先月、ルゥが逝った。
仕事から帰ってきて様子をのぞいたら、止まり木の上で丸まっていて、呼んでも反応しなくなっていた。
すでに動物病院も閉まっている時間である。
この田舎に救急の動物病院、しかも文鳥を診てくれる所など有りはしない。
それでも、何とか先生を電話で捕まえて症状を伝えると、「低体温を起こしているから、砂糖水で血糖値を上げて暖めろ。」と言われた。
すぐに言われた通り、部屋の温度を上げ、砂糖水を作って飲ませたら少し元気になって、砂糖水をねだってきた。
でもね、なんとなく分かってたんだ、低体温が原因では無いと・・・。
多分、この子は朝までは保たないと・・・。
そして、夜中に逝った・・・。
ルゥは元々体の弱い子で、雛の頃は何度も病院にかかり、腹一杯食べさせていたのに「栄養失調」と言われた子だった。
消化器系が弱かったんだろうなぁ。
でも、成鳥になってからは一番羽もきれいで、元気いっぱいだったから、こんなに速く別れが来るとは思ってなかった。
俺以外には誰にも懐かず、外に出してやると一直線に俺の所に飛んできて離れようとしない子で、パソコンや暗い所が怖いくせに、怖がりながらどこにでも付いてきた。
手のひらの上に座り込んで握ってもらうのが大好きで、目をつむってじっとしたままいつまでも離れようとしない子だったんだ。
すごく懐いてくれていた子だったんで、居なくなると結構つらい。
他の子達はルゥほど癒やしてくれないからなぁ。
ピコとミリは、天上天下唯我独尊って感じでケージからほとんど出てこないし、ミクは乱暴者で外に出すと収拾が付かなくなるし、新入りのフゥも攻撃的な性格で、癒やしとはほど遠い感じ・・・。
あ、現在のフゥはこんな感じで、すっかりシルバーイノの羽の色になったぞ。
閑話休題・・・、と言う訳で、癒やしを求めて新しい子をお迎えする事にした。
まあ、ルゥの代わりという気は無いんだけどね。
と言うか、本気で「ペットロス症候群」に陥りそうだったんだよ。
このブログだって書きかけた所で辛くなって長い事止まっていたのだ。
で、新しく来たのがこの子。
この子は白文鳥で、名前は「スゥ」にした。
多分女の子だと思うんだけど、まだはっきりとは判らないなぁ。
一人餌になったばかりの所でうちに来た、真っ白なかわいい子である。
ケージはフゥと同じ三晃のステンレス製の物。
ステンレス製にしては安いし、使い勝手もなかなか良くて気に入っている。
広さもペアで使っても大丈夫な位有るしね。
フゥもスゥも出入りしやすいみたいで、なかなかGood。
長く使うつもりなら、ちょっと高くてもこっちのステンレス製の物が良いと思うよ。
で、この「スゥ」、うちに来て2週間ちょっとになるんだけど、やっと慣れてきたかなぁ。
でも、最初は大変だった。
他の子達はもっと小さい頃にうちに来たから、慣れるのも速かったんだけど、この子はある程度大きくなってたんで慣れるまで暇がかかったのだ。
ついでに人の手を怖がる子だった。
なんか怖い目に遭ったんだろうなぁ。
幸い人そのものを怖がっていたのでは無かったので、肩までは来てくれるんだけど、手を出すと怖がって逃げ回ってしまう。
少しずつ馴らして、ここ2、3日でやっと手に来てくれるようになったのさ。
性格はまだ成鳥までなっていないせいか、好奇心は旺盛だけど、割とおとなしい感じ。
ただ、その割に他の子達とやり合う時は全然引かない。
強引で強気なフゥでも逃げ出す位・・・。
怖い物知らずである。
でも甘えん坊だなぁ。
ここ2、3日でやっと手に乗ってくれようになったんだけど、手のひらの上で頭をなでてあげると、目をつむって全身脱力してへにゃっとなってしまう。
完全に力が抜けちゃってるよ。
結構乱暴に撫でられるのが好きみたいだね。
ついでに頭に乗っかるのが大好きらしく、すぐに頭の上に乗ろうとしてくる。
ルゥと性格は全く違うけど、すっかり懐いて甘えてくるので、とてもかわいい。
ルゥは所謂「ツンデレっ子」だったからなぁ。
この子も小柄でやせ形なんだけど、ルゥと違ってよく食べるし、糞もしっかりした良い状態の物をしているので、長生きしてくれそう。
と言うか、頼むから長生きしておくれ・・・。