離任式

この季節、おきまりの歓送迎会。

いつもは新転任の人たちばかりだが、今回からは
定年を無事迎えられた方々が来られる場に
参加した。

長年の教師生活を全うした先生たちのスピーチは、
奥深いものがある。ある校長先生の話。

「一番寂しさを感じるのは、最後の卒業生を送り出すときだと思っていたが、
実は、終業式の後、校門で子どもたちを見送っていて、最後の子どもが角を曲がり
姿を消したときに、猛烈に寂しさを感じた」

儀式やイベントなとより、毎日の平凡な出来事を大切にしておられた人柄が感じられ、感じるものがあった。

一日一日を大切にしたい。

最初に名前を覚えた子

仕事場に7時半にはついていなくてはいけません。

早い子がもうきているんですよ。

その子が僕が最初に名前を覚えた子どもです。

職員室の隣に４台の中古パソコンをセットしました。

何とかインターネットにつなげました。各先生たちの机上にも
２人に一台ですがノートパソコンが置かれ、いよいよICT化のスタートです。

まずは学校のホームページを作ってみました。

まだイントラ内の公開なので
家庭からは見えないけれど６年ぶりの更新になります。

失敗続きの毎日・・・。

入学式の来賓紹介で
PTA会長さんの名前を読み間違えるわ、
新一年生の下校指導のルートは間違えるわ、
年度初めの教頭会は遅れるわと失敗が続いている。

幸いにも優しい会長さんや保護者の方々で、
新米教頭を温かい目で見守っていただいている。

でも教育長の顔は少し怖かった。

まだ入学式のお礼状が書けていない。がんばらなくては・・。

でもいつもなら、汗ばみ始めるはずなのに、
まだまだ寒い毎日が続いています。

冷や汗ばかりがでています。

なにがなんだかわからないうちに時間が進んでいきます。

まるでジェットコースターに乗っているような毎日です。

とにかく忙しい

新しい職務なので、なにがとうなっているかがわからない。

担任の時は経験がものをいったけど、
今回の仕事は、１からのスタート

前任者からの引き継ぎがすべてだ。
それがどこにあるのか、なにがどこにあるのか
毎日があっという間に過ぎていく。

なんで入学式がすぐにあるんだろ。

もう少し習字の練習をしておけば良かった。

夜中に看板の準備をしている。

子どもたちがきた。

３年間の研究所暮らし。

適応指導教室の子どもたちとの交流はあったが
すぐそばに子どもたちを感じる機会は少なかった。

先生相手の研修ばかりだと
気分が重たくなる(笑)こともあつた。

今日からは違うようだ。

運動場で旗を掲揚していると「おっちゃんがんばっているね」の声、
おもわず「ありがとう」こんなやりとりが楽しい。

なれない肩書きが重たい

こんなふうにブログを始めるのは
管理職としてふさわしいものではないのかもしれない。

でも個人の思いとして表現するのならなら・・。

まっ、可能な範囲で始めてみましょう。
とりあえずとまどうこと

その１「今まで名前で呼ばれていたのに職名で呼ばれること」
これにはまいった。

自覚が足りないといわれればそれまでだが
何か別の人格があるようで、まだなじめない。

その２「施錠と解錠」こどもたちや先生たちがくるまでに
学校中の鍵を開け帰ってから鍵を閉めるという仕事は
結構つらい。

まっ、これはそのうち慣れるのでしょう。

ここには７年間の思い出が埋まっています

赴任校はかつて平成３年から１０年まで
７年間勤めたことのある学校だった。

この街の中でも伝統のある学校で
校長室にはずらっと歴代の校長先生の学が並んでいる。

運動場も広く桜の花がたくさん咲いて
春の風に舞うのがきれいだったことが印象に残っている。

ここで初めてコンピュータに出会ったことも懐かしい。
前の教務さんからの引き継ぎがコンピュータ一台で
四苦八苦しながらそれまでのワープロからコンピュータを使い始めた。

とりあえず最初の仕事として、
各学年に１台使えるコンピュータを配備することを目標にすることにする。