二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ひえ・あわに群がるスズメ

2020年09月21日 | シャッフル/photos
クルマで移動中、スズメたちの集団を見かけたので、撮影可能範囲まで路肩に寄せて停車、車中よりしばらく観察(*・д・)  おや、稲穂ではなく、雑草として生えているひえ・あわの穂に群がっている。 ほら一粒ゲットした!  つぎつぎ食べているけど、ひえ・あわばかり。50羽はいたなあ、チュンチュンにぎやかだった(*^。^*) . . . 本文を読む
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水底にさへ花ぞ散りける ~「紀貫之」を読む

2020年09月20日 | エッセイ(国内)
■大岡信「紀貫之」(ちくま学芸文庫)を読む 「紀貫之」を読み終えた読者は、この歌人に事寄せ、大岡さんが、遠まわしに自分自身を語っていることに気がつくだろう。解説の堀江敏幸さんも、大岡さんの作品を例にあげて、そのあたりを明快に指摘しておられる。 本書には40歳の若々しい、前途洋々の大岡さんの声が聞こえる。明るい光が、ページの奥まで差し込んでいる。才気みなぎる、すばらしい一冊に仕上げた著者の手腕に . . . 本文を読む
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我が家の牡猫

2020年09月20日 | シャッフル/photos
腹いっぱいになったし、今日はいいお天気。 座布団がわりにしている物置の前の草むらに腰をおろして、さあて体のお手入れ。 「よかったなあケンタ、涼しくなってきたぞ」といったら「うん!」だって( ´◡` )タハハ . . . 本文を読む
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ソニーから新シリーズミラーレスが・・・

2020年09月19日 | シャッフル/photos
https://kakaku.com/item/J0000033819/?lid=20190108pricemenu_hot  ソニーから新シリーズの小型軽量ミラーレス一眼α7cが発売になりますね( ^_^)  価格は20万6千円。気になるカメラですなあ。 外観はAPS-Cそっくり、中身は7Ⅲか? . . . 本文を読む
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猫に向かってシャッターボタンを(ポエムNO.4-26)

2020年09月19日 | 俳句・短歌・詩集
   (2018年4月 前橋市) 世界はおれを待っている。 そんなことをぶつぶついいながら 墨染の衣を着た男が街角を曲がって 一昨日のむこうへ見えなくなった。 世界はあたしを待っている。 そんなことをつぶやきながら スパンコールのドレスを着た女が あさっての方角からやってくる。 すれ違ったとき火花が散った だれもが日常の中で散らしている 目に見えない火花さ。 あっけにとられながらぼくは缶 . . . 本文を読む
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大岡信「紀貫之」(ちくま学芸文庫)を読みはじめた

2020年09月18日 | エッセイ(国内)
TODA BOOKSを散歩していたら、大岡信さんの「紀貫之」(ちくま学芸文庫)があったので、手に入れてさっそく読みはじめた。 《それまでの貫之像を一変させた画期的名著》と帯文コピーの決まり文句(^^ )  さっそく子規の「歌よみに与ふる書」の検討からはじめている。 このあたりが大岡さんのホームグランドなのだ。 子規に痛罵されて以来、「古今和歌集」と貫之の権威は地に墜ちた。それを再評価し、復権させ . . . 本文を読む
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指を眺める(ポエムNO.4-25)

2020年09月17日 | 俳句・短歌・詩集
おやおや おやおや 自分の老いた指を眺めながら 意味のないつぶやきをくり返す。 ・・・おやおや。 なにもかも おやおやなのだ。 女が長いことしくしく泣いている。 あれはなにが悲しいのだろう。 泣いて洗い流したいものがあるのだ。 たった一回だけの夏がある。 甲子園のあの夏 みたいな夏を後生大事にかかえて そのあとは埃っぽいでこぼこ道ばかり歩いてきた。 そういう人はきっとたくさんいる。 おやおや . . . 本文を読む
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Love Love♪ ナミアゲハ

2020年09月16日 | シャッフル/photos
えーっ夏は終ったの? いえいえ、まだです。 ラヴラヴ・ナミアゲハの結婚飛行♪  もう一世代いきますよん。断られても断られても、彼女に猛アタック!  動きの激しい右が♂だろう。 ヤブガラシ、人間の食用にもなるんだそうな。 多くのチョウやハチがやってくる。被写体に困ったらヤブガラシを探せ(*゚v`)タハハ . . . 本文を読む
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街角小景2020

2020年09月15日 | Blog & Photo
いまという時代の断片かしらねぇ。 2020年8月前橋市。 おばあちゃんは日本人、スタイルのいいお母さんはフィリピン人・・・だと思う。 日傘が強烈な直射日光を遮ってくれる、いくらかは(~o~)  信号待ちの運転席から眺めた街角小景。 . . . 本文を読む
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遠い波打ち際で(ポエムNO.4-24)

2020年09月15日 | 俳句・短歌・詩集
   (新宿オールディーズライブ/ザ・アムトラックにて 1993年ごろ) 心も体もいつのまにやら日が暮れて スズムシが一昨日から鳴いている。 モーツァルトが好きな耳の はるか遠い 遠い波打ち際で。 あれはたしか 五歳か六歳のころだったか そのあと十年もたったころだったか 記憶はこんがらがって へたった染みだらけのYシャツのように持ち主をからかう。 昔を思い出そうとしているのさ。 それが . . . 本文を読む
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