麻生太郎首相が7月31日、自民党本部で自民党のマニフェストを発表した。
10年で手取り100万円増、1人当たり国民所得を世界トップクラスにする、などの公約を盛り込み、景気対策を最重要点に掲げた。
麻生氏は冒頭、
「マイナスをプラス、プラスをもっとプラスへ。改めるべきは改め、伸ばすべきは伸ばす」、
「他党との違いは『責任力』だ」
と訴えた。
「責任力、財源の責任などかねがねおっしゃっていたが、自民党が財源に触れていない点、どう説明するか。費用がなければ赤字国債を当てるのか」
と、問われると、
「あとで園田(博之)政調会長代理に聞いてください」
と、あっさりバトンタッチ。
肝心の園田氏も明快な回答はできず、赤字国債についても、
「景気回復のために重点投資するには歳出予算を組まざるを得ない。相当高くなる可能性がある。その場合、国債発行もやむを得ない」
と回答。
***** 私の怒り *****
あれだけ民主党のマニフェストの財源に文句をつけた麻生君、あなたの方の財源問題については、何も答えられなかったではないか。
無責任な話だ。自分たちができもしないことなら、人を責めるんじゃあない。
人間として失格だ。
そもそも、任期4年の衆議院議員選挙のマニフェストに10年経ったらこうするなんて、遠い先の話をするんじゃあない。
責任力といっていながら、実態は無責任マニフェストだ。
国民はもうそんな言葉ではごまかされないのだ。