石匠風間ブログ!

読書、音楽、雑学

ネットで拾った画像集

2013-11-29 | 雑記
興味深い画像を見つけるとついコピペしてしまいます。だいぶたまったので公開。(クリックすると拡大)

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シュールなやつから。ウルトラマンAが脱衣所のS字フックで吊るされている姿態。ちょうど頭の都合いい所に穴が開いていてってことでしょうが、このゾンザイな感じがウケてしまいました。

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こんな可愛いオムライス、食べられるのか?

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シュールなテーブルw誰がこんなの使うんだ?って話ですよ。この手のブツは大抵欧米人じゃないか?と人種偏見で物を言います。

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意味不明ですが、なんというかこのシュール加減がたまりません。4匹の中心から何か生まれんとしているような。

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昔の少年マガジン読者なら説明はいらんでしょう、MMRですね。こんな年賀状出してみたい。無事届くのか!?


ツイッター再び面白く

2013-11-26 | 雑記
今やネットといえばSNS(ソーシャルネットワークシステム)と思われてるくらいツイッターやフェイスブックの認知は高まりましたね。

ぼくは4年前くらいにツイッターを始めたのが最初の接触。始めた頃こそ面白くてやや中毒気味にツイートしてどんどんフォローして・・・けど、1年経たずに面倒になってきて、やがて見なくなりました。

「1000人フォロ-してみな?違う世界が見えるから」という言葉を真に受けて最高で1500人くらいフォロー・フォロワー増やして、結果は目が疲れるだけでしたw(今はどんどん減らして300人くらいかな)

このブログの更新やウォーキング記録は自動でツイートされているのですが、ほとんどそれだけになってしまって。MIXIやFacebookも同様で、いやもっと見てないかw

それが今年になってからちょこちょこ覗くようになりました(ツイートは相変わらず少ないけど)。

その大きな理由は以前度々記事に書いたような「新たな時代のオピニオンリーダー」らしき人たちが見つけられることが面白くなったから。(あ、でも普通の主婦でも時々鋭いことつぶやくので油断ならないけれど)

彼らはテレビには出ずツイートやブログで主張する、そこではスポンサーに配慮する必要がないし、マスコミが金科玉条にしている変な発言自粛を気にしなくても良いわけです。「おお!」と唸ってしまうような鋭い指摘を度々見受けて、これは看過できないぞと。

ただ、それはそれで本当の品性とか常識とかが問われるので、逆に厳しかったりもするのです、あまりに的はずれなつぶやきは炎上の憂き目に合う、あるいは相手にされなくなるか。

主張の違う人同士が激しく議論している様などは読み応えがあります。脱原発の人と推進派の人を両方フォローしていると真逆な意見が並んだりして中々スリリング。まあ、主張の強い人同士の議論って結局は結論が出ないわけで、不毛な行いなのかなとも感じます。

が、それでも面白いのはやはり形はどうあれ「話す・語る」ことの楽しさは普遍的に人間の歓びなのでしょう。

ちなみに身の回りの知人が多いFBは世間体を気にするからか相変わらず面白くなくwそれでもメール代わりに使ってます。MIXIは完全に見てない、ってかパスワード忘れちゃってログインできず状態。


『64ロクヨン』横山秀夫

2013-11-23 | 読書

内容(「BOOK」データベースより)
警察職員二十六万人、それぞれに持ち場がある。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。D県警は最大の危機に瀕する。警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。



650pのぶ厚い社会派ミステリー、ミステリーと括ってしまうには広く深すぎる世界観。これは確かに傑作だ。物語世界ではとある地域のほんの数日の出来事なのに、ちょっとした大河ドラマ的な重み厚み!

読みにくいことはないのだけど、最初は周りくどい独特の言い回しが鼻についてイラっとした、でもこれがだんだん癖になる、わるくない。

刑事部の刑事ではなく広報官の生き様を余すところ無く描く。相手は地元マスコミと同署の刑事部。もう至る所佳境の連続で、「ザ・仕事」あるいは「ザ・人生」ってな硬派な路線。こんな職場、ナイーブな40代には耐えられないでしょうw

ちょうどテレビで『踊る大捜査線』見てたらどことなく似てるところがあって、どっちがパクったのか気になったが、本筋的に織田裕二のような明るい刑事が出ては来ないので作品イメージは全く違うし、まあいいか。

似てるとこってのは、ストーリー上のことだけど警察組織という巨大なゆえに融通の聞かないお役所的有り様とか、組織内の権力闘争とかキャリアとの確執とか、そういう所。

でD県警内の闘争をメインに進めてるからそのまま行くのかと思いきや、後半はぶったまげた。というか後半になって、あ、この本ミステリーだったんだと再認識したからね、悪く言えば前半ちょっと冗長に過ぎたかもしれない。

「傑作」ではあるものの人に薦めるかというと微妙だなあ。なにせ長すぎるよ。


プリンタのインクのこと

2013-11-20 | 雑記
プリンタのインクって地味に高いじゃないっすか、暴利とまでは言わないもののなーんかこんなものにこの値段?的な。

うちの事務所で使ってるのはブラザーの複合機です。複合機の中では安値であったこととFAX機能もついてたので選びました。ちょっと前だったらマイナーなメーカーだと純正インクが売ってなかったりして難儀だったが、今やネットでサクサク買えちゃう。

で、amazonでこれの純正品4色パックで¥3,181-。結構安いほうかw
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なのだけど、いま「互換インク」ってあるじゃないですか。それが4色パックで¥286- !
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そりゃ、バッタもんが多少は安いものだけれど、10分の1以下って、ありうるの?バカじゃないの?

と言いながらも早速使ってるのだけれどw
もう半年くらい使ってるかな、3巡目くらいになって変化が現れました。

図面をプリントすると微妙に色合いがヘン。
「あれ?インク切れかな」と確認するとそんなことはなくて。

調べてみたらどうやら安物は内部で凝固するものがあるらしい・・・
クリーニングを繰り返すも本調子には遠くどことなく色合いがヘン。

そんなわけでモノクロはいいのだけどカラーが我が社の弱点になってしまった。
もちろん純正を買い直して付け替えようと思いますが、まったく「安物買いの銭失い」という言葉ほど自分にふさわしいのはないなあ、とつくづく思う秋の夜長。


続・屠殺を考える

2013-11-17 | 雑記
「を考える」2013.10.07よしろコラム
この記事は、あるとき若い女性が思い立って山で狩りをしたウサギを解体し食するというショッキングな出来事への感想を書いた(詳細は本文参照)。
この記事を書いた当初は珍しいことへの好奇心、平たく言えば「野次馬根性」が発端であった。それでも彼女の主張を受けて、これは単なるグロ話とは違う、この人の主張は一面の真実がある、と、強く心を揺り動かされ賛同の意を表した。

すぐに千春さんをツイッターでフォロー。ワークショップ絡みのツイートが流れてきて興味深かったが、やがて烏骨鶏のひなを飼い始め日々世話を焼いているツイート。しっかり愛情を注いだうえでし食すという・・・
思わずツイッターで訪ねてしまった。

<script async src="//platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
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さすがに愕然とし、激しく混乱した、一定期間愛情を向けた対象をシメて食べる・・・?そんなことが若い女性に可能なのか?ぼく自身は道路に落ちている鳥の死骸をまともに見れないヘタレなので、ちょっと無理かなあ。

けれど。千春さんが遊び半分で取り組んでないのは彼女のブログを見れば明白、というか「育てて殺して食べる」というのは当たり前の畜産業なのであって。
生理的に受け付けないとはいえ、本当はちゃんと目を逸らさず対峙しなくてはいけないことなのだろう。

とね、理屈では思うのだけど。うーん、、、どうしても、うまく飲み込めない。
まあ彼女自身も「どうなるかわからない」とつぶやいてるわけで、そりゃあね、簡単じゃないよね。

くそ!前回どっちつかずな結論書いちゃったから続編でビシっと決めたる!と書きだしたのにまたしても逡巡。

ムツゴロウさんのブログも重要な示唆をいただける。

今、生きものが “かわいそうだから食べない”と決意したとします。
地球上、すべての生きものが、です。

たちまち、生きものはすべて、死に絶えてしまいます。この美しい、すばらしい、すてきな生きものがです。その美や、愛くるしさをつくりだしているものは、他の動物を食べる、という行為のもとになりたっているということを知ってほしいと思います。ムツゴロウ動物王国のブログ




『月は無慈悲な夜の女王』ロバート・A・ハインライン

2013-11-14 | 読書

内容(「BOOK」データベースより)
2076年7月4日、圧政に苦しむ月世界植民地は、地球政府に対し独立を宣言した!流刑地として、また資源豊かな植民地として、月は地球から一方的に搾取されつづけてきた。革命の先頭に立ったのはコンピュータ技術者マニーと、自意識を持つ巨大コンピュータのマイク。だが、一隻の宇宙船も、一発のミサイルも持たぬ月世界人が、強大な地球に立ち向かうためには…ヒューゴー賞受賞に輝くハインライン渾身の傑作SF巨篇



SFの巨頭である同著者の『夏への扉』、かれこれ20年以上前に読んでいたく感動した記憶がある。ただ訳が古臭くて文字が小さくてね。しかも本作はぶ厚い1冊だし、中々読み出すまでに踏ん切りがつかなかった。

それが9月に中秋の名月を見てたら妙に気になって、そんなことから手にとって・・・というアホみたいな動機だけど。

正直、物語前半は苦痛以外の何物でもなかった!想像以上に日本語訳がわかりづらい、古臭いのは我慢できるが、日本語としてヘン。意味をなしてないじゃないか。

何度もやめようかと思ったのだけど、巨大コンピュータ・マイクの存在は大きな魅力で、どうしても先が知りたくて読み続けた。しかし意外と全知全能感の薄いコンピュータだったなあ。J.Pホーガンだと人工知能は神の如き能力だったのに比べると、でもこのほうがリアルなのかな。

後半、一気に物語が展開する、それまで組織論(革命組織づくり)やら民族論(一妻多夫制)に傾倒していた世界から突然ハリウッド映画のような戦闘シーン、月と地球間で戦争するというダイナミックな舞台!そこからは止まらなくなった。ちなみに組織つくりは数学パズルのような面白みがあるし、一妻多夫制も月に移住して男女比が違う中でいかに生き抜くかを探った人類の知恵であって、それぞれ興味深くはある。

読み終えて、うまくまとまらないのだけど、複雑な心境。

現実世界では米国やロシア、中国などが同様の侵略・搾取を実際行ってるわけで、地球=大国と月=小国という関係性を彷彿するけれど、どんなに文明が進んでも「戦争の不毛さ」、かな結局。

地球に一方的に搾取されてれば怒って立ち上がるのも当然なのだけど、どっちがいいとか悪いとかそんな単純な話じゃなくて。というか、既得権益とかプライドとか、そういうものにひたすら縋ってしまうヒトという種の哀しさを痛感。

まあ、色々盛りだくさんですごく面白いのだけど、薦めるかと言われれば二の足を踏む。
ついでに言うとこの邦題は誰が付けたのか?「無慈悲」でもないし「女王」もいないしw


文月メイ「ママ」

2013-11-12 | 音楽
「一度聴いてみな」ってケルンさんに言われて、素直に視聴しました。
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『みんないい子』をこないだ読んだばかりなのも手伝って、泣けるわ。
っつーか、狙い通りまんまと泣かされた感が強くて悔しいけど、ここまでストレートで素朴だと否定材料も見つからない・・・

児童虐待ってまさにこういうことなんだよね。そしてもしかしたら気づかないだけで我々の身近でも起こってるかもしれない。
「これをパチンコ屋で流してほしい」ってコメントあったけど、ホントだよなあ。

文月メイさんはこれがデビュー曲。先行して今年3月にYouTubeでUPされると13万回の再生を記録したとか。しかし歌詞がショッキングなため有線での放送を見送られたそうです。


『絶対音感』 最相葉月

2013-11-08 | 読書

内容説明
「絶対音感」とは、ある音を聞いたときに、ほかの音と比べなくてもラやドといった音名が瞬時にわかる能力。これがあると、一度曲を聴いただけで楽器を弾いたり楽譜に書いたりでき、小鳥のさえずりや救急車のサイレンの音程がわかったりもする。過去の偉大な音楽家のベートーベンやモーツァルトにはあったとされ、一般人に計り知れない能力として天才音楽家の条件のように言われることが多い。

しかし、「そもそも曖昧であるはずの人間の感覚が“絶対”とは何なのか。そんな疑問と語感の強さに引かれ、翌日辞典を開いたその瞬間にはもう、その言葉のとらわれの身」となり、著者は絶対音感という神話を解き明かそうと試みる。五嶋みどり、千住真理子、矢野顕子、大西順子、笈田敏夫ら絶対音感をもつ音楽家を取材し、その特異な世界を紹介しつつ、脳科学や神経科学の専門家たちにあたって分析を試みる。音楽と科学の間を行き交いながら、絶対音感にも仮性と真性があるなど、「絶対音感=万能」という安易な幻想と誤解を一枚一枚引きはがしてゆく。


上記の詳しく長い「内容説明」を読めばだいたいわかっちゃうかもw
もう書くことないやん!書くんだけどw

自分自身「絶対音感」に憧れを抱いていた時期があった。これがないから自分はイマイチなのだと劣等感持ったことも。けれども、チャイコフスキーは持ってなかったというので安心しちゃったり。
だってさ、ちょっと超能力的なカッコ良さ漂うでしょ?語感の強さも手伝ってるのかな。

女性著者だから少しはソフトなのかと思ったらとんでもない、妥協のないゴリゴリのルポで遊びのかけらもない。
正直科学的分析のところは眠くなったけど、ここまで理詰めで追求していくからこそ揺るぎない信頼・説得力が生まれる。

「音楽」というジャンルが脳科学的には未だ未解明で謎が多いことから著者は結論を避けているけれど、伝わってくる答えは「絶対音感はあれば便利だが時々邪魔で、音楽活動に必需品ではない」といったところかな。

便利なのは初めて聞いた曲をすぐに理解し凄い人だと弾きこなしちゃうとか。
邪魔になるのは、ラの音=Aを442Hzに設定した場合440Hzを基準にしている絶対音感者は気持ち悪くなってしまうのだとか。

ちなみにぼくは2Hzの違いなんてわかりません\(^o^)/
相対音感はそれなりに自信あるんだけどなあ。けどこの本読むとさほど気にすることもないかなって気分になれます。

仮性(ある条件では発揮)・真性(どういう音でも音程がわかる)もオモロかったけど日本人に絶対音感者が多いってのも興味深い話でした。


地球脱出

2013-11-05 | 科学
10/3放映のNHK-BSコズミックフロントはいつになく過激な内容だった。
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中性子星が太陽系に近づくことで生き残るには太陽系を脱出するしかないという未知のシミュレーション!もちろん可能性は低いけどゼロじゃない。

まず中性子星とは。

質量の大きな恒星が進化した最晩年の天体の一種。中性子星は質量が太陽程度、半径10km程度、大気の厚さは1m程度で、中性子が主な成分の天体である。密度は太陽の密度の1014倍以上もあるとされている。具体的な数値で表すと1cm3当たりで10億tと桁外れに大きい密度がある。中性子星は大質量の恒星の超新星爆発によってその中心核から作られるが、中性子星として存在できる質量には上限値があり、それを超えるとブラックホールとなる。


難しい・・・とにかくこんな奴が近づいてきたら映画「アルマゲドン」みたいに破壊したり進路をずらしたりなんて出来やしない、確実に地球をそして太陽系を破滅させるのだと。地球に中性子星が近づいた結果をCGで見せてくれるんだけど、引っ張られてぐしゃあ~って感じに剥ぎ取られていく様は迫力あった。

要するに人類は太陽系外の地球に似た環境を持つ惑星を目指して旅立たなきゃいけないことに。現在のところアルファ・ケンタウリに地球に近い質量を持つ惑星が発見されている。太陽系からそこまでの距離=4.39光年。秒速30万キロで4年以上かかるってことは現状のロケットじゃ数千年かかるかな?あまりに遠い。でもこれが現状一番近い脱出先。

番組によると核爆発を原理にしたエンジンを使えば光速の7%のスピードが実現できると。これなら80年くらいで行ける!すでに原理上は実現可能なレベルだって。

さて、80年もの間宇宙船で生活しなきゃいけないとなると、いろいろ問題がある。まずは重力。これがなくては妊娠出産もできないのだとか。そして当然食料。自給自足できる環境を宇宙船内に作らなくてはならないし80年以上維持できなきゃ駄目だし。

それができたとしても宇宙船乗り込めるのは多くても数十万人単位、となると「誰が乗るのか?」ってところは、もめるだろうね~。ここが一番の問題だな。

そんなわけで問題山積みなのだけど、今までも幾多の困難を乗り越えてきた人類なら必ずや成功への道を見つけ出すでしょう、って具合の最後は相変わらず楽天的な番組でした。

いろんな科学者が出て最先端技術を語ってくれて、とても面白かった。


『ロスジェネの逆襲』池井戸潤

2013-11-02 | 読書

内容(「BOOK」データベースより)
銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑伎集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに周囲をアッといわせる秘策に出た―。直木賞作家による、企業を舞台にしたエンタテインメント小説の傑作!


説明はいらないでしょうが、あの「半沢直樹」の続編です。

大抵続編って質が落ちるので看過していたんだけど、ドラマ見てたら気になって仕方がないんで、ついw

ところが、驚いたことに全然質が落ちてない!というかシリーズで一番面白いのじゃないか?と思わせるくらい良質なエンタメでした。

前半はわりかし大人しい半沢部長、出向してだいぶ落ち着いたのかなと思いきや、展開するに連れ「倍返し」節が徐々に炸裂、最後はお決まりの大逆転劇へと怒涛の展開。

このシリーズは「団塊世代」と「バブル世代」そして「ロスジェネ世代」という世代間闘争的な意味合いを背景において、ある意味社会の変容と社会人の有り様を描いているのでしょう。今回如実に著者の思う「世代論」が表されていたようで。

ということでスカッと爽やかな読み物としてお薦めではあります。
強いて言えば、相変わらず、いや更にパワーアップした勧善懲悪要素をどう感じるかかな。それでも『島耕作シリーズ』の都合の良さよりはリアルかな。

まあね、「島耕作」の、出張先でベットを共にした女性がクライアントの娘だった!みたいなあの調子の良さは、あれはあれでオモロイんだけどw