今日は比較的短い距離、と言っても140kmのレース。シンガポールの国境付近の街をスタートし、後半は海沿いと言うこともあり、風によるレースへの影響が考えられる。いつも通りスタートからアタックが続く展開に広瀬、阿部さんを中心に対応する。その中から私を含む10数名の選手が抜け出した。
しばらく続くが、逃げの集団の中には、私ともう一人の選手が初日の大逃げに加わっているために集団も追撃の手を緩めない。吸収される直前に6人程の選手が再度アタックしていったが、そこには総合成績を脅かす選手が入っていなかったため大集団はそれを見逃した。
最後はスプリンターを勝たせたいチームがしっかりとゴール前で先行する選手を捕まえ、大集団のスプリントでセラメンティのロッド選手が勝利した。この選手は昨年、このレースで大量の勝ち星を収めていた選手で、本命がようやく勝ったという印象だ。
メイタンの宮沢選手も4位に入り、スプリントの強さをアピールした。
それにしても、今回のレース、どのチームもパンクが多い。リーダージャージを着る選手が連日数回パンクトラブルに見舞われている。つまらないトラブルでレースを終わらせないように気をつけたい。激しい動きの中で、クラッシュする選手も多く見られる。今のところクラッシュに巻き込まれていないのは幸いだ。