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Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

Langkawi 5th

2008-02-13 20:05:12 | レース

今日は比較的短い距離、と言っても140kmのレース。シンガポールの国境付近の街をスタートし、後半は海沿いと言うこともあり、風によるレースへの影響が考えられる。いつも通りスタートからアタックが続く展開に広瀬、阿部さんを中心に対応する。その中から私を含む10数名の選手が抜け出した。

しばらく続くが、逃げの集団の中には、私ともう一人の選手が初日の大逃げに加わっているために集団も追撃の手を緩めない。吸収される直前に6人程の選手が再度アタックしていったが、そこには総合成績を脅かす選手が入っていなかったため大集団はそれを見逃した。

最後はスプリンターを勝たせたいチームがしっかりとゴール前で先行する選手を捕まえ、大集団のスプリントでセラメンティのロッド選手が勝利した。この選手は昨年、このレースで大量の勝ち星を収めていた選手で、本命がようやく勝ったという印象だ。

メイタンの宮沢選手も4位に入り、スプリントの強さをアピールした。

それにしても、今回のレース、どのチームもパンクが多い。リーダージャージを着る選手が連日数回パンクトラブルに見舞われている。つまらないトラブルでレースを終わらせないように気をつけたい。激しい動きの中で、クラッシュする選手も多く見られる。今のところクラッシュに巻き込まれていないのは幸いだ。

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苛酷な状況でも楽しんでます

2008-02-13 00:01:07 | レース

今日のスタート前。

あまりの暑さに、シューズの上に氷を乗せる奴もいればPhoto

Photo_2

過度の疲労が祟ったのか、背中のポケットとゼッケンの隙間を間違えて補給食のウィダーインゼリーをこんな所に入れてしまっている選手まで・・・

皆、だんだん何かが壊れてきているようです。でも、そーゆー状況を楽しんでしまうことって結構大切ですよね。

ですからチームメートが具合悪い顔をしている時なんかは、皆で心配するのではなく、明るく笑いながら「ひ~ひっひ!ざまぁみろ!」と言っております。・・・ひどい???

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Langkawi 4th

2008-02-12 23:55:10 | レース

レースは170km、途中軽いアップダウンがあるが心配なのはむしろ、海沿いに走るコース設定のため、横から風が吹けば苦しいレースになる可能性がある事。

 

レースはいつもの様にスタートからアタックが掛りハイペースで進む。それにチームの誰かが必ず反応するようにするが、中々決まらない。

その後70km地点あたりのアップダウン区間で、私を含む30人程の大きな逃げが決まる。一気に差は数分開いたが、人数が多すぎて集団の統制が取れず、捕まってしまう。その後直ぐに10数人の狩野さんを含む逃げが出来るが、これも長続きはしない。

ラスト40程のキロの所で、南アフリカ、オーストラリアなど4人の逃げが出来た。集団はこれをゴールまでに捕える動を始めた。集団の先頭をスプリンターを抱えるチームが中心に牽引し、そこに阿部さんも加わった。

ゴール前1.5km、前を逃げる4人は捕まり、このレース初の大集団でのゴールスプリントに。セラメンティのダニロ・ホンドが優勝した。

今日のレースで、これまで頑張っていた飯野、畑中が脱水等で体調を少々崩してしまったが、夜には良くなったようだ。

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皆部屋で

2008-02-12 00:09:40 | レース

こんな感じでPC見ています。

Heya

思えば便利な世の中ですね。

コミュニケーションが容易に取れる分、日本との距離もそれ程遠く感じる事はありません。

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Langkawi 3rd

2008-02-11 22:14:11 | レース

今日のステージはこのレース最長距離の210km。パレード走行と言われる、正式スタート前に走る距離を含めると220km程走る事になる。幸い今日は雲が掛り気味で、暑さもマシだ。

今日もスタートからアタックが掛る。我々もその逃げに反応するも中々決まらない。今日のレースの決定的な逃げは、ラスト80km程走った辺りであっただろうか。中々逃げが決まらないレースに集団内に諦めムードが出たその時、メイタンの福島康二選手がアタック、これにアジア人が数名反応したことにより、ヨーロッパのチームはこの逃げを見逃した。

ゴールまでに詰まる筈だったその差は、ラスト30kmからハイペースで追い上げる集団もなかなか詰める事が出来ない。ラスト5km、ついに後続集団をけん引していたヨーロッパのチームが諦めた。

そのまま先行する5人は逃げ切り、その中から韓国・ソウルチームの選手が抜け出し勝利した。福島康二選手は4位。後続の大集団はその後1分差でゴール。シマノの選手は全員この集団でゴールした。

ゴール後、福島選手に「引きまくってた(先頭で積極的に牽引していた)んじゃないですか?」と聞くと、「ヨーロッパ選手はアジアの選手に文句を言ったりするから、何としても逃げ切りたかったんだよ、皆も協力してくれた」と言っていた、謙虚な回答だったが、優勝した選手を康二選手が祝福しに行くと、何とも申し訳なさそうにしている姿から、康二さんが居なかったら逃げきりは不可能だった事は容易に伺える。ライバルではあるが彼の走りは多くの場面で脱帽させられる。

レースは3分の1を消化したばかり、これからもチャンスは多くあるはず。そのチャンスを見逃すことなく走りたい。

Sutato

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