靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

「難しい子」に育てられ

2013-10-17 02:52:34 | 子育てノート
夫が長期出張中の友人&二人の息子君交えて食事。子供がはしゃいで遊ぶ声を背後に聞きながら、友人と後片付け。手を動かし口を動かし。

二人の息子の内、一人の子とどうしてもぶつかってしまう。その子の行動のこういうところああいうところ気になってしょうがない。昨夜はお友達の家でのスリープオーバーでその子が家にいなかったのだけれど、もう一人とだけ一緒というのは、何てピースフルで私自身の精神も穏やかになるんだろうと驚いたのよと友人。

よく分かる! 自分の価値観のフレームにすっぽりとはまる手のかからない子だけだったら、子育ては何て楽しくハッピー!ですんでいただろうに。

四六時中何をしているかと覗き、「今何をするときだっけ?」と思い出させ、背中を押し尻を叩いてするべき事に向かわせる必要がある子。自分の思い通りにいかないと、感情をむき出しにして当り散らし、周りもどっと疲れる子。私自身の価値観からはずれることを、何度も何度も繰り返し、一緒にいると神経が擦り切れていくように感じる子。

そうかと思えば、ぱっぱと自分で物事を進め、感情的な切り替えもうまく、ルーティンも身の回りのことも私などよりきちんとしていて、こちらが自然と微笑んでしまうようなことを言ったりしたりを続ける子もいる。

それでも、この自分にとって難しいと感じる子達が、どれほど私自身を育ててくれただろうと思う。忍耐と寛容、自身の価値観の見直し、打ちひしがれても立ち上がり続けるガッツ、難しい子/手のかからない子という境界を超え一人一人を抱きしめることの大切さ、それらを何度も何度も教えてくれたのは、そして今も教え続けてくれるのは、この難しい子達。

この子達が、相性や価値観を超えたところにある、奥深くから湧き上がる愛情というものを示してくれた。


私達も育つために、この子達を与えられてる、親と子、一緒に育っていくためにこうして毎日向き合っているんだよね・・・、そう友人とつぶやき合い。

片づけが終わり、ハーブティーでほっと一息。きゃっきゃと遊び続ける子供達。二人の息子君を見つめる友人の目の優しさ。よしっ、明日からも頑張ろ、そう思った夜でした。

子供言葉、どっち?

2013-10-17 02:50:40 | 子供言葉
最近、子供達の間で「どっちがいい?ゲーム」が流行っている。



次女九歳: 紫の鼻と黄色の歯とどっちがいい

私: 緑のヒゲかな。

次女: ママ、二択ね!   私はね、黄色の歯だなあ。歯だったら口を閉じたら見えないけど、鼻は隠せないもの。






三女六歳: つるっぱげと、髪の毛が一生ぎっしり生えてるのとどっちがいい? ぎっしりっていうのはね、肌が見えないくらい隙間無くてね、前髪は目のすぐ上まで、横と後ろは腰まで、もう重くてぎっしり。

私: ぎ、ぎっしりは、ケア大変そうだから、つるっぱげかな。

三女: 私はぎっしり髪だなあ。だって人がよじのぼって遊べる!






次男四歳: 永遠にドラゴンの顔と、毎日ジャケット着るのとどっちがいい?

私: これは難しい選択ね。ドラゴン顔かな。

次男: 僕は毎日ジャケットかなあ。

私: そう。