青空百景/2012

2009-12-03 | ◆空と映画とスタジアムと…


これは一昨日「沈まぬ太陽」の後に観たんですが、
ホントは脳天気な映画が観たかったんで、
「2012」だけを観るつもりだったんですが、
出かける前に「2012」のレビューを読んでいたら、
たまたまか悪評がタラタラと目に留まってしまった。
確かに監督のローランド・エメリッヒといえば
「インデペンデンス・デイ」で苦い思い出があったし、
変な「ゴジラ」は作ってくれるし、という訳で、
直前で「沈まぬ太陽」に変更してしまった。

ところが昨日書いたように、「沈まぬ太陽」を観たら
気分がどうしてもスッキリしないので、少々疲れていたが、
とにかく派手な映像だけでも楽しめれば良いから、
気分転換しなきゃと思い、続けて「2012」を観る事にする。

あ~っ観て良かった~!
悪いけど確かに細かい事は無視して観ると、凄い!面白い!!
主人公達にどんな災難が襲ってきても、
間一髪ですり抜けて行くシーンは、
ハラハラを超えて大爆笑です。あり得ませ~ん。
でも、許せちゃいます(笑)。

ストーリーはいきなり世界中で起きる、
地殻の異変から始まります。
地殻変動の原因は、太陽の爆発で放射される
ニュートリノの異変が原因で、
科学者の報告で3年余りで世界中に大地殻変動が起こり、
世界終末の予測がアメリカ大統領に報告される。

やがて終末の時をむかえつつある地球上では、
あらゆる自然大災害が世界中を襲い、都市が海に呑込まれる中、
逃げ場を無くした多くの人々とは別に、
限られた階級の、一部の人間達だけの避難が始まります。

主人公=売れない作家ジャクソンとその家族(離婚済み)も
ロシアの大富豪の飛行機で、アメリカ西海岸から
チベットの山中にある巨大造船場(この日を事前に知らされていた、
主要各国首脳によって秘密裏に造られた現代のノアの箱舟)へ向かい、
その箱舟に乗り込み、大災害を逃れるという話なんですが、
その間に遭遇する大自然災害は、
現代のCG・VFX技術の集大成を観る思いです。
都市の崩壊する様は、これまで観てきたどの作品より凄まじい!!
不謹慎ですが、これくらい凄まじい破壊は快感です(苦笑)。

じゃ「インデペンデンス・デイ」とそんなに差があるかと言われれば、
訳の分からない怪獣みたいな宇宙人や、バカでかいUFOより、
火山の爆発や、地震や、津波の方がよほど現実的で怖いと思うだけ、
リアリティはあるでしょう。

何度も言いますが、ツッコミだしたら切りがない監督です、
そんな事より、今現在最高の映画技術を楽しむつもりで観れば、
こんな楽しい作品はありません、ぜひ、大きなスクリーンと
音響のしっかりした映画館で観られる事をお勧めします。



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