二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

道端観察館 2 (虫注意)

2013年08月28日 | Blog & Photo
昨日は雲の量が多く、ときおり陽が翳って、涼風が吹いてくる。
よしこれなら・・・と思い、いつもクルマに積んである麦わら帽子をかぶって、河川敷の中の土手ぎわを観察して歩いた。カメラ一台にレンズ一本。
以前はAPS-Cサイズの一眼レフ二台に、それぞれレンズをつけて、長靴をはき、草むらの奥までずんずん入っていったが、いまはそういう情熱というか、積極性はない(~o~)

タムロン90mmマクロで撮れる範囲の被写体を探す。
そして、可能な限り、細緻なフォトを撮ろうと、心がけている。昆虫たちは大抵逃げ足がはやいですからね、甲虫の仲間を除いて。シャッターを押そうとした、その瞬間に逃げられたりしている。



トップに挙げたのは、ウラギンシジミ♀。翅表が♂はオレンジ、♀は薄茶にグレーで、初心者であっても、すぐに同定できる。
なぜ「ウラギン」なのかというと、翅裏が銀色だから。一見白っぽいだけだが、見る角度によって、太陽の光をキラキラと反射する。



こちらはキイロスズメバチだろうと推定している中型のハチ。攻撃性をもっているから、接近するには注意が必要(^^;)



ほぼ正面からアップにすると、こういう獰猛な戦士の顔となる。
わが家ではわたしが少年のころ、ミツバチを飼っていた。その養蜂箱に大型のハチが襲いかかることがあり、大騒ぎとなったことを覚えている。スズメバチといっても、6~7種があるから、あのときのハチがキイロスズメバチだったかどうか?

「オオグマン」がやってきた! といっていたが、ある種の方言で、さっき調べたらオオスズメバチのこととわかった。
襲いかかるのは数頭。その数頭を何十頭ものミツバチが束になって取り囲み、戦闘状態となる。ブンブンと賑やか。ミツバチはよってたかって、自分たちが発する体の熱でオオグマンをやっつける! 戦闘が終ると、何十というミツバチの死骸が、累々と横たわる。その中にオオグマンの死骸が、二、三頭まじっている。
そんな少年時代に目撃した衝撃的な場面が、おぼろげに甦ってきた。



つぶやきでもとりあげたけれど、♂を二頭も背負ったオンブバッタとめぐり逢った。
こうなると、敵がやってきても、飛んで逃げることはできない。
わたしの気配を察し、草から草へと、這うように移動していった。



さて、もう帰ろうとしていたら、河川敷公園の中にクヌギがあるのに気がついたので、一本一本見て歩いたら、運よくコクワガタのご夫妻と出会った。
わたしにとって、今年最初で最後のクワガタである(~o~)
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