おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

教師の自由度

2014-07-20 23:37:09 | Weblog
制限のある中で
どうすれば学校の教師は
自由度を高めることができるのか、ですか。

とても難しい問題ですね。

前提として、僕には「教師は自由に授業を作れないのか?作らないのか?」
という疑問があります。

限られた時間で本当につけてあげないといけない、
また、つけたい力って何なのでしょうか。

どうすればそれを達成できるのかと、
あなたたち若い先生たちは真摯に追求していこうとします。

でも、もう一度聞きます。
あなたの教師として「つけたい力」ってなんでしょう?

基礎基本の「最低限必要な学力(知識)」ですか
アチーブメントテストの「平均点」ですか

それは
今までの僕たち古いタイプの教師が追求してきた知識だけではないはずです。

知識なんて情報基盤社会となった今では
「情報を獲得するスキル」さえ身につけば
年齢とは関係なく獲得できるものですし、

WEB上ではMOOC講座や反転学習が始まり
京都大学の公開講座に
小学生の年齢の子どもたちが
世界中から参加するという試みも行われるという時代になっています。

学齢も、保幼小連携や
小中一貫教育という潮流の中での問い直しが始まっています。

あなたの質問に答えておきます。
僕が「つけたい力」は
「当たり前の人間として生きていく力」でした。

これからの教師は
知識の伝達者ではなく人格形成におけるチュータや
ファシリテータとしての役割を担わざるを得ないというのが、
僕の仮説です。

あなたの
「協調や尊重、もっと言えば
我慢なども教えていく
昔の母ちゃんにならないといけないのかなと思います。
その為には、子どもともゆっくり話す時間、
遊ぶ時間が今よりもう少し必要なのかなと思います。」という言葉は
一見正論なのですが、

それを現実に実現するための自由度は
あたなたが勤務しようとしている府県でも、
私学でも難しいように思います。

「しつけ」のどこまでを学校がになうべきなのかは
「早寝早起き朝ご飯」のメッセージが教育現場を席巻したとき
巻き起こった議論です。

ただ今でも、教師の精神性の自由度は
それほど束縛されているとは思いませんので、
心の持ち方というか、
いつも楽しもうとする姿勢は持つことができると思いますよ。

僕は少しばかり羽目を外しすぎましたが(笑)
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もう四年目になるのですね

2014-07-20 22:45:24 | Weblog
早いものであなたたちが
教師になって四年がたつのですね。

久しぶりにまじめな議論ができて楽しかったよ(笑)
教師としてではなく、
未だ人として人生に迷っている誰かさんはともかく
教師として真正面から悩むことは
あなたたちにとってとても大切なことだと思います。

あなたの話を聞いてから「場」ということを考えています。
学校は子どもたちにとってどんな「場」であるべきなのか。
教師は学校という「場」において何をなすべきなのか。
職員室という「場」は教師にとって何を生み出してきたのか等々。 

僕の考える「場」とは人が集う空間という程度のものですが、
その空間を共有する人と人が織りなす人間模様にとても興味があります。

最近はコミュニケーション能力云々という、
そうした空間で
個々が他者への関係づくりができるかどうかという
スキルが求められる場合が多いのですが、

そうした「場」が居心地の良いものかどうかという正否を
個々のスキルに求めることには少し抵抗感があります。

人の集合体としての「場」が持つ雰囲気は、
その場に集う「誰かひとりの強い意志」に影響されるのではと言う仮説です。

「強い意志」を持つ「場の構成員として誰か」がいないのなら
「居心地の良い場」ではあるけれど・・。と僕は感じてしまうのです。

何かを生み出すそんな「場」を作ってみたいと思いつつ、
あなたと酒飲みながら語った「楽しいこと」「新しい人との出会い」「国際感覚」三つの要素を実現できる「場」づくりをはじめますか(笑)。

8月からまた少しリニューアルした「勉強会」始めます。
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初めての「還暦」

2014-07-18 22:42:28 | Weblog
ようやく夏休みに入り、一段落ですね。

今年採用された、あなたたちにとっては初めての夏休み、
補習や水泳学習など、学生の時に想像していたのとは違う学校が見えているかもしれませんね。

あなたたちにとって
初めてのことばかりの一年ですが、
僕にとっては、
一つ一つの学校行事が「教師生活最後の」という言葉が付いています。

いよいよ「最後の夏休み」が始まるのかという感じですね(笑)
意外と淡々としていて、
それほど感傷にも浸るこのないのは、
忙しすぎる毎日が日常となってしまっているからに違いないのですが、

この間、
そんな忙しい毎日の中で
「還暦」を向かえた僕に
職場の先生たちはサプライズでケーキを作ってくれ
6本のろうそくを吹き消すセレモニーを開催してくれました。



「真っ赤なポロシャツ」もいただきました。

休み前の忙しい時期で大変なのに、
そんな気遣いをしてくれる優しさにあふれた職場が素敵です。

初めての「還暦」です(笑)
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