おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

修論審査まであと少しですね。

2013-01-29 20:09:09 | Weblog
修論審査まであと少しですね。
土曜日だから顔を出そうかなと思っています。

忙しい現場を離れ、
あなたたちの初々しい発表を聞けば
元気がもらえそうですからね。

貴方からの封書を見たとき、
若い頃、
異性から封書の手紙もらった時のような
ときめきを感じました(笑)

文脈から読み取れる
貴方の誠実さがとてもうれしかったよ。

自習室での
あなたたちとの語らいは、
僕にとって現場の教師としてやってきたことの
確認作業でもありました。

講座で
高邁な教育理論や指導技術を語るより
研究室や自習室で
「現場」や「子ども」を語る方が
ただ好きだったのだろうと思います。

「新しいこと」を生み出すということは
「目新しいことをする」という意味ではないのです。

「あなたらしいこと」を実直にやっていけば、
その答えが見つかるのではないでしょうか。

一生懸命やってみたことが
それを誰かが先にやっていたとしても
まねたととらえなければいいんだと思いますよ。
大切なことは自分らしく
一生懸命やるかどうかだと思うのです。

考え続ける貴方のその姿勢の中に
答えがあるように思います。

四月からは同僚になる可能性も、
全くないわけではないのですよね(笑)

これからも一緒に考えていきましょう。

特別支援のこともあなたたち若いみんなと
考えていけたらいいなって思っています。

この間の飲み会で盛り上がり
3月に
「4月からの新米先生に贈る特別支援入門講座 もうすぐ春です」
やる予定です。一回だけの限定版ですが(笑)
よかったらどうぞ、詳しくは彼女に。

貴方からのうれしいお便りいつでも待ってます。
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どうすれば「いいクラスを作れるか」ですか?

2013-01-27 10:55:22 | Weblog
とても難しい質問ですね。

あなたの求めている答えとは違うかもしれませんが
特別支援の視点から少し考えてみます。

平成24年度の調査によると
通常学級に在籍する発達障害の可能性のある児童生徒の割合
が6.5パーセントとされていますよね。

10年前の調査では6.3パーセントという数字が示され、
校内での支援の方法が具体化されるきっかけになりました。

 来年、あなたがたぶん担任になるであろう
公立の通常学級の場合、
個々の個別の支援を授業時間内にどう行うかという
学習支援の方法の模索から、
「授業のユニバーサル」という考えが生まれ、
支援を必要とする児童への
学習環境の整備方法や学習指導の手法が
通常学級の中で生かされようとしています。

 確かに、こうした流れは
今まで通常の学級にいた特別支援を必要とする子どもたちに
担任が目を向けるきっかけとなり
個々の子どもたちへの学習支援では成果があがっています。

 あなたが言うように
そうしたことへの通常学級担任の
特別支援教育への基礎知識が必要とされる時代でもあるわけです。

 ただ、多くの小学校の場合、
教室の環境整備は担任が担うものとしても、
児童の取り出し学習、支援員による付き添い学習支援は、
担任以外が担う場合が多いのです。
そうした人たちのコーディネートを行う特別支援コーディネータも
分掌として位置づけられているはずです。

学校によりますが、特別支援コーディネータの兼務による課題や
担任以外の人的配備と配備されている支援者の力量に大きな差がある場合があり、
人を配置されているから、支援が有効に機能しているとは
言い難い部分があるも確かだと思います。

 また、あなたたちの先輩を見ていたら、
4月から学級担任としての学級経営を行う場合、
学級に在籍する「支援を必要とする子」を含めた
「学級」をどう作っていくかという
「学級作り」「集団づくり」で悩んでいる場合が多いように思います。

 学級内で「子どもたちの社会」が形成され、
その中で起こる様々なトラブルをどのように解決していくかというのが、
担任として求められる一つの資質ではあるのですが、
こうした対応は、
僕などは、支援が必要である児童かどうかを意識しないで
行っていた場合が多く、
どのように意識しながら取り組むかという質問には難しくて答えられません。

 一般的にいわれている経験のある教師の中でも
「いいクラス」を作れる教師と、
そうでない教師がいるという教師間の意識があるようだという心配が
あなたにもあるのかもしれませんね。

 そうした感覚が、
保護者の風評も巻き込んでの、
学校での担任の「評価」につながっている場合があるのではと
思っているのでしょうか。

 たしかに、経験豊かで「いいクラスを作れる」といわれる先生の多くは、
親も子も、上手に「のせる」キャラクターを持っているように思います。
でも、残念ながら
あなたたちが思い描く明るくて元気という
パターン化された教師像ではないようです。

 「のせる」ということを言い換えれば「コミュニケーション」能力があるわけで、
こうした先生が担任になると
「支援を必要とする子」「必要としない子」の意識をせずに
「クラス」が形成され「健全な子どもたちの社会や教室のルール」が
醸成されてきたように思うのです。

 家庭での虐待件数が増える原因の一つとして
「うちの子は支援を必要とする子」ではないのか
という危惧があるという指摘もありますが、
「支援を必要とする子」「必要としない子」を
「意識しすぎること」は
「学級作り」のなかでもマイナスな部分があるのかもしれませんね。

 思考という文字は「思い」と「考え」に分けられますよね。
思考するということは思考・判断など学校では結構意識されているのですが
コミュニケーションとも関係してくるのではと思っています。

「教室でのコミュニケーション」は、
教師とクラスの子どもたち、子どもたち同士が
お互いの「思い」と「考え」を本音で伝え、
本音で受け入れる関係の中にあるように思っています。

 ということは
あなた自身が「コミュニケーション」能力を持っているか否かが
意外と大事な要素になるように思いますよ。

「子ども」とはコミュニケーションできるけど、
「大人とはどうも・・」というのは
本来、学校現場では通用しない感覚のように思います。

また、教師の資質としては、あまり芳しいものではないのです。
職員室の空気は
集まっている先生たちのこのあたりの意識によってそれぞれなのは
あなたたちの方が敏感でしたよね

特に小学校の教師となるのなら、
「自分の思いや考えを相手に正しく伝え、
相手の思いや考えを正確に受け止め、
ともに妥協できる点を探る」という作業が
できないといけないように思います。

 これが、僕があなたたちに期待していた
「しなやかでしたたかな先生」像なのかもしれませんね。

 新米の先生が、
この程度の特別支援教育のことを担任として
知っておいた方がいいかなということについては、
あなたたちには物足りないかもしれませんが、
3月9日にカンファします。暇なら来てください。 
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もう二年になるのですね。

2013-01-13 17:10:30 | Weblog
もう二年になるのですね。

学校に慣れ
そろそろ何かを身につければいけないと気づき真面目に考えるか
適当に手を抜いて、
この忙しい毎日から逃げ出す方法はないものかと模索し始めるかの
ターニングポイントかな(笑)

低学年を持っているということですが
あなたの考えていることに答えるために一つ僕の方から
質問してみます。

あなたは靴箱に靴を入れられない子どもに
どんな声かけをしますか。

「どうしてきちんと入れられないの?
ちゃんとそろえて入れておきなさい。」ですか?

一年生が入学してきたとき、
よく見かける風景ですが
「きちんと」「ちゃんと」といった言葉が、
子どもたちを混乱させている場合もあるとしたら、
どうでしょう・・。

こうした叱り方は不十分だということに気がつくはずです。

学校では、取り出しやすいように、
つま先を奥に入れるのが一般的だと思いますが
家庭で靴をそろえなさいという場合は、
すぐに外に出られるように、
かかとが奥にあるのですよね。

このあたりのほんのちょっとしたことに
こだわる子どもがいたら、
その子にとって「きちんとする」ということが゜
わからなくなってしまうこともあるのですよね。

大好きな先生にほめてもらいたいとおもっているのに
どうしたらいいかわからない子もいるかもしれません。

また、家なら子どもがはき散らかした靴を
黙ってそろえてくれるやさしい誰かが
いる場合もありますよね。

お母さんの優しい「思い」を伝えながら
集団で生活するときの
ルールを身につけさせなくてはならないのですよね。

低学年では「具体的で丁寧な指示」が大事だといわれてきましたが
このあたりが特別支援教育の入り口のように思います。

教師のイメージする情景と
子どもたちのイメージする情景を一致させていく努力が、
教師の側に求められていきます。

先生のイメージする「きちんとした情景」が見えないから
その子のことを早計に判断していくことは、
本当はとても危険なことのように思います。

子どもたちは自分が怒られたら
まわりの「おこられていない誰か」の「まね」をしようと試みます。
「まね」をすることは大切なことなのですが、
自分に自信のない子どもは「まね」をすることが目的になり、
「靴箱に並べて靴を入れる」という本来の目的を
忘れていく場合があります。

学習する場面において
教師が、一歩間違えば、
本来の目的を忘れさせてしまっているという
危険性があるということなんですよね。

こうしたちょっとした子どもたちのつまづきの対処の仕方を
誰も教えてくれないという声を聞いたことがありますが、
そんなことぐらい当たり前のことだから、誰も教えなかったんでしょうね。

ミスターチルドレンの歌は名曲が多いから
誰もミスターチルドレンの歌は
名曲だとはいわないという例のたとえでいいですか(うちわネタです)

たしかに、いわゆる「指導上の小技」といわれるものを
知っている先生が少なくなってきましたね。

お道具箱の下に張る整理シールとか
配布物をさっと配るための仕掛けとか、
やかんの口は十二時の方向とか、
昔は学校独自の文化があったのですが、
いつの間にか消えているんでしょうね。
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新しい年が始まった。

2013-01-06 08:08:23 | Weblog
何気ない日常に価値を見いだすことの大切さを痛感する毎日

毎朝校舎から見える朝日の輝きに心洗われるひとときがとても好きです。

さて、学級作りのための参考文献ですか(笑)

僕の知っているものは、少し古いかもしれませんよ。
ま、学級作りに古い新しいはないとは思いますが・・。

東京書籍 教師の育てるカウンセリング
図書文化社 エンカウンターで学級が変わる 小学校編 part 1 2 3
(中学校編もあります)
図書文化社 エンカウンターで学級が変わる ショートエクササイズ集 part 1 2
図書文化社 エンカウンターで総合が変わる 
図書文化社 ソーシャルスキル教育で子どもがが変わる小学校
金子書房  ピアサポートではじめる学校づくり 小学校編 実践導入編
遊戯社 学校グループワーク・トレーニング
遊戯社 協力すれば何かが変わる
    ふれあいの人間関係づくり
明治図書 小学校・特別活動+総合的学習の展開プラン集

このあたりが 基礎文献になると思います。
あなたの見つけたよい本があれば、僕にも教えてください。

映画「鈴木せんせい」おもしろそうですね。

 
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