鹿折中学校住宅を正午頃に辞して、次の公演場所である地福寺さんへ。。まずは鹿折復幸マルシェに寄って、鹿折中学校住宅での活動をコーディネートくださった小野寺由美子さんをお訪ねしましたが、生憎この日は休業でした。。と、ここでお別れするはずだった起業家の住民ボランティアさんから、昼食をご一緒に? という提案を頂きました。地福寺さんでは夕方に上演の予定だったので、ありがたく昼食に参りました。お勧めのおいしい釜飯のお店は混雑中ということで、しばし住民ボランティアさんのお店で歓談してから昼食を頂き、ここで みなさんとはお別れして地福寺さんへ。

もうこちらで活動させて頂くのは3度目になるでしょうか。そのほか気仙沼の美術館で行ったプロジェクトの催し「星と能楽の夕べ」公演にお招きして出演頂いたこともありますので、ご住職の片山秀光さんとご一緒の活動はこれで4回目になります。最初の活動。。昨年の2月だったと思いますが、終演後に片山ご住職とはずうっと話し込んで、ここまでの復興の道のりについてや、日本の伝統文化の衰退について、それから地福寺さんが続ける地域の支援活動について大変興味深いお話を聞かせて頂きました。これがきっかけで今年の3.11をめぐる催し。。地福寺さん主催の追悼法要に出演させて頂き、また当プロジェクトの「星と能楽の夕べ」公演にて開演前の黙祷の主導をお勤め頂いたりとお互いの交流を発展させてきました。

ああ、まだありますね。伊豆で ぬえが指導している「子ども創作能」に参加しているご家庭からの支援物資。。これも思えば震災の半年後から続けてご支援頂いていますが、この受け入れを地福寺さんが引き受けてくださったり。なんだか良い関係がずっと続いております。
この日は地福寺さん主催のお盆の「送り火の集い」への参加させて頂くことになっていました。
しかも能の上演場所は枯山水の石庭の上! 。。足の裏が痛そうですが、まあ仮設商店街で角ばった砂利の上で舞ったこともあるので、細かい白砂。。じゃなくて、やっぱり石だけれど、小石の上なら大丈夫であろう。。
準備を始めていると、ピアニストの御子柴さんも到着。ずっとプロジェクトでは活動を共にしてくださっているピアニストで、もうお互いの様子がわかっているから安心です。この日は「送り火の集い」で、法要がメイン、そこに能が奉納という形で加わるのですから、本来ピアノなどが入るとイベント風になってしまって、出演者の中でも最初は異論が出たのですが、ぬえは庭にキャンドルを敷き詰め、竹灯籠を灯す、という片山さんのお言葉を聞いて、ここはやはり聴覚の要素。。は必要だろう、と考えて、片山さんとも話し合って、ピアノコンサート風にせず、ヒーリングミュージックのような演奏を、と御子柴さんにお願いしました。
ピアニストに対しては「裏方の、BGMとして弾いてください」と言うわけで、失礼千万な話ではありますが、御子柴さんはこれを快諾くださり(そういう方だと知っているからお願いもできました)、こうして「送り火の集い」の概要が固まりました。結果的にピアノ。。というよりこの日はキーボードをメインに弾いて頂いたのですが、これはとっても雰囲気を盛り上げてくれました。
御子柴さんも、今日はドビュッシーの「沈める寺」を弾きますが、これ、不協和音の感じが西洋の教会のベルではなくて東洋の鐘の音を感じるんですよね。。と言っていました。曲名が、ここで演っていいの? という感じですが (^_^;)、曲調はまさに夕暮れのお寺の石庭に合っていますね。


こうして淡々と準備は進んでゆき、やがて日暮れを迎えます。

こちら今回膨大なキャンドルを持ち込んで飾り付けた「ともしびプロジェクト」のリーダー杉浦恵一さん。



(撮影:前島吉裕)

もうこちらで活動させて頂くのは3度目になるでしょうか。そのほか気仙沼の美術館で行ったプロジェクトの催し「星と能楽の夕べ」公演にお招きして出演頂いたこともありますので、ご住職の片山秀光さんとご一緒の活動はこれで4回目になります。最初の活動。。昨年の2月だったと思いますが、終演後に片山ご住職とはずうっと話し込んで、ここまでの復興の道のりについてや、日本の伝統文化の衰退について、それから地福寺さんが続ける地域の支援活動について大変興味深いお話を聞かせて頂きました。これがきっかけで今年の3.11をめぐる催し。。地福寺さん主催の追悼法要に出演させて頂き、また当プロジェクトの「星と能楽の夕べ」公演にて開演前の黙祷の主導をお勤め頂いたりとお互いの交流を発展させてきました。

ああ、まだありますね。伊豆で ぬえが指導している「子ども創作能」に参加しているご家庭からの支援物資。。これも思えば震災の半年後から続けてご支援頂いていますが、この受け入れを地福寺さんが引き受けてくださったり。なんだか良い関係がずっと続いております。
この日は地福寺さん主催のお盆の「送り火の集い」への参加させて頂くことになっていました。
しかも能の上演場所は枯山水の石庭の上! 。。足の裏が痛そうですが、まあ仮設商店街で角ばった砂利の上で舞ったこともあるので、細かい白砂。。じゃなくて、やっぱり石だけれど、小石の上なら大丈夫であろう。。
準備を始めていると、ピアニストの御子柴さんも到着。ずっとプロジェクトでは活動を共にしてくださっているピアニストで、もうお互いの様子がわかっているから安心です。この日は「送り火の集い」で、法要がメイン、そこに能が奉納という形で加わるのですから、本来ピアノなどが入るとイベント風になってしまって、出演者の中でも最初は異論が出たのですが、ぬえは庭にキャンドルを敷き詰め、竹灯籠を灯す、という片山さんのお言葉を聞いて、ここはやはり聴覚の要素。。は必要だろう、と考えて、片山さんとも話し合って、ピアノコンサート風にせず、ヒーリングミュージックのような演奏を、と御子柴さんにお願いしました。
ピアニストに対しては「裏方の、BGMとして弾いてください」と言うわけで、失礼千万な話ではありますが、御子柴さんはこれを快諾くださり(そういう方だと知っているからお願いもできました)、こうして「送り火の集い」の概要が固まりました。結果的にピアノ。。というよりこの日はキーボードをメインに弾いて頂いたのですが、これはとっても雰囲気を盛り上げてくれました。
御子柴さんも、今日はドビュッシーの「沈める寺」を弾きますが、これ、不協和音の感じが西洋の教会のベルではなくて東洋の鐘の音を感じるんですよね。。と言っていました。曲名が、ここで演っていいの? という感じですが (^_^;)、曲調はまさに夕暮れのお寺の石庭に合っていますね。


こうして淡々と準備は進んでゆき、やがて日暮れを迎えます。

こちら今回膨大なキャンドルを持ち込んで飾り付けた「ともしびプロジェクト」のリーダー杉浦恵一さん。



(撮影:前島吉裕)