雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

きさらぎに牡丹の咲けばくれなゐの

2008-02-02 23:36:20 | 日々写す



              きさらぎに牡丹の咲けばくれなゐの深き色にぞこころ温もる


           

                                         六義園にて


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080202 日々歌ふ

2008-02-02 09:43:33 | 日々歌ふ


宙に舞ひたたきつけられ幼子のいのちは絶えぬ十字の路で

救け乞ふ女の叫びに義妹は駆けより名乗るワタシは医師と
(女=ひと、義妹=いもうと)

横たはる幼の胸を義妹の圧せどおせども血のみ出でくる
(幼=をさな)

急を聞き幼の母の駆けつけぬ救急の車去りしばかりに

義妹の思はず肩を抱きしと悲嘆にくるる幼の母の
(抱き=いだき)

風邪癒えて久々近くをわれ走る小さきいのち断たるる頃に

路の端に花にまじりてミニカーの供へられをり亡き児思ほゆ

                 *

きさらぎに牡丹の咲けばくれなゐの深き色にぞこころ温もる


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