靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

近況整理、絶え間ない動きの世界

2013-10-06 06:12:43 | 子育て風景
1.辺り一面、黄金色がまぶしい! 真っ青な空とのコントラスト。運転していても道路わきの木々に、前方にそびえる山々にと、うっとりしてしまいます。


2.米国政府シャットダウン。週明けから70万人近い連邦職員が休暇を言い渡され(furloghed)待機。周りの知り合いも何人か。17年前には2週間続いたと言われるシャットダウン。今回は、米国経済崩壊の危機も目の前に迫っている。見守っていきたい。


3.夫がアレルギーテスト受ける。カビが~、カビが~と言っていたのですが、どうもダストorダストマイト&犬猫に反応と判明し。埃や埃ダニ、医者に市販の埃ダニ防止用のマットレス・シートや枕カバーを勧められ。できればカーペットも全部はがしフローリングにするのがいいですよと(無理です)。
 埃ダニ、今まで想像したこともなかったのですが、現代の家屋から完全に駆逐することは不可能、今この瞬間にも身体の表面を何匹も歩いているものなんですよと。ぎゃ~、知らなかった~! 
 マイクロスコピックなメガネがあったら、この世は全く違うように見えるのでしょうね。絶え間ない動きの世界、どこもかしこもダニやら微生物やらで大賑わいでひしめき合い
 多くの場合、人と何の問題もなく共存できるものですが、敏感に反応してしまうようならば、とにかく減らすことを目指しましょうと。掃除機がけやシーツ洗濯の頻度を増やす、あと熱に弱いようなので、布団ならば太陽の下に干す。ああマットレスを外に干せれたらなあ。
 幸い症状もそれほどひどくなく、夫以外は今のところ誰も反応していないようなので(彼の家系重度のアレルギー持ち何人か)、一応シーツやカバーを買いましたが、ぽつぽつと行きます。夫、アレルゲンを薄めたものを少しずつ服用するimmunotherapy(免疫療法、減感作療法?)も始めました。
 酸素排出に空気中の有害物質も吸ってくれるといった「空気清浄化プロジェクト」は、どちらにしてもよいようなので、続けます。(笑)


3.最近自分から野菜に手を伸ばしもりもり食べようとする長男。ランチにサラダを持って行こうかなと。何でも、長距離走部でいつもダントツトップの友人が(市のマラソン大会などでも大人に混ざって何度も入賞を果たしてきた子)、ランチになると、30cm×20cmくらいのバッグに入ったシザーサラダ・キットを取り出し、器に混ぜてむしゃむしゃと毎日のように食べているのだそう。ご、豪快! 
 他の競技などで、だってあの子は背が180近くあるから飛ぶのだって走るのだって負けちゃうよね、と言うこともあった中背の長男、この長距離のヒーローは、長男より頭一つ分以上も小さい小柄君。もう「足の長さ」なんて理由にはならず。
 どうしたらより早く走れるのか、そんな理由からでもこうして食事面に気を遣うようになるというのは、嬉しいことです


4.中学校は昨日、「それでも友達でいてくれるのね」デイ。こ、こんな格好してても、あなたは私の友達でいてくれるのね!といった格好をしましょうという日。
 長女、ピンクのパジャマ水玉ズボンに白いミニスカート、白いTシャツに、頭にはどでかいピンクのリボン・・・。長男、お友達がピンクのストッキングを学校へ持ってきてくれるんだと嬉しそうに、水色のウィグかぶって登校・・・。(朝の嵐、写真撮る余裕もなく)。
 今月は乳癌撲滅キャンペーン月間でもあり、ピンクというのはそのシンボル。学校、どんなことになってたんだろう・・・。
 こちらの公立中小学校、「クレージーヘアーデイ」(朝親子で何時に起きたの?といったカラフルで凝った髪をしてくる子もたくさん)、「特定の色デイ」(その色のものを着る)、「双子デイ」(誰かと全く同じ服を着る)「パジャマデイ」などがあり、先生方も参加して教壇に立っていることもある(パジャマで白板の前に・・・)。
 風紀が乱れる、とかもうそういう問題じゃないですね。楽しいです


5.長男部活帰り、学校の友達にカフェにてサプライズ・バースデーをしてもらう。欲しい欲しいと言っていたロングスケートボードを皆からプレゼントされ(100ドル以上もするもの!)大喜び。いつも誕生日会しないからねえ、とお友達。小学校入ってから中学二年までの間一回しただけの誕生日会、それほど同情を集めていたとは・・・。(笑)


6.友人達との活動。非公開ブログを立ち上げ、話し合い中。アイデア出し合い、まとまっていくには、なかなか時間がかかりそうです。少しずつ具体的な形を積み重ねて。それぞれの思いを合わせ、どんなものが浮かび上がっていくのか、楽しみです



今日は長女を来週から始まるバレーボール部のイントロダクションキャンプに降ろし、長男はNPO。残りは湖へ行き、夕方は揃ってトレールに散歩。明日はハイキングに誕生日会に。黄金色に包まれるアンカレッジより。

皆様の一週間が素晴らしいものとなりますように!

Have a wonderful week!



日常風景:
 
三女と二人でお出かけの先週末。カフェにて。ラズベリークリームソーダに抹茶ラテに。

話し続ける三女。

誕生日会友人への手作りカード by次女。



誕生日にはマウンテンバイクが欲しいと言っていた長男、なかなか欲しいもの値段ととうまく合わず、もうすぐ雪も降るし来年にまわそうということに。プレゼント第二希望へ。

それが、鉄板焼き!


なんて書いてあるか分かる?というシェフの言葉に、叫ぶちびっ子達。


友人から念願の!



デュプロ組み立て by次女。

周りのツリーハウスは三女、乗り物は次男作。


スナック大量作りしておくと助かります。小麦粉10カップクッキー!

混濁の中に何を掬い取り、子供達に伝えていくのか

2013-10-06 06:07:33 | 子育てノート
「ツンドラを歩いたことある? ふかふかして、ちょうどこんな感じ」

 上半身を起こして目をこする私のベッドを、ぽんぽんと叩く音。ネイティブ・アラスカンの村々を訪ねた夏、滞在していた家のお姉さんは、朝になると、こうしてツンドラへベリー摘みに、川へシルバーサーモン獲りにと誘ってくれました。

 週末には、少しお洒落をして、集まりへ。

「マイコには、これかな」

 手作りのビーズのネックレスを首にかけてくれ、少し離れて微笑み。賑やかな笑い声の聞こえるドアを開けると、手作り料理がテーブルを埋め、姪の誕生祝いに、従兄弟の引っ越し祝いにと持ち寄られたプレゼントが積まれています。歌や踊りにと、宴は夜更けまで。

「どの村から来た?」

村人達と同じ黒髪に茶色の瞳、どこへ行ってもそう聞かれたものです。お姉さんは、喉に何かつかえたような独特の音を持つネイティブの言葉をうまく話せない私にウインクしながら、「日本からよ。日本の妹よ」と答えます。

「ああ、日本の村かね。わしらの祖先は、元々は同じじゃったからのう」     

 真っ白な髪をしたお爺さんが、水平線を見つめながら、そう答えました。

・・・・・・・・・・・・
 
 ネイティブ・アラスカンの暮らしは、ここ百年ほどの間に大きく変化しています。今では狩猟採集のみに頼らずとも、スーパーへ行きお金を払えば、肉や魚、野菜や果物まで、一年中手に入れることができます。かつて移動の手段だった犬ぞりは、観光客向けのエンターテイメントとなり、村人達はゴアテックスのジャケットを着込み、雪原にはスノーマシンのエンジン音が響いています。人々の精神的な支柱は、シャーマニズムから、キリスト教へと移り変わりました。押し寄せるキャピタリズムの渦の中、各家庭のテレビからは、次から次へと新しい商品を掲げるコマーシャルが流れ、若者達は、イヤホンの英語のリズムに合わせ、バスケットケットボールに夢中です。

 毛皮をまとい狩猟採集に勤しむ、そんな物語に出てくるような「エスキモー」の暮らしは、もう村々では出会うことがありません。狩猟採集の腕を磨けば、皮のなめし方を覚えれば、パルカの作り方を上達させれば、コミュニティーの一員として幸せに暮らしていける、人々が長い間拠り所としていたそんな村社会の枠組みは、近代化の波に呑み込まれていきました。急激な変化の中、何を拠りどころに生きていけばいいのかと途方に暮れる人々。今日、ネイティブ・アラスカンの、アルコール中毒やうつ病、自殺率の増加が、大きな社会問題となっています。

 人々が長い間拠り所とした価値観や精神文化の移り変わり、最新式の機器に囲まれ流行の衣服をまとい、かといって、がむしゃらに走り続けることで手に入れる物質的な豊かさだけでは、心が満たされないと感じる人々。それは、日本から遠く離れた地球の北の果、ただここアラスカのみに見られる現象でしょうか? 

 欧米諸国に追いつけ追い越せで、著しい経済成長を遂げた日本。経済成長のもたらした受験戦争の激化は、少しでも偏差値の高い大学を出て、大企業に就職しよりステータスのある職種につけるようにと、子供達の背中を押し続けてきました。そうしてたどり着いた先には、競争に打ち勝ったのだからと恵まれた地位に胡坐をかく人々、勝とうが負けようが虚しさを満たすことができず心身症に悩む人々、競争には参加したくないと引きこもりやニートとなる人々、一律の秤で一緒くたに振り分けられ何の希望も見出いせない人々・・・。

 
 変化し続ける枠組みの中で、今、私達は何を大切なものとして選び取り、子供達に伝えていけばいいのでしょうか? 混濁の中に何を掬い取り、次世代へと繋げていけばいいのでしょうか?


 日々の子育てを通し、迷い、悩み、試行錯誤しながら、少しずつ少しずつ私なりの着地点を見つけていきたい、そう思っています。

子育てノート、シュミレーションと心構え

2013-10-06 06:05:54 | 子育てノート
子育てでも、以下の1と2を習慣にしておくと、どっと疲れるサイクルから抜け、スムーズに物事がすすむことがある。


1.いくつかの可能性をシュミレーションする。特に最悪ケースも想定。
2.心を構えておく。具体的に問題を防ぐ術があるなら実行しておく。場合によっては、事前に親子で話し合い、親も子も心を整えておくのもいい。


お皿洗い手伝いたい! 
1.割れる→この忙しい時に!と切れる。
2.割って欲しくないものはどけておく。泡で遊んだり、ゆすぎ切れてなかったりの効率の悪さも、手伝いをしたい!という心を育てるためなのだと心を決める。

自分でミルクつぐの~!
1.こぼれる→だからあなたにはまだできないって言ったでしょ!と切れる。
2.カーペットじゃないところに移動。自分でする!という自立心を育てるのだと覚えておく。失敗に出会ってもさっと解決に向け動く姿勢を教えるチャンスと心の準備。こぼれたなら「どうしたらいい?」と聞き、タオルを持ってこさせ、自分で処理させ(できる範囲で)、「今度はどうしたらこぼれないかな?」と考えさせる。

このゲーム(一人ボードゲームなど)したい! 
1.できない!と癇癪→私も切れる。 
2.「できなくてもいいのよ。できないことを少しずつ少しずつ続けるうちにできるようになるんだからね。怒らないって約束できるかな」と話し合い。癇癪をおこしても、静かに言い聞かせ、少し落ち着いたら抱っこしよう、子供自身にとっても「できない」というストレスに向き合い超えていく練習になる、と心の準備。

・オンライン成績アクセス
1.提出物の穴、クラスでのワークの凹み(テストやクイズと違い、しっかり聞いていれば必ずできるもの)→き~また~!と子供に向かう。
2.「穴あいてるけど、どうしたの?」と説明させるようにしよう(先生のミスや、理由があることもあるもの)。「何ができる?」と聞き、「先生にコンタクトする」「他の事で補えないか交渉する」など自分で考え動くようにさせよう、そう自分に言い聞かせる。

・明日朝6時に起こして!
1.起こす、ねむい、しばらくしてまた起こす、何とか上半身起こす、しばらくして、何で起こしてくれなかったの?!
2.「起きなかったらどうする?」「ねむいとか寝かせてとか僕の言うこと聞かないで、起こし続けて」「水かけようか?」「いや、それは・・・。起きるまで見届けてくれる?こうちゃんと座って何か始めるまで」、そんな話し合い。ベッドから引きずって床に座らせるようにしてます。(笑)

・教えて! 
1.分からない分からない!と癇癪→「何でこんなこと分かんないの!」と私も切れる。
2.「分からなくても怒らず、色々試して分かろうとしていこうね」とまずは同意。分からないなら違うメソッドで教えるなり、じっくり分かるまで付き合おうと自分の心の準備。

・小さな子のいる集まりにぞろぞろ参加
1.兄弟姉妹喧嘩。小さな子には強すぎる言葉、ラフすぎる行動。
2.小さな子は何でも大きい子の真似したがるものだからね、いいことを教えてあげるようにしようね、そう集まりに向かう車の中で話し合い。

・プレーデート
1.わがままを言って相手先に迷惑をかける
2.人の子を預かるっていうのは大変なことだからね。出来る限り家の人のこと手伝ってあげようね、そう事前に話し合い。



何度も失敗・想定外を繰り返し、シュミレーションの幅も広がるもの。爆発してどっと疲れるというのも、また新たなシュミレーションの幅が広がった!ということでもあり。そう思うとまた立ち上がれます。

カラスで突き進むも、築き上げるのは白い鳩

2013-10-06 06:05:43 | ファミリーディナートピック
ファミリーディナートピック。
(毎週金曜日の夜は、家族で知恵やバリューについての話をしています。我が家は今のところ特定の宗教に属すということはないのですが、宗教的テキストからも大いに学ぶことがあると思っています。)


「痛み」をサインとして:
 炎の中に手を入れ、もし痛い!と感じないのならば、やがて炎は腕をつたい身体に燃え移り全身を焼いてしまう。「痛み」は、このままではいけないというサインでもある。手を引っ込める、冷たい水で冷やす、それで手の先のやけどで済む。
 
心に痛みを感じるとき、それはサインでもある。そのまま突き進み、全身を焼いてしまうのでなく、何かを変える必要があるよというサイン。物事の見方、考え方を変えてみる。それでやがては癒える小さな傷で済む。



ワタリガラスが先導し、それでも新しい世界を作るのは白い鳩 (“The Raven and the Dove -When Cynicism Replaces Innocence- ” By Rabbi YY Jacobsonより):

ノアの箱舟の話。四十日間続いた大雨、世界を覆う洪水。ノアの家族とあらゆる種類の動物のつがいが箱舟に揺られること一年近く。ノアはワタリガラスを空に放つ。ワタリガラスは陸の上を何度も旋回し、船に戻り、また飛び立ちと繰り返す。その後、白鳩が放たれる。一度目は何も持たず船に戻る、二度目はオリーブの葉を口にくわえ(生命が再び息づいている証)、三度目は戻らない(陸が住める状態になったという証)
                                                    (旧約聖書or『トラ』より)

なぜ、ワタリガラスと白い鳩なのか? カラスは船から追放されたのだという解釈もある中、ユダヤ神秘主義カバラの解釈より:

カラスは、ネガティブなイメージの象徴でもある。攻撃性、厳しさ、荒さ、思いやりに欠け不親切、無情といったコンセプトと結び付けられる。「カラスのような暗さ」「自分の子供を見捨てる」といった記述が聖書にも。

対して白鳩は、無垢、純粋、誠実、忠誠、愛、平和、といったイメージ。

洪水の後、まず放たれるのはカラス。とてつもない惨事や痛ましい出来事、人生の洪水に見舞われた後、人はまず、カラスになる。疑心暗鬼であたりを見回し、それでも進むために攻撃性と厳しさと荒さを備え、親切であり寛容であってはまた傷ついてしまう、シニカルでいこう、もうあのとてつもない痛みを通りはしないのだ、そう力強く突き進む。

それでも、新しい地に降り立ち、再び世界を築くのは、白鳩。純粋さであり、誠実さであり、愛であり。

カラスで突き進むも、何かを築きあげていくのは、白鳩。このイメージを覚えておきたい。


*世界中でネガティブなイメージにとられるカラス。北米のネイティブ・アメリカンにとっては、「世界の創生主」とされているのも、また面白いです。

あの画家の目に、教えられたこと

2013-10-06 06:04:36 | 私史
学生時代のこと。古い家屋を改造し、いろりを囲んで食事をいただく、そんな少し独特の雰囲気の居酒屋で、知り合いとお酒を飲みながら話をしていた。私とは一回り以上違う、小さなギャラリー経営者や人形作家や画家の方達。皆生活は豊かでなく、その画家は、昼間肉体労働し、夜くったくたになりながら、描き続けているんだと笑っていた。

赤くまたたく炭を見つめながら、友人関係、家族関係、いかに授業がつまらないか、いかに今の社会がくだらないか、私はそんな不平不満いっぱいの言葉を並べていた。

すると、じっと話を聞いていた向かいの画家が、静かに言った。

「あんたはね、自分がどれほど与えられているか、ちっとも分かってない」

当時、その言葉よりも、その画家の目が、私の心に突き刺さったのを覚えている。

私を憐れむ目。

その目に、私は小さな小さな存在として映し出されていた。私の見ているものは、広がりの中のほんの小さな点のようなものだと。

「そろそろ行くかな、寝る前に形にしておきたいことがあるしね」

その画家は口元に少し微笑みを浮かべそう言うと、一人席を立ち、居酒屋を後にした。



今でも、あの目を、ふと思い出すことがある。「どれほど与えられているか」という言葉と共に。

点から顔を上げ、見回し、その広がりに息を呑む。小さな小さな自分、無限の地平へ踏み出して行きたい。

子育て風景、さらさらと流れ続け

2013-10-06 06:03:33 | 子育て風景
プレスクールに馴染めず、学校はどうしても嫌、僕は家にいるんだよ、どうしても行かなきゃいけないなら僕が11歳になってから(かなり大きくなってからという意味なのでしょう)、と頑なに言っていた次男。

上の四人は小さな頃から学校大好き、週に二日や三日のプレスクールでなく、早く毎日学校に行けるようになりたい!という様子だったのですが、この初めての反応が、新鮮でした。(笑)


パズルしてボードゲームしてお絵かきして何かを組み立てて、一人楽しそうに遊び続ける次男。普段お世話好きな兄姉四人に囲まれていている分、こんな時間が彼にとってはたっぷりと必要なのかもしれません。毎日兄姉の帰宅を楽しみにしながらも一人嬉しそうな次男、その生き生きとした表情を見ていると、子供にとって、一人で何かに熱中する時間というのも、また大切なのだなと感じています。一人で何かを試し失敗しまた試しと繰り返す内に、随分と色々なことができるようになっていたりも。

最近、お友達とも蜜に遊ぶようになって。追いかけあっこして取っ組み合いして汗をかき、アイデア出し合いながら一緒に何かを作り続け。

そうして大好きなお友達と思いっきり遊んだ帰り道のこと。

ぼく、五歳になったら学校へいこうかな。学校へ行ったら、お友達ともいっぱい会えるものね。

笑顔でうなずく次男。


こうして少しずつ、育ってるんだなあ。


さらさらと流れる小川の水

器に掬い取り

この水は四角い あの水は丸いとするよりも

小川の流れを見つめていこう


そんなことを思いつつ。

散歩。


お絵かき。


シュート!

ジムにて。

陽に向かって歌う!

子育て風景、創るって楽しい

2013-10-06 06:00:19 | 子育て風景
ここ何日か、長女はサイエンスのプロジェクトにかかりきり。「微生物(microorganism)についての冊子を作る」というもの。表紙、読み手を引き込むようなイントロダクション、目次、十の微生物についての説明と色つきスケッチ、二分法(dichotomy)を用いた説明チャートなどを盛り込むことになっていた。

ネットを検索し個々の微生物について調べつつ、表紙は何色の厚紙にしよう、タイトルは何にしようか、どんな言葉で読者を引き込もうかなあ、どの微生物を選ぼう、絵の構図はどうしたらいいかな、そう頭の中はプロジェクトをどう形にしていこうかでいっぱい。

こんなのどうかなあと、表紙やスケッチや文章を何度も見せに来て、「もうこんなに時間かかって嫌になっちゃう~」と口では言いながらも、目はランランと輝き、ウキウキしている様子が伝わってくる。

結局提出する前日夜の十時に出来上がり、やった~!と部屋中飛び上がって喜んでいた。

何かを創るって楽しい。

うぎゃ~、もおおお~と、すんなりいかないことに頭かきむしって叫びたくなることも確かにあるのだけれど、やっぱり、何もないまっさらなところから、少しずつ少しずつ何かを形にしていく過程というのは、もうたまらなく楽しい。


ママもね、今、お友達と、創っていこうとしているものがあるのよ、そんな言葉をかけてみる。


中学に入って初めてまとまった時間をかけたプロジェクト、「創る」という喜びを満喫したようでした。


表紙を開くと「微生物に捧ぐ」と一行。(笑)