おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

あなたたちが 頭を悩ましていること

2012-06-26 21:35:12 | Weblog
あなたたちが
頭を悩ましていることを集約すると

①他者とのコミュニケーションの取り方
(こども、同僚、保護者)
②特別支援教育を必要とする児童への対応
(特性への知識と対応方法、学級づくり)
③事務処理の要領の悪さ
の3点で困っているようですね。

①や②についてはゼミでさんざん
話したのでもういいですよね。
あなたたち個々の課題について
力点をどこに置くか、努力をどの点に
必要としているかは自覚しているはずですよね(笑)

で、講師などを経験しないとわかりにくい③について
もう少し詳しく伝えておきます。

僕が思いつくだけでも事務処理は「校務処理」といわれる
学級経営に伴う会計処理、保護者案内、学校や教育委員会への報告調査
在籍管理(出席、健康管理等)や分掌における計画報告文書、分析アンケート等の実施
学校としての研究授業等の研究資料作成などなどと
「成績処理」と呼ばれるテストの採点、ノートや提出物の分析評価や宿題の作成
そのほかに学級便りや学年便りがあるわけですよね。

一学年1クラスの学校ならすべてを一人でするわけです。
何クラスもある場合は分担ということができますが
全クラス分をするという形になるとそれほど
楽ではないのです。

こうした事務処理のほとんどに、提出期限や作成期限があり
提出を遅れると、会計の引き落としに支障があったり
主任や管理職や委員会等からの催促があったりするわけですよね

こんなことは「実習で○付けをしていただけ」「提出ノートの確認をしていただけ」の
経験では、想像していなかった事務量になるわけですよね。

「想像していなかった」ことを理由に手をこまねいていても
向上はしません。「要領よく処理する方法」を身につけるしかないと思います。

蛇足ですが、出勤簿に押印することは「事務」というより「服務」の問題で
あたり前のことです。忙しいからできないなんていいわけは
できないものだと考えておいた方がいいでしょうね。

「手を抜く方法」ではなく「要領よく処理する方法」です。
職員室を見渡して「手際よく処理をする先生」を見つけてください。
必ず一人や二人おられるから、しっかりとノウハウを聞くことですね。
それと事務職員さんと仲良くなること、とっても大事ですよ。

またICTの活用はこのあたりで力を発揮します。データの一元化やデジタル化は
意識している学校ではどんどん進んでいます。
あなたの学校がデジタルデバイドにならないように工夫してください。
ちなみに僕の勤務する市では、もう何年も前から
「あゆみ」はデジタル入力、デジタル処理できるようになっています。
(小学校だけですが 笑)

コメント
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