二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

2013年ベストセレクション第9回「夜への階段」

2013年12月25日 | Blog & Photo
ベストセレクション・シリーズも第9回となった。
客観的に見えているようで、じつは見えてなんかいないから、自分の作品を選ぶのはむずかしい。
あれかこれかと迷いはじめたら、キリがない。
最後はエイヤッ! ってことになるのだ、いつだって。

「夜への階段」は、はじめは街撮りの延長としてスタート。
つまり、「郷土遊覧記」の夕暮れ、夜バーションだった。それが「夕景/空景」へと変貌し、近ごろは風景写真に近づいている。

TOPに据えた夕景は、わたしのおぼつかない記憶によれば、PENデジのアートフィルター、ドラマチックトーンでとらえている。
そうしないと、川の流れが、こんなふうには、目を覚まさず、暗く沈んでしまう。ストレートで撮影したあと、アートフィルターを2種類ほど使ってみた中の一枚。
空からマンガチックな顔が、地上を見下ろしている・・・ようにわたしには見える。


こちらはPENデジのiAUTOで撮影。オートだけれど、風景モードとなるので、彩度がアップし、コントラストくっきりの画像となった。
背景は上毛三山のひとつ、榛名山の山並み。
赤城山、榛名山、妙義山が、個性豊かな上州の三山。
それと霊峰浅間山が、裏の畑から西方はるかに聳えている。若いころは家族をつれて、よく行楽で出かけた山々である。


餌を狙うサギの孤影。
ダイサギ? コサギかな?
フジフィルムX20の夕景モードで、デジタルテレコンを使った。
夕陽を浴びた川面が、まるで金箔を敷きつめたように描写された。
こういうフォトを眺めていると、望遠ズームが欲しくなる。ただし、わたしの場合、出番がどれほどあるか疑わしい。買うのをつい、ためらってしまう。


別な写真を・・・と思ったが、こちら「夕景/空景」の中の一枚に差し替える。
年に1回出るかどうかという、見事な鱗雲。
冬木立が好きなので、それと組み合わせてみた。
ツキがあるかないか?
写真はなかば偶然の産物なので、女神が微笑むのを待っている。微笑んでくれたときのよろこびは、なにものにもかえがたいほど。


つぎは街撮りの延長の中の一枚。
ここはブライダルファッションの店先で、この女性は来客を見送っている。
そこにわたしのクルマがやってきて、信号待ち。あらら・・・と、助手席側の窓をあけてX20でパチリ! 凛々しい立ち姿のシルエット。
印象に残る小景を撮ることができた。ややぶれているけれど、まあやむをえない(^^;)


さて最後は国道際にある、ゴルフショップ。
空の表情と、ショップの派手なオレンジ色を強調するため、PENデジのドラマチックトーンで、信号待ちの運転席から。
ここまでやると、ちょっとやりすぎ?
気を付けないと、下品な写真になってしまう。一時はものめずらしさにかられて、盛んにアートフィルターを使った。しかし、いまではストレートフォトに回帰している。
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