カイツブリは今年も小さな池の小さな島に浮巣を作り、いよいよ卵を温め始めたようです。
カイツブリの托卵日数は20~25日というので、5月半ば頃には雛が孵るかな。
楽しみです。
ちゃんと卵が孵るように、カラスに狙われないように・・心配事はいっぱいあるけど、毎年こうしてこの小さな池に戻ってきて雛を孵してくれるのは、なんて嬉しいことだろう。
こんな小さな人口池が、彼らにとっては大事なふるさとなのだ、と思うと、なんだか切なくなります。
我家の子どもたちも団地育ちなので、団地が彼らにとってのふるさとです。
どんなに小さくて狭い家でも、せせこましい環境でも、生まれ育った場所は、彼らのふるさとなのですね。
私自身は子どもの頃、田舎で育ったので、野山を走り回っていました。
都会の団地育ちには想像のつかないアドベンチャーな日々でした。
でも、あの田舎は父の転勤で一時的に滞在しただけの場所で、私のふるさとではありません。
私のふるさとってどこだろう?
生まれてから9歳まで過ごした東京なのか。
でも、東京にはほとんど思い入れがなくて、
この歳になって思い出すのは、なぜか山や川や海の景色なのです。
不思議だ。
ふるさとって何だろう?
もしかすると、一番幸せだったころに住んでいた場所、なのかもしれません。
池のかいつぶりを眺めながら、そんなことを思いました。
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