ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

『SHERLOCK/忌まわしき花嫁』

2016-02-20 18:18:20 | 映画
劇場版『SHERLOCK/忌まわしき花嫁』を見てきました!
楽しかった!
全編ニヤニヤしっぱなし。
時々大声で「ワッハッハ」と笑いたくなって困った。
 でも、誰も笑ってなかった。
たぶん、わけわかんないんだろう、気の毒に・・と思った。

『シャーロック』ファンには嬉しいファンサービス満載の映画です。
新しい『シャーロック』をどれだけ待ち焦がれていたことか!
でも、ファンじゃない人には、なんじゃこれ??な映画でもあると思う。

これはBBCのTVドラマ『シャーロック』のシーズン3とシーズン4を繋ぐための
プロモーション映画、あるいは、ファンサービス映画といっていいと思う。
残念ながら、『シャーロック』を見たことのない人にはお勧めできません。

もしも見るなら、劇場に行く前に『シャーロック』シーズン3まで、最低2回は見ておいたほうがいい。
私はシーズン3まで全編最低10回(たぶんもっと)見ているので、どのシーンがどのパロディだとすぐにわかり、もう頬が緩みっぱなし。
基本的に、映画というよりはTVドラマの特別篇といった感じです。
本来はテレビで見るものなのかもしれない。
でも、劇場で見られるのは、すごくラッキー!とも思う。

ヴィクトリア時代のロンドンの風景、ベイカーストリートを往来する馬車、山高帽の紳士たち、長いスカートをはいた淑女たち。そして、オールバックのホームズに口ひげをたくわえたワトソン・・

もうね、これでもかこれでもかっていうくらいサービス精神満載ですねん。
モリー・フーパーが思いがけない姿で登場したり、アーチー少年やジャニーンも登場する!
楽しいったらない!
でも、それがわからないと、退屈きわまりない映画ということになりそう。

マーク・ゲイティスとスティーブン・モファット(共同制作者)は本当に遊び心のある人たちで、『シャーロック』をどこまで面白くするか、彼ら自身楽しみながら作っているのがありありと伺える。
エンターテイメントはこうでなくちゃ。
なので、ファンにはたまらない一作だけど、ファンじゃない人には、なんじゃこれ、の世界。

でもね、世の中、万人受けするものばかりじゃ面白くない(キッパリ)。
一部のコアなファン(ものすごい数だとは思うけど)に向けて作品を作る楽しみ、というのが絶対あると思う。
全編に散りばめられたコナン・ドイルへのオマージュ、そして、以前の『シャーロック・ホームズ』作品へのオマージュ。
この映画には、まだまだ隠された秘密がありそう。
まだまだ発掘の余地あり。
もう一度見に行かねば。

私が一番驚き、あきれ、大笑いしたのは、
マイクロフト!
マイクロフトったら、もう!
あとは見てのお楽しみ!
ということで。

またね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オンラインレッスン | トップ | ガンになる人、増えてる? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事