【8月17日(土)】
旅館の一室に能楽師3人と能楽写真家のM氏と、合計4人で泊まって、久しぶりに雑魚寝の様相でした。
考えてみればプロジェクトの活動では避難所当時には湊小学校の音楽室に泥掻きのボラ戦士とともに眠り、避難所が解消されてからはボラ団体さんの事務所や個人宅に泊めて頂いたりで、雑魚寝は当たり前でした。それが段々と、ボラ団体さんが撤退されたり、状況が落ち着いてきて個人宅に泊めて頂くのもなんだかご迷惑になったりと情勢も変わってきまして、復興なった旅館に泊まる機会も増えてきたのですが、これも最初は経費節減のため安い宿で雑魚寝状態。ところがたび重ねて旅館を探すうちに、安価なシングルルームを持つお宿を発見するようになりまして、このところの活動はすべて個室での宿泊になりました。たまたまボラ団体さんに泊めて頂く場合も、ボランティア自体が少なくなってきたこともあって、なんだか ぬえたちに気を遣って頂いちゃって一室を提供頂いたり。。段々と活動も優雅になってきましたね~
この日も、2年前にはこんな立派なところに泊まっていいの? って感じの旅館さんに泊めて頂いたのですが、今回は活動に参加する人数が多かったために、久しぶりにみなさんと枕を並べて寝ました。いや~快適。壁も崩れてないし天井もあるし。お風呂だってあるんですもの。
さて相変わらず睡眠障害の ぬえは朝5:30頃には起床しまして、もうここも定点観測地のようになった岩井崎を散歩しました。
だいぶキレイになりましたが、まだ。。壊れた旅館が残っているのですね。

それよりも ぬえが気づいたのは、この防潮堤の計画を知らせる看板でした。


このあたりでは9.8mの防潮堤の建設が予定されていて、もともと海からは断崖がある場所なので、水面からの高さとしては、道ばたに生えているこの松の木の半分くらい。。3mほどの高さになるみたい。



いま、気仙沼に限らず被災地域では、津波対策の防潮堤の建設が計画され、それが大きな、大きな問題になっています。住宅地域は高台に移転したのに防潮堤は必要なのか? 防潮堤によって海が見えなくなると、人が集まらなくなって街が死んでしまう。。 防潮堤によって安全に過信が生まれ、海が見えなくなるためにかえって逃げ遅れる人が出るのではないか。。? ぬえが聞いた限り、地元では防潮堤には懐疑的。。というか反対意見が多く、行政への陳情とか代替案を模索する動きも多数見受けられますが、計画は着々と進行しているようです。。
岩井崎でも、計画通りに防潮堤が建設されれば、トップ画像のような海に昇る朝日はもう見れなくなるのですね。。住民さんたちの力でなんとかならないものかしら。。?
旅館の一室に能楽師3人と能楽写真家のM氏と、合計4人で泊まって、久しぶりに雑魚寝の様相でした。
考えてみればプロジェクトの活動では避難所当時には湊小学校の音楽室に泥掻きのボラ戦士とともに眠り、避難所が解消されてからはボラ団体さんの事務所や個人宅に泊めて頂いたりで、雑魚寝は当たり前でした。それが段々と、ボラ団体さんが撤退されたり、状況が落ち着いてきて個人宅に泊めて頂くのもなんだかご迷惑になったりと情勢も変わってきまして、復興なった旅館に泊まる機会も増えてきたのですが、これも最初は経費節減のため安い宿で雑魚寝状態。ところがたび重ねて旅館を探すうちに、安価なシングルルームを持つお宿を発見するようになりまして、このところの活動はすべて個室での宿泊になりました。たまたまボラ団体さんに泊めて頂く場合も、ボランティア自体が少なくなってきたこともあって、なんだか ぬえたちに気を遣って頂いちゃって一室を提供頂いたり。。段々と活動も優雅になってきましたね~
この日も、2年前にはこんな立派なところに泊まっていいの? って感じの旅館さんに泊めて頂いたのですが、今回は活動に参加する人数が多かったために、久しぶりにみなさんと枕を並べて寝ました。いや~快適。壁も崩れてないし天井もあるし。お風呂だってあるんですもの。
さて相変わらず睡眠障害の ぬえは朝5:30頃には起床しまして、もうここも定点観測地のようになった岩井崎を散歩しました。
だいぶキレイになりましたが、まだ。。壊れた旅館が残っているのですね。

それよりも ぬえが気づいたのは、この防潮堤の計画を知らせる看板でした。


このあたりでは9.8mの防潮堤の建設が予定されていて、もともと海からは断崖がある場所なので、水面からの高さとしては、道ばたに生えているこの松の木の半分くらい。。3mほどの高さになるみたい。



いま、気仙沼に限らず被災地域では、津波対策の防潮堤の建設が計画され、それが大きな、大きな問題になっています。住宅地域は高台に移転したのに防潮堤は必要なのか? 防潮堤によって海が見えなくなると、人が集まらなくなって街が死んでしまう。。 防潮堤によって安全に過信が生まれ、海が見えなくなるためにかえって逃げ遅れる人が出るのではないか。。? ぬえが聞いた限り、地元では防潮堤には懐疑的。。というか反対意見が多く、行政への陳情とか代替案を模索する動きも多数見受けられますが、計画は着々と進行しているようです。。
岩井崎でも、計画通りに防潮堤が建設されれば、トップ画像のような海に昇る朝日はもう見れなくなるのですね。。住民さんたちの力でなんとかならないものかしら。。?