千葉県庁で07年度までの5年間に約30億円の不正経理が繰り返されていた問題で、県は9日、内部調査の結果を公表した。
調査対象は消耗品購入費の約65億円で、半分近くで不正経理がまかり通っていたことになる。
調査対象は消耗品購入費の約65億円で、半分近くで不正経理がまかり通っていたことになる。
県庁内の全401の課や室のうち96%に当たる383で不正が見つかり、部署別では県土整備部(約9億4700万円)と農林水産部(約7億4000万円)が多く、県警は約1億1800万円だった。
手口は文房具や事務機器を納入する業者に架空請求書を出させ、
県費を振り込む「預け」が最も多く、
約4億1800万円が計39業者の口座にプールされていた。
県が損害と認定した7億円は使途不明の1億1000万円のほか、
将棋盤や卓球台の購入にも使われていた。
返還を求めるのは管理職(副課長・主幹級)以上で現職3400人、退職者2000人に上る見通し。
さらに1000人前後の現職を懲戒処分とし、悪質なケースは刑事告発も検討する。
*****私の怒り*****
5年間に約30億円の不正経理とはあきれたもの。
これは千葉県に限ったことではなかろう。
公務員の宿命、いや、役所の宿命である。
予算が単年度であり、予算を使い切らなければ、翌年度の予算が削られるという仕組みがこういった不正経理につながるのだ。
予算を余らせる、あるいは、節約することに対する評価というものがない。
また、第三者のチェックがないというのも問題。
予算決算の公表がこの際有効な手段となる。
地方に金を回せ。
地方に金を使わせる方が有効な使い方ができると言ってきた。
しかし、実態がこんな有様では到底任せることができない。
税金を使う役人の小汚い精神こそ正せ。