技術と人間

2011年06月30日 | 防災と琵琶湖

 


 

 【3月20日データ隠蔽疑惑】



届いたメルマガを開封すると「3月20日 隠蔽された
3号機格納容器内爆発」とありいまごろなにをと思い
つつ福島第一原発の三号機といえばMOX燃料→プル
トニウム汚染じゃないかと、やりかけたていた作業を
中止し記載記事を読む。

 
上図は。東大・原子核理論チーム(佐々木、初田、永
田、早田)による都道府県別・放射線レベルグラフ。
赤線枠は3号機の格納容器内爆発事故が発生していた
時間帯を表示。

この数値は日ごと・時間ごとに変化するが、健康安全
研究センター(新宿百人町)における測定値は、3/19
は0.05μSv/h前後で推移、20日から若干上昇して23日
20時台では、0.15μSv/h(財)日本分析センターによ
れば、2008年の東京の空間放射線量は、概ね0.03~
0.07μSv/hの範囲で推移しているので、21日からの上
昇については、原発事故の影響は出ていると言ってい
いだろうと解説している。

[image19.png]  

関連ネットやそこに掲載されているデータだけ見てい
ると影響がないとは言い切れないがそれにしてもデー
タ不足ということになる。50数基の原発施設を保有し
ていながら、
その備えがなかったというのは、余りに
も無謀なと言わざるをえない。せめて、世界最速コン
ピュータの‘京’レベル?のハードと各原発と放射能セ
ンサと気象センサとの総合的情報ネットワークとリア
ルタイムでリンクさせ、追跡解析できるプラットフォ
ームをスクランブルさせておけば良かったと悔やむ。




   

【エピソード】

・「技術と人間」は技術評論社の月刊誌。佐々木浩氏
と相談し、当時、立命館大学教授の故・星野芳郎氏の
『日本の技術者』を教科書にして労働組合の研究活動
を行っていたが、講演会を企画実行したことがあって
以来のお付き合をさせて頂いたが、こんかいの福島第
一原発もその前のJR西日本福知山線脱線事故も起こ
りうることを早くから指摘されていた。また、健在で
あれば、今朝のメルマガのような「データ隠蔽疑惑」
が生まれる前に、現地と日本の技術者と政府などの関
係者と共に被害拡大防止と原因究明、再発防止に奔走
されていたのではないかと想像している。それにして
も「いまなすべきは何か」との問いかけは、大変重い
ものになってしまった。



・また、敦賀で原発事故が起きた場合のシュミレーシ
ョン予算を滋賀県(全国の都道府県も同様)は国に要
求実施しそれを参考に緊急事態マニュアルを策定すべ
きだと考える。特に滋賀県は琵琶湖・淀川水系を抱え
ているから相当の労力が必要と思われる(例えば、百
人×6百万円/年=6億円/年)。

・本日、田中豊一氏の三回忌。田中家の供養塔に参拝
させて頂きました。先に参拝された方がおられたのか
入れ違いになり、蝋燭の残り火がと灯っていました。
有り難うございました。
 また、ことしは石井智幸氏の初盆です。よろしくお
願い申し上げます。

 

 

【脚注及びリンク】
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1)「グリーンピースジャパン日本
2)「放射能について正しく学ぼう



3)「放射線量モニタまとめページ
4)「宮城県 環境モニタリング情報
5)「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム
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