ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

アメリカ大統領選挙と映画「プリデスティネーション」など

2016-11-12 18:03:03 | 映画


アメリカの大統領選挙が終わりましたね。
まさかのトランプ大統領誕生で、今年一番のサプライズ。
まだ驚きと混乱が覚めやらぬようで、アメリカ国内ではデモや暴動も起きているようで、これからどうなっちゃうんだろうかという感じですね。
日本は呑気なもので、トランプ氏がTPPはやめるといっているのに、強行採決したりして、こっちもどうなっちゃうんだろうかという感じです。

世界はますます流動的になり、混迷を深めてきているようです。
歴史を見ても、安定した時期は長くは続かないんですね。
ヨーロッパはかなり頑張ってEU作ったけど、イギリスが離脱して、フランスもドイツも右派が台頭してきて、アメリカ大統領選も対岸の火ではなくなりつつあるようです。

とはいえ、ネットではいろんな意見が飛び交っていますね。
トランプ大統領誕生はむしろ歓迎すべきことで、これでアメリカの産軍複合体は打撃を受けるだろうとか、
ロシアとアメリカが手を結ぶのはいいことだとか、
いやいや、テキはヒラリーだろうがトランプだろうが、元々アメリカに分断をもたらし内戦に持ち込む戦略を持っていたんだとか・・
まあ、いろいろあります。

でも、私が一番感じたのは、為政者の横暴に対して、金も地位もない普通の庶民にできる唯一のかつ強力な対抗手段は「投票行動」だということです。

もちろん、それだって誘導された結果だということもできるでしょう。
カリスマ的な候補にマスメディアがこぞって反対あるいは賛成の意を表し、人々を煽り立て、お祭り騒ぎにして誘導する。
あるいは、不正選挙という手だってありえます。
それでも、数で優っているのは我々庶民なのですね。
世界の1%が99%の富を占有しているという現実の中で、
どう考えても、99%の方が数が多い。
圧倒的に多い。
それなのに、なぜ99%が常に1%に負けてしまうのか。

もちろん、そこにはからくりがあるわけで、
あの手この手でテキは攻めてくるのですが、
それでも、やっぱり、どう考えても99%の方が数が多い。
圧倒的に多い。
それをまずは自覚することが大事かと思います。

世界は、私たちが考えるよりもずっと流動的で変化に満ちています。
これからの時代はさらに大きく変化していくでしょう。

おもいがけないことが起き、
おもいがけない人たちが台頭して、
おもいがけない未来が開けてくるかもしれない。
それを期待し(いい方向に向かうと期待し)、日々世界で起きていることに注視していきたいと思います。

世界はますます面白くなっていくかもしれませんから。
いつもワクワクしていましょう。
何しろ、私たちは99%なのですから!


話はころっと変わりますが、
夕べ HULUで映画「プリデスティネーション」を見ました。
ロバート・A・ハインライン原作のSF小説の映画化です。
(スピエリッグ兄弟監督作品。イーサン・ホーク主演)
これがねえ、けっこう面白かった。

大統領選挙とは関係ない映画ですが、全くないかといえばそうでもない。
あらすじを話すとネタバレになってしまい、この映画ほどネタバレしてほしくない映画もないので、しませんが、
結局、世界の中心にいるのは「私」で、その背後にはなんだか悪魔的存在も見え隠れする、という感じかな。
見終えた直後は頭の中が???なのですが(つっこみどころもありますが)
いろんな意味で刺激的かつ象徴的で実に面白い映画でした。
SF好き、特にタイムトラベル好きにはお勧めな一本です。
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