二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

散るサクラ

2016年04月05日 | Blog & Photo
サクラが咲くと、なぜ日本人は宴会したがるのだろう? 秀吉がかの醍醐の花見を挙行したのが、1598年4月、江戸の中期ころには、花見が庶民のあいだに広まっていく。 「吉野山去年(こぞ)のしをりの道かへてまだ見ぬかたの花を尋ねむ」と西行は詠った。散り敷いたサクラもまた素晴らしい風情がある。 われら日本人の無常観は、サクラに極まっている。 それを最初に発見したのは、西行であった。 . . . 本文を読む
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