楽しい人生になると思います。
大変雑駁な話になりましたが、以上を卒業生みなさんへの餞として申し上げ挨拶に代えさていただきます。
う~ん、悪くないんじゃないか?ちと長いがw
というわけで、6年前中学のPTA会長祝辞を引っ張りだしてみました。
ご卒業おめでとうございます。
これからみなさんは新たな世界へと踏み出します、大人へと一歩近づくわけです。
新しい環境で新しく人と出会い今までにない経験をすることになります。そこでみなさんに伝えておきたいことがあります。難しいことでも目新しくもありません。
それは「人間は卑怯な行いをしていたら幸せになれない」ということ。卑怯な人間は他人に信頼されません、信頼されない人間に幸せは訪れないという単純なことです。皆さんの中ではそんなことは小学校で教わったという人もいるかもしれません。何でそんな当たり前なことを言うかというと大人に近づくにつれ忘れてしまうからです。
確かに世の中は理不尽です。ずるいこと汚いことをして金持ちになる人もいます、けれど金持ちになっても幸せにはなれません、断言できます。そして大抵悪い人間はそしりを受け糾弾され落ちぶれていきます。今までの歴史が証明しています。
もしかしたら「正しいことをしているのに認められない」なんて場面に出くわすかもしれません。でも世の中は必ず見ています。心ある人が必ず公正な判断をしているし信頼できる人間にのみ救いの手を差し伸べます。信頼される人間はおのずと助けられるようになっています、だからお金を溜め込むよりも信頼を得ることのほうが価値が高いのです。故に卑怯を憎み行わないことこそ幸せに通ずる道となるのです。
ただし問題が二つあります、どこからが卑怯でどこからが卑怯じゃないか?これは簡単に線引きできません、正しいか卑怯かという判断は個人の価値観によってまったく違う結論が出たりするからです。その「どこからが正しいか」の判断基準つまりものさしを形作り確固たるものにする必要があります、それはいろいろな人と出会い付き合っていく中で、人間関係の中で育んでいくしかありません。
それから、人間は基本的に弱いものです。たとえ清く正しく生きたいと思ってもわが身かわいさからずるい行動に出たり欲望を満たすために卑怯なことを言ったりしてしまうものです。完璧な人はいないので誰でもそういう経験を持っています。大事なことは自分の弱さを見極め受け止めることだと思います。卑怯なことをして他人を傷つけてしまったら謝るのは当然のこと、さらに今後間違った方向に行かぬよう反省するしかありません。
西郷隆盛が遺した言葉があります。
「人を相手にせず天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」
現代風に言えば「人を責めるな、尽くしたりない私が悪い」ってことです。ずいぶん自虐的に聞こえるかもしれませんがそんな風に思えれば逆に気分が楽になれる面もあります。他人を憎むのは実は結構しんどいのでこんな言葉を心の片隅にでも置いておけばいくらかでも楽しい人生になると思います。
大変雑駁な話になりましたが、以上を卒業生みなさんへの餞として申し上げ挨拶に代えさていただきます。
う~ん、悪くないんじゃないか?ちと長いがw