富士フイルムから、X10というコンパクトデジタルカメラが発売になったのは、2011年10月のこと。はじめヤマダ電機でさわった瞬間から、好印象をいだいた。カメラのキタムラ前橋荒牧店、高崎店でも、訪れるたびに実機にふれて、手になじむかどうか、操作性はどうか、写りはどうかと、品定めしてきた(~o~)
仕事はじめは5日だったが、前橋荒牧店へいってみると、それまでより価格が6000円もお安くなっている。「おや、ずいぶん価格が下がったんですね」「ええ、本日から大幅値下げです」「これなら、価格.comに対抗できるじゃありませんか」
そんなやり取りのあと、買うことに決めた。
下取りに予定していたニコンD70は、昨年の12月から、クルマのトランクに積みっ放し。で、昨夜、帰りがけに買って帰ってきた。
起動時のもっさりした動作は、はじめからわかっていたが、それにしても、3秒くらいかかるのはいただけない。これはこのカメラの大きな欠点。起動時ばかりでなく、明暗差の大きい場合、やっぱりAEの追従性は、はやいとはいえない。
わたしはX10を、盛り場で動きの激しい人物スナップで使用するつもりであったから、このAEの追従性能の遅さはとても気にかかる。はたして、使いものになるかどうか、不安をいだいている。
X10に惹かれたいちばんの理由は、その外装仕上げ。ライカとはいわないけれど、カメラがまだ耐久消費財(‘財’ですぞ!)であったころのフィルムカメラの感触をもっている。いつも気にかかるシャッタータイムラグはまずまず。使用頻度が高いプラスマイナスの補正もバッチリ!
雑誌やネット上のファーストインプレで画質についてはべた褒め! なので、信頼することにしたし、手のはやい(?)マイミクあっきいさんが、すでにかなりの画像をアルバムにアップしておられる。
「へええ・・・まあ、コンデジにしては大きめの撮像素子だからねぇ」と納得していた。
高感度特性については、1600が許容範囲という期待をもっていたが、CX6より一段よければOKだと考えることにした。
トップにあげたのが、本日テーブルフォトしたX10。オール金属外装と、合成貼り革が、レトロな味を出し、ガジェットとしての魅力を放っている。
そして、これ。「made in japan」の刻印にしびれる(笑)。
このX10は、むろんAPS-CのニコンD7000の代用品ではないし、使用頻度がもっとも高い、高倍率ズーム機CX6の身代わりにもならない。あえていえば、LX5の後継機だと考えていたが、はたしてどんなものだろう。
今日はヒマがあったので、3機種の撮りくらべをやってみた。
上がLX5、中がCX6、下がX10の順である。設定はデフォルト(default)のまま。 アスペクト比3:2。
撮影時刻はPM3:30ころ。WB=AUTO。
変電所:28mm域、プログラム。遠近の描写性能を調べてみた。露出精度(アンダー、オーバー)にかなりの差がある。
LX5
CX6
X10
制水弁:50mm域で、質感描写比較、測光のクセの把握、色再現の確認。
LX5
CX6
X10
住宅街:50mm域、色再現の特性と、グラデーションの豊富さをくらべた。
LX5
CX6
X10
元画像を250kbに縮小し、ノートリミング、ノーレタッチ。
コメントを書いていると、記事が長くなってしまうので、省略。
わたし自身のこのメカに対するファーストインプレは、日をあらためて書くことにしよう。