尾木 直樹

2017年05月03日 | 近江の思想

   

☑ お

作成日:2017.05.03|更新日:

 

♞ 尾木 直樹   

☑生誕:1947.01.03 -/滋賀県県坂田郡伊吹町(現:
        米原市)
☑略歴:高松第一高等学校を経て早稲田大学教育学部[
    卒業後、高校・中学校教諭、東京大学教育学
    部講師などを歴任、☈教員生活22年間を経て
    1994年に教員を退職。同年、臨床教育研究所
    「虹」を設立、東日本大震災後の被災地で教
    育や子育て支援活動に取り組む、☈2011年7月
    2日、故郷の滋賀県米原市の「まいばらふるさ
    と大使」に任命・委嘱、☈早稲田大学大学院
    客員教授、法政大学キャリアデザイン学部教
    授などを経て、2012年4月からは法政大学教職
    課程センター長・教授。これまで200冊を超
    える著書を上梓、講演会は若年らに人気。血
    液型はA型。愛称は「尾木ママ」。

☑分野:教育学・臨床教育学/教育評論家

☑ プロフィール

  • 1971年3月 中学校1級・高等学校2級国語科教諭
    免許取得
  • 1972年4月 海城高等学校教諭
  • 1976年4月 東京都東村山市立東村山第一中学校
    教諭
  • 1980年4月 東京都練馬区立中学校教諭(練馬中
    学校・石神井中学校
  • 1990年10月 東京大学教育学部学校教育学科講師
  • 1992年10月 日本福祉大学社会福祉学部非常勤講
  • 1993年4月 東京都教諭
  • 1994年4月 東京経済大学非常勤講師
  • 1995年4月 早稲田大学第一・第二文学部非常勤講
  • 2001年4月 早稲田大学大学院文学研究科非常勤
    講師
  • 2004年4月 早稲田大学大学院教育学研究科客員
    教授
  • 2012年4月 法政大学教職課程センター長

☈父は気象庁の技官、母は小学校の教師である。また、
教師を目指す契機となったのは母親。☈高校1年の時、
体育が苦手な生徒に蹴りを入れる体罰を行う体育教師
へ体罰をやめるよう授業中に抗議し、口論の末、その
後は体育の授業をボイコット。☈教師時代に教師の
立場では現代の教育現場を変えられない
」と
感じ、評
論家となる。☈女性のような物腰や柔らかい
口調(オ
ネエ言葉)から「尾木ママ」という
愛称で呼ばれる。
☈教師時代に女子生徒の進路の
悩みから恋の悩みまで、
交換日記にアドバイスを書い
て渡していたとき、感性
を高めるために染み付いたも
のであるという。☈平和
安全法制に反対を表明す
る。

♚ 名言集

♟ 伝わるためには「盛り付け」とでも「味付け」とで
   も言うのか、「。」のかわりにハートマークが必要
   なこともあるんですよ(笑)。そんなことは夢にも
   思わなかったし、60歳を越えてから気付いたわけ
   ですから、もうちょっと早く知りたかった。岩波新
   書で書いて、朝日新聞でちゃんとしたことを言うの
   が大事だと思っていました。人生の目的は利得では
   ない。正直である、正義である。※7

♟ ゆとり教育の理念は全く間違ってはいません※8  

♟ この学校は2年間、道徳教育指定校になっており、
  モデル校だった。そこで、いじめがあったとは言え
   なくなっちゃった。※4
 

♟ 例えば万引きで捕まったときには褒められない。そ
  んなときにも怒鳴らず、魔法の言葉『どうしたの?』
   を優しく声かけして。※9
 

♟ できるだけたくさん暗記し、スピーディーに解く『
  認知的学力』を国際社会は求めていません。今、世
   界が求めているのは、多文化共生社会で通用するよ
   うな問題解決型の全人格的な学力です。

♟ 20歳にもなって片思いもしたことない人が14%
  もいるのよ。少子化にもなっちゃうわ。だって性欲
   がないんだもの。どんどん彼氏彼女を作る子どもを
   育てなきゃ。
 


☑ キー・コンピテンシーとは何か

上図は、尾木直樹の近著『取り残される日本の教育―
わが子のために親が知っておくべきこと』の表紙であ
るが、この本の内容を次のよう紹介している。

 アジアでも首位陥落の東大をありがたがる風潮が
 日本をダメにした。外国人との競争が当たり前の
 時代を生き残る「本物の学ぶ力」とは? 日本の
 教育、特に大学は世界に取り残され、国際順位も
 下落する一方です。アジアの中でも、すでにトッ
 プクラスではありません。

 ところが、いまだに東大信仰は根強く、国際的に
 も、またビジネスにおいても役に立たない暗記型
 の受験競争を続ける日本。このままでは、子ども
 たちは「世界の後進国の教育」に埋もれて未来を
 失ってしまいます。

 本企画では、国内外の教育の実情を調査し続ける
 尾木直樹氏に、新時代を生き残るために必須の能
 力とされる「キー・コンピテンシー」とは何か、
 また、教育の力で国力を増大させている国はどこ
 が違うのか、日本は、また日本人は具体的に何が
 できて、何を為すべきかを、縦横無尽に語ってい
 ただきます。

 ペーパーテストの点数ではなく、「状況を分析し、
 他人に論理的に説明し、情報を批判的に捉える能
 力、さまざまな分野の知識をつなぎ合わせて、問
 題を解決に導いていく能力」が求められていると、
 OECD教育スキル局長が指し示す方向性は明確で
 す。それを身につけられる教育こそ、「本物の学
 力」を育む教育といえます。日本人の教育観を根
 底から問い直し、「アクティブ・ラーニング」時
 代にわが子の未来を切り開く、すべて親必読の1
 冊です。

ここで、「キー・コンピテンシー」の言語背景の詳細
を割愛し、その定義の求められる能力特性は、次の3
つに集約される。※11

  1. 自律的に行動する能力
  2. 社会的な異質の集団における交流能力
  3. 社会・文化的、技術的ツールを相互作用的に活
    用する能力


尚、尾木は本書をつぎのように結んでいる。

教育とは「人づくり」にほかなりません。子どもたち
今日のグローバルな世界を生きる社会の一員として、
思慮深い洞察力を持ち、先を見通すことのできる知性
に溢れた人間に育つために、そして何よりも子ども自
が幸せな人生を歩むために。家庭、学校、社会全体
手を携えて、いまの希望のない教育を変えていかな
ればならないと思います。私もそのために全力を尽
くす
決意です

【エピソード】  

 

 

【脚注及びリンク】
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  1. 尾木直樹 Wikipedia 
  2. 尾木ママ オフィシャルサイト 
  3. オフィシャルブログ「オギ♡ブロ」 
  4. 大津市中2いじめ自殺事件 
  5. 臨床教育学 Wikipedia 
  6. いじめ防止条例 
  7. ママトーンではなく、真面目に日本の教育を叱
    る 尾木直樹さん, 朝日新聞社の書評サイト
    2011.11.25  
  8. 尾木ママ立腹! 「ゆとりは悪くない!」 |ダ・
    ヴィンチニュース 2012.12.03 
  9. 名言格言 尾木直樹(オギママ)語録
  10. 尾木ママの名言いっぱい 手島シークリンデオフ
    ィシャルブログ
  11. キー・コンピテンシーについてのノート -自由
    な個人と成熟した社会のために-

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