別名「13管楽器のためのセレナード」という。
さらにつけくわえるならセレナード第10番変ロ長調(K.361)のことである。
わたしが今季(昨年12月から現在まで)聴いてきた名曲の中の重要メニューだ。
愛聴盤は「サビーネ・マイヤー管楽器アンサンブル」による演奏。レコーディングされたのは1991年である。
セレナードで一番有名なのは、だれもが知っている「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。
モーツァルトはセレナード、ディヴァルティメントの分野にも、秀逸な音楽をいくつも残している。イージーリスニング、BGMとして、人気度NO.1がこの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。
高雅な洗練された音楽として、クラシックにさしたる関心がない層にも広く愛されている。
ところで「グラン・パルティータ」は管楽器だけでおこなわれるセレナード。こちらもモーツァルト・ファンならば、絶対に落とすことのできない名曲である♪
「これを聴かずして人生を終えるなんて、何てもったいないのだろう」
シンフォニーも素晴らしいし、ピアノコンチェルトも。
・・・だけど、セレナードなんて。
そう考えているあなたを、ぜひグラン・パルティータの愉楽の園へ招待したいのです。
https://www.youtube.com/watch?v=ppfDZ3RA_9Y
かなり古めかしい、ノイズだらけのラディオ音源ながら、ここにベルリン・フィルによる演奏と簡単な解説があるので、興味がある方はどうぞ、全曲盤ではないけれど。
この合奏曲は管楽器奏者にとっては至宝といえるメニューなので、名盤は何枚もあるに違いない。
全7楽章におよぶ大規模なもので、楽章ごとに変化に富んだ、充実した聴き応え十分な音楽。
このディスクは以下のような楽器によって構成されている。
オーボエ 2
クラリネット 2
バセット・ホルン 2
ホルン 4
バスーン 2
ダブル・バスーン 1
そう、必要不可欠と思われている弦楽器がないのである。モーツァルトにはほかにも管楽器のみによるセレナードが2曲あるそうだが、そちらはまだ聴いたことがない。
たった35年の生涯に、約700曲もの音楽を残し、天に召されてしまったモーツァルト(/_・)
その中にあって、この「13管楽器のためのセレナード」の存在は非常に際立った、ピュアな光を放っている。
暗さ、重さ、深刻さとは無縁、そう・・・とても上機嫌なモーツァルトに出会える。
(古本で買った「朝日グラフ」のモーツァルト特集号、1991年刊)
この曲の魅力が、わたしにはなかなかわからず、聴きはじめてからいったい何年かかったことやら!?
その間、ほかの演奏家によるものをふくめ、10回以上は聴いている。
主役、脇役はしばしば交代し、まるで7つの肖像画を眺めているよう・・・。
いつごろ、なんの目的で作曲されたのかは調べてみれば概略はすぐにわかる。しかし、いろいろ推測はなされるものの、本当のところは不明というほかない。
華やかな舞踏会の音楽、思索のあとをとどめた内省的な音楽、豪華なレセプションのための音楽、悲しみにひたる女性の横顔のような音楽、晴天の朝日が谷間に差し込んでくるみたいな清浄感にあふれた音楽、ジョークを飛ばしながら涙ぐんでいる中年男のハンカチがひらひらしているような音楽・・・列挙すればまだまだ、いろいろな情景がまぶたに浮かぶ。
こんな音楽、こんな響きをつくった作曲家が、ほかにいるだろうか!?
管楽器奏者たちの至宝、モーツァルト・ファンの至宝。
わたしはそう確信し、クラシックなんておれにゃあ、あたしにゃあ関係ないぜ。そう考えているあなたを47分間の音楽会にご招待したく存じます(^^♪
さらにつけくわえるならセレナード第10番変ロ長調(K.361)のことである。
わたしが今季(昨年12月から現在まで)聴いてきた名曲の中の重要メニューだ。
愛聴盤は「サビーネ・マイヤー管楽器アンサンブル」による演奏。レコーディングされたのは1991年である。
セレナードで一番有名なのは、だれもが知っている「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。
モーツァルトはセレナード、ディヴァルティメントの分野にも、秀逸な音楽をいくつも残している。イージーリスニング、BGMとして、人気度NO.1がこの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。
高雅な洗練された音楽として、クラシックにさしたる関心がない層にも広く愛されている。
ところで「グラン・パルティータ」は管楽器だけでおこなわれるセレナード。こちらもモーツァルト・ファンならば、絶対に落とすことのできない名曲である♪
「これを聴かずして人生を終えるなんて、何てもったいないのだろう」
シンフォニーも素晴らしいし、ピアノコンチェルトも。
・・・だけど、セレナードなんて。
そう考えているあなたを、ぜひグラン・パルティータの愉楽の園へ招待したいのです。
https://www.youtube.com/watch?v=ppfDZ3RA_9Y
かなり古めかしい、ノイズだらけのラディオ音源ながら、ここにベルリン・フィルによる演奏と簡単な解説があるので、興味がある方はどうぞ、全曲盤ではないけれど。
この合奏曲は管楽器奏者にとっては至宝といえるメニューなので、名盤は何枚もあるに違いない。
全7楽章におよぶ大規模なもので、楽章ごとに変化に富んだ、充実した聴き応え十分な音楽。
このディスクは以下のような楽器によって構成されている。
オーボエ 2
クラリネット 2
バセット・ホルン 2
ホルン 4
バスーン 2
ダブル・バスーン 1
そう、必要不可欠と思われている弦楽器がないのである。モーツァルトにはほかにも管楽器のみによるセレナードが2曲あるそうだが、そちらはまだ聴いたことがない。
たった35年の生涯に、約700曲もの音楽を残し、天に召されてしまったモーツァルト(/_・)
その中にあって、この「13管楽器のためのセレナード」の存在は非常に際立った、ピュアな光を放っている。
暗さ、重さ、深刻さとは無縁、そう・・・とても上機嫌なモーツァルトに出会える。
(古本で買った「朝日グラフ」のモーツァルト特集号、1991年刊)
この曲の魅力が、わたしにはなかなかわからず、聴きはじめてからいったい何年かかったことやら!?
その間、ほかの演奏家によるものをふくめ、10回以上は聴いている。
主役、脇役はしばしば交代し、まるで7つの肖像画を眺めているよう・・・。
いつごろ、なんの目的で作曲されたのかは調べてみれば概略はすぐにわかる。しかし、いろいろ推測はなされるものの、本当のところは不明というほかない。
華やかな舞踏会の音楽、思索のあとをとどめた内省的な音楽、豪華なレセプションのための音楽、悲しみにひたる女性の横顔のような音楽、晴天の朝日が谷間に差し込んでくるみたいな清浄感にあふれた音楽、ジョークを飛ばしながら涙ぐんでいる中年男のハンカチがひらひらしているような音楽・・・列挙すればまだまだ、いろいろな情景がまぶたに浮かぶ。
こんな音楽、こんな響きをつくった作曲家が、ほかにいるだろうか!?
管楽器奏者たちの至宝、モーツァルト・ファンの至宝。
わたしはそう確信し、クラシックなんておれにゃあ、あたしにゃあ関係ないぜ。そう考えているあなたを47分間の音楽会にご招待したく存じます(^^♪