朝起きたら、なぜか甘いモノが食べたかった。
買い置きは何も無い。
「うーん」
キッチンをガサガワ。
小麦粉と、チョコチップと、くるみ。
無塩バターと砂糖とたまご。
「よし。」
唐突にクッキー作り。
チョコチップクッキーはちょっと子どもっぽいので、もうすこし大人な感じにしたくて、わたしの好きな、オレンジフレーバーの紅茶「レディグレィ」を入れて二種類作った。
クッキーはあっという間に出来る。
とくに型抜きもしない、丸めて手のひらで伸ばすだけのシンプルクッキー。
オーブンから甘い香りが漂う。
手作りの醍醐味は作ってる最中の香り。
久々に作ったので、kenjiもなんだか興奮していた。
「おいしいねえ!」
わたしも、久々に食べて、「おいしい!」
食べたい時にさっとなにか作れるって、「よく出来た奥さん」みたいでいいんじゃない?ってちょっといい気分。
2日目、
「おいしくない。」
と、クッキーを食べながらkenjiが言った。
ガーン!
2日目ともなると、感動はなくなって、真実が見えてくるらしい。
今回のクッキー、実は材料さえちゃんと入ってないし、作り方もめちゃくちゃなのだ。
まず、バニラエッセンスが入っていない。
しばらく前、バニラエッセンスのボトルが棚の中で横倒しになっていて、中身が全部漏れていたのに気づいた。どうりでキッチンが幸せな香り漂っていたわけだ。
なので、バニラエッセンスはなし。
バターもほんとは常温にもどして白くなるまでホイップするのだが、常温に戻す時間が惜しくて、電子レンジでチンしたら、液体になるまで溶けちゃった。
でも強引に砂糖とあわせてかき混ぜた。
小麦粉も、新しいほうがおいしいのだけれど、随分前に買ったもの。
ばれたか。
感動が無くなる前に、一日で食べ切っちゃえばよかった。
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