またしても懐かしい写真シリーズ!
ワタクシ、幼少時代に自転車に乗っている写真殆ど持っていません。
唯一残るこの写真は日曜日に小学校の校庭を暴走(当時は乗り入れOK、良い時代でした)していた時に、担任の先生が撮影してくれた写真です。
決してスティーブン・スピルバーグ監督の『E.T.』に感動して自転車で空を飛ぶ事にチャレンジしているわけではありません。いや、そうだったかも知れません。
当時小学校5年生でしょうか。
BMXでどれだけ高いところから飛び降りられるか、校庭や、道から田んぼの段差で上級生と張り合った記憶が甦ります。
このほかにも危険な遊びばかりしていたように思いますが、親となった今では自分の子どもがあんな危険な遊びをすると想像すると、それだけでハラハラしてしまいます。
もちろん私も親の目を盗んでやっていたように思いますがね(笑)
しかし、注目していただきたいのはジャンプではなくハンドル周り。
通常のBMXでは見られないハンドルバーが取り付けられています。
そうなんです。
自分でママチャリ用のステム&ハンドルを取り付けて改造したんです。
剛性は無くフニャフニャしていたと思いますがそんな事ぁ~お構いなし。変わったことをやってみたかっただけなんでしょうね。
親に教えてもらった訳では無く、当時の私は見よう見真似で自転車を改造していました。
友達のお父さんにやり方を聞いてパンクを修理し始めたのもこの頃だったと思います。
親は働きに出て家に居ない、兄は年が離れていたため遊ぶ時間が合わない、クラスの9割以上が持っていたといわれるファミコンやラジコン等はどんなに粘っても買い与えてもらえなかった私にとって、遊びと移動の道具として自転車は無くてはならないものでした。
今でもアジアの国の貧しい子ども達は、ボロボロの自転車を改造して乗り回し、とても楽しそうに操りウィリーなんかを決め込んでいます。
娯楽が多様化し、安全で楽しい事が多くなる世の中ですが、物事の楽しさやそれを楽しむ豊かさは色々なところに隠されているように感じます。
あの頃。
楽しかったなー。
もちろん今も楽しいですがね。