雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

池の端に緋色も深き

2008-07-30 17:17:23 | 日々写す



           野点(のだて)する人なき夏の池の端に緋色も深き傘の目に染む


 

                                                 不忍池にて


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近頃は雀もキレる

2008-07-30 11:51:55 | 日々写す



              砂浴びを邪魔されたとて近頃は雀もキレるわれを睨みて


           

                                        不忍池にて


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塩辛の蜻蛉とまりて

2008-07-30 11:03:11 | 日々写す



              蓮池の花のつぼみに塩辛の蜻蛉とまりて世はこともなく

               塩辛と麦藁蜻蛉の関係を知らずに生きて六十路かな


           

                                        不忍池にて


いやあ、驚きました!
自分の無知さ加減に、です。
子どものときから親しんできたシオカラトンボとムギワラトンボ。
ほぼ60年間、別種のトンボとばかり思い込んできました。
<塩辛>の、<塩>はともかく、<塩辛>ってなんだと思い、調べてみたところ、Wikipediaにシオカラとムギワラの想像もつかなかった関係が書いてあったのです。

「雌雄で大きさはあまり変わらないが、老熟したものでは雄と雌とで体色が著しく異なっている。雄は老熟するにつれて体全体が黒色となり、胸部~腹部前方が灰白色の粉で覆われるようになってツートンカラーの色彩となる。この粉を塩に見立てたのが名前の由来である。雌や未成熟の雄では黄色に小さな黒い斑紋が散在するので、ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)とも呼ばれる。稀に雌でも粉に覆われて"シオカラ型"になるものもあるが、複眼は緑色で、複眼の青い雄と区別できる。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%9C

みなさんはご存知でした?
そうですよねえ…。
無知(思い込み?)ってこわいですねえ。
トホホホ。


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080730 日々歌ふ

2008-07-30 00:07:41 | 日々歌ふ


空も焼け水面も焼けてなほ人のいのちくらしの焼かれざらむを

                *

蓮池の花のつぼみに塩辛の蜻蛉とまりて世はこともなし

塩辛と麦藁蜻蛉の関係を知らずに生きて六十路かな

砂浴びを邪魔されたとて近頃は雀もキレるわれを睨みて

野点する人なき夏の池の端に緋色も深き傘の目に染む
(野点=のだて)


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