傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

小沢代表代行の秘書釈放・・・新しい局面になりますね。

2009-05-27 00:53:16 | 検察・メディア

政治資金規正法違反で逮捕・拘留されていた小沢民主代表代行の大久保隆規被告が、検察の準抗告を東京地裁が棄却し、26日、保釈されました。
西松建設の前社長の國澤幹雄被告(70)の初公判が6月19日にあり、新しい局面になりますね。

NHKニュースの「小沢氏の公設秘書 保釈」によると、

”「西松建設の政治献金をめぐる事件で、収支報告書にうその記載をしたとして政治資金規正法違反の罪に問われている民主党の小沢代表代行の公設秘書が、保釈金1500万円で、26日、逮捕からおよそ3か月ぶりに保釈されました。

小沢代表代行の資金管理団体「陸山会」の会計責任者で、公設第1秘書の大久保隆規被告(47)は、陸山会と小沢氏の政党支部が、実際には西松建設から3500万円の企業献金を受けたのにOBの政治団体からの寄付だと収支報告書にうその記載をしたとして、政治資金規正法違反の罪に問われています。
大久保秘書は、3月3日に逮捕されて以来、東京拘置所にこう留されていましたが、東京地方裁判所は、25日に保釈金1500万円で保釈を認める決定をしました。
これに対し、検察は、保釈に反対して準抗告の手続きを取りましたが、東京地裁は、26日、検察の主張を退けて、あらためて保釈を認める決定をし、大久保秘書は午後6時すぎに逮捕からおよそ3か月ぶりに保釈されました。
西松建設の政治献金をめぐる事件では、前の社長の國澤幹雄被告(70)の初公判が来月19日に東京地方裁判所で開かれることになっていますが、大久保秘書については、裁判の日程がまだ決まっていません。

保釈されたあと、大久保秘書は弁護士を通じて文書でコメントを出しました。
この中で、大久保秘書は「関係者の方々にたいへんご心配をおかけし、まことに申し訳ございませんでした。問題とされている政治資金に関しては、私は政治資金規正法の定めに従って適切に処理し、かつ、そのとおり政治資金収支報告書に正しく記載したものであり、法を犯す意図など毛頭なく、やましいことをした覚えはありません。この点は、裁判の中できちんと争うべきことで、自分の主張は法廷で明らかにしてまいりたいと思います」とコメントしています
。」”

報道していますね。
NHKは、小沢氏の公設秘書の逮捕劇では、勇み足がありますね。

NHKは、2009年03月24日の時論公論 「代表続投とゼネコン献金」で、「小沢代表秘書が容疑を一部認めた」として、解説しており、翌日、小沢秘書弁護士が「大久保秘書は否認している」と発表し、天下のNHKがニュース報道し、解説までし、報道機関の姿勢が問われていますね。

また、当方は偶然、3月30日?深夜、ラジオで、NHK予算の予算委員会審議内容(録音)での他党議員のやり取り、
”『野党議員が、”「秘書が起訴内容を認めた」という報道には、どういう取材をしたのか?供述調書を見たのか?誰に取材したのか?』”との質問に、NHK側からは、『NHKは、中立・不偏は当然で、その上に、正確を重要視しています。正確な取材の上で報道である。取材源については機密厳守で、開示できない』”
の弁明を聞き、政治資金問題第三者委員会は、NHKを参考招集すべきと思っていました。

大久保被告については、どんな人物像か知りませんが、週刊朝日(3月20日号)の「死闘 検察 VS。 小沢一郎」の記事では、大久保被告については、

”「近隣住人が言う「自宅は築20年近い木造アパートには、いま奥さんと息子2人が暮らしてる。生活費が足りないのか、奥さんが実家の露天を手伝って、周囲の同情を買ってるけどね。隆規(大久保容疑者)も、会えば深々と腰を折って挨拶する人。逮捕の少し前も『出世したの?』と聞くと、『僕なんかまだまだです』とにこやかに話してたのに・・・・」”

と書いていますが、一方、民主党の議員秘書の言葉として、

”「おだてて持ち上げるのがべらぼうに上手で、議員や業者、マスコミ、支援者には評判がいい。その一方で、すぐに偉ぶるところあって、集会に人が集らないと秘書を並べて『オメーなんかスグ辞めさせられるんだぞ!』などと片っ端から怒鳴りつける。飲めば女性秘書の手を握り、デッエットを求めるから、秘書の間では嫌われてました

とも書いていますね。


また、「週刊朝日」(5月29日号)では、横田一氏は、小沢代表代行の高橋嘉信元秘書が”大物ぶり”であったとし、3月15日のシンポジウム(フォーラム神保町:「青年将校化する東京地検特捜部~小沢第一秘書逮捕にみる検察の暴走~」)での鈴木宗男議員の発言として、

”「われわれ政治家や秘書仲間は(高橋嘉信元秘書が”大物ぶり”を)よく知っているのです。大久保さんははっきり言って力がないし、ゼネコンの人が相手にしている秘書じゃないですよ。(中略)
大久保さんや事情聴取された石川(知裕・民主党衆院議員)さんは言ってみれば、高橋さんの下にいて、そのまま引き継いだひとですから
」”

と書いており、地元業者の声として、

”「8歳年下で市議出身の大久保さんの迫力は大したことはなく、『パーティー券を買っていただけませんか』と丁重に頼むほどだった」”

と書いていますね。

マアー、6月19日には、西松建設の前社長の國澤幹雄被告の公判が始まりますので、検察は、大久保秘書は、小沢代表の指示の下で、悪徳秘書であったと実態を暴露するでしょうが、國澤幹雄被告の姿勢が問題ですね。

西松建設の外為法・政治資金規正法違反で、社内調査委員会が15日に公表した「調査報告書」は、過去と決別する顛末書であり、会社延命を第一の嘆願書です。
5月18日の西松建設の決算報告の席で、本社組織の再編や、グループ会社の統廃合の中期経営計画を発表し、今後は政治献金は一切しないと発言しています。

当方は、國澤幹雄被告は、「調査報告書」、「決算報告」の内容を知っているだろうし、西松建設が延命できるかどうか?、どこかのゼネコンに吸収合併になるかどうか?は、自分の公判次第だと自覚しており、公判では、会社の利益の為に、西松(自分)側の意向で、小沢代表代行や、国会議員に献金をしてき、結果的に、西松建設にも、小沢代表代行にも、大久保秘書にも、迷惑を掛けたという姿勢になると思いますね。
絶対に、國澤幹雄被告が独断専行の社長であったにしても、政治家を悪くは言わないと思いますね。
政治家を悪く言えば、西松建設の再生に悪影響するのは、常識の域であり、そこまでは、國澤幹雄被告は悪者ではないでしょうね。





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