愛知県美術館で開催されている[ロイヤル・アカデミー展]の
鑑賞お誘い(チケット付き)があったので、
二つ返事で出かけてきました。
産業革命をキッカケに芸術後進国だった英国が、
国王の庇護のもと1768年に芸術家育成のために創設されたのが
国立芸術学院の[ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ]だそうです。
今回の展覧会は、ロイヤル・アカデミーのコレクションと
教育に使われた資料などの展示でした。
イギリスの芸術画家ってターナーか
ミレイくらいしか知らなかった僕には、
欧州芸術が新古典主義から印象派全盛になるまでの、
同時代の英国芸術の流れを知る良い機会でした。
正直言うとそれほど興味はなかったけど、
それでも絵を見るのは楽しいし、
良い勉強にも知識にもになりました。
この時代の欧州各国の絵画は、
カメラと写真の登場でその役目と表現が再認識されて、
新たな表現技法で印象派が全盛期を迎えたように、
英国の絵画も同じような時代(表現)の流れを
経ていることが感じられる展覧会でした。
作品は当初、油絵のお手本のような素直な絵画から、
やがて個性的なタッチを取り入れた作品へと変わり、
描かれる対象・表現も明らかに近代的なものへと
変化していました。
※まだまだ教育機関的硬さは感じられたけど…
しかし、こうやって見る(勉強する)と印象派の先取りをしていた
ターナー(ロマン主義だったけど)は凄かっただな…と、
この展覧会をキッカケに新たに知ることが出来ました。
ただ、そのターナーの作品1点だけってのが
少々残念でしたが…
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