傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

会派離脱:予算関連法案の是非を問う契機に(雑感)

2011-02-20 10:30:55 | 民主党(菅政権)

渡辺浩一郎議員ら16人の会派離脱は、自分ら打算なのか、政権交代の意義の原点回帰なのか真意は定かではないが、予算関連法案再可決に必要な3分の2議席確保が絶望的になり、菅政府は瀬戸際に立たされていますね。
逆に、政党と会派との関係が注目され、更に予算関連法案の成立の是非が話題になっておりますね。

世の中、小馬鹿し無視した人物でも、捨て身の行動することで、想定外の成り行きになることがありますね。
会派離脱の動きで、民主党の有力幹部が公明党に菅首相退陣と引き換えに予算関連法案に賛成を打診していたことが露呈し、更に、予算関連法案の成立の是非の声が注目されるようになったことは想定外ですね。

大西宏氏のブログ『テレビって怖いね』でも、土)の日本テレビ番組「ウェーク」での橋下大阪府知事の予算関連法案を否決すべきとの発言を取り上げていますが、当方も橋下知事、片山総務大臣、原口元総務大臣が出演とあり、偶然、視聴しました。

当方は、予算成立は、政権与党の絶対的な使命という認識でしたが、自民党の石破茂政調会長の「否決でも影響なし」の意見もあり、橋下知事は、自らの暫定緊縮予算で赤字体質を良化させた経験で、予算関連法案を否決すべきとの発言を接して、予算関連法案の成立の是非は熟議すべきと思いましたね。

ただ、言えることは、過去、小沢一郎氏が大連立騒動の際に、”「民主党は政権与党として未熟」”と発言がありましたが、菅政権は未熟ですね。
更に、問題は、政権与党としての未熟以上に、菅首相がリーダーに値するかどうかの人間性に問題であり、人望なく人物がリーダーにいることが問題なのです。
党内統制もできない人間が国民のリーダーの資質がないのが自明の理です。
また、「数は力」を軽視する岡田幹事長の原理主義が今日の騒動を起こしたのです。

当方は、生成発展には新陳代謝が不可欠という考えであり、既得権の硬直化した日本社会は「破壊と創造」が不可避であり、常識めいた正論や、正論めいた常識論では、経験的に「破壊と創造」できないという考えであり、先鋭的な若いエネルギーが「破壊と創造」の先駆者になり、主体者になるという考えですね。

会派離脱の動きは、想定外の動きを派生させたことになりますね。
また、鳩山前総理の「方便」発言は、日本は強固な官僚国家であるとことを、暗に言っており、会派離脱グループは、政権交代を実現させたマニフェスト回帰より、根源になる『脱官僚依存・政治主導による「国民の生活を第一」』の旗を掲げることが賢明ではないかと思いますね。



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