森元首相が面白いことを言った。
沈没しそうな船の底に居たねずみは、いざ、船が沈む気配を感じると、デッキに出てきて、右往左往する。
あわてん坊のねずみは、デッキから海に飛び込み、そして、死ぬ。
今、自民党の状況はまさにその時と同じ。だから、あわてるなと、言いたいのだが、実際は違う。
何の指示も出さないキャプテンだけは、一人、操舵室で、海の向こうを見ている。
副キャプテンは、逐一、デッキの上で多くのねずみが右往左往していることを報告に行くが、「お前に任せる」の一点張り。
多くのねずみは、
「あのキャプテンは、頭は悪いし、漫画ばかり読んでいる。時に、夜のバーに出かけて、ウィスキーを飲んでいる。仲間のことは何一つ面倒を見ない。この船が沈没したところで、自分は一度首相をしたのだから、後は悠々自適に過ごすだけだと思っているようだ。」、
と思っている。
結局、ねずみは走り回っただけ。
何匹かのねずみは、船を乗り換えることを考えている。
大山鳴動して、ねずみ一匹?
いやいや、ねずみだらけ。
今もチュウチュウ言っている。
「ところで、この船は沈没するの?」
と、ねずみはお互いに聞くが、誰も、
「たぶん・・・」、と言うだけ。
あのキャプテンさえ居なければ、この船だって、そう簡単に沈みっこない。
しかし、みんな、ねずみ。
誰一人、操縦できる人は居ない。
沈まないけど、進まない幽霊船になりそうな気がする。
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