二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

読書についてのひとりごと ~老年の文学

2017年10月18日 | 小説(海外)
(昨夕、紀伊國屋書店で買った「ハドリアヌス帝の回想」。高い本なので、決心が必要だった) 本を読む時間は、現実から身をふりほどき、脳や心を遠い世界へさまよわせることである。 読書するというのは、したがって、人生からの“途中下車”といえなくはない。 わたしは毎日、この“途中下車”をやっている。 その間、いろいろな栄養や酸素が脳と心に補給される。友人には映画人が何人かいる。 彼らは映画館にいるとき、 . . . 本文を読む
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