おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

今年の暑さはすごいですね

2008-07-27 21:17:18 | Weblog
熱のために壊れたので
新しいコンピュータを作りました。

4時間と28000円を使って何とかストレスを感じずに
なんとか動かせるものをつくリあげました。

完成して初めて受け取ったのが
大学時代の友人からのメール。

人との関わり方をについて考えているそうで、
あなたは何かを判断するときに、
まずそれに対する感情(好き嫌い)が一番にくるんじゃないかって、
前に言ったことがあったかもしれませんね。
好き嫌いであって、善悪ではないですよね?
って問いかけに

僕は

感情というより、感性っていってほしいね(笑)
やっぱ 動物的な勘というのが一番適切な表現だと思います。
むしろ本能なんですよね。
夜行性の動物は明るすぎる太陽の光が万物を成長させるもとだということを知っていても、
その光の恩恵を受けることが自分の身を滅ぼすことだということを感じているのでしょうね。
善や悪というのは、時代によって変化する価値観です。

人が生きる上においてはたいした問題ではないような気もします。
(法というルールは必要ですが)ただ、現代の一般的な価値観がすべてに当てはまるなどとは考えていません。
今、教育界では不易と流行っていう言葉がはやっていますよ。
人が生きる上で大切にしなければならない普遍の価値観と
それぞれの時代の価値観かな・・哲学的ですね(笑)
と答えたら

もう一つ別の命題 「知識」と「情報」の違いは?
っとこっちもどきまきする問いが返ってきました。

知識は自分が生きる上で必要性を感じ受け入れた情報。
情報は玉石混合のデータ。

情報は人が自ら取捨選択し活用しなければ、何も役にたたない夢物語
知識はその情報の取捨選択をするために必要な知性や理性に基づいた力かな

かっこいい言い方をすれば 情報は五感で感じるもの
 知識は心に残るもの かな(笑)

今、「リテラシー」っていう英語を使うことが多いですよ。
「活用能力」とか「編集力」とかいうんでしょうかね。
ついこのあいだまで「情報リテラシー」って言葉がはやってました。

と答えると、情報の氾濫する時代とその中での子供たちへの危機感からか

> 考えたことではなく、知っていると思っていることを「知識」と区別して、
「情報」と呼ぶとすると、情報化が進みすぎると、自分の頭で考えなくなってしまうのじゃないか・・・

と情報過多への不安を話してくれました。

むしろ情報化が進めば進むほど、そうしたものの価値を判断する力(知識)が必要となってくるんだと思います。
ただ僕のようにそれを本能のまま判断してしまう人間も出てきそうですが・・。
それにはやっぱり理性や知性、それに道徳性や哲学性も必要なんですよね。
でもこうしたものはマニュアルで学ぶべきものではなく、また学べるものでもありません。
欲するが故に身に付くものではないでしょうかね。まさに品性ですね(笑)

メールでやりとりした二つの命題は
人が何を幸せと感じるかといった人の生き方に関わるものですよね。
人が感じる幸せはそれぞれの人によって違うんだというのが僕の基本的なスタンスです。

我思う故に我あり、なんてことをいうほど高尚ではありませんが
、同じことをしてても幸せに感じる人と感じない人がいるということをみてきましたよ。

幸せという概念までステレオタイプになってきているのが現代のような気がしますが・・。

僕は、ちよっと哲学した気分になっていました。
いくつになっても共に考えあえる友がいるということは幸せな気分にしてくれます。
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生まれたときに・・・。

2008-07-25 23:12:25 | Weblog
友人の死はつらい・・・。

志半ばでと思うとなぜかやるせないものを感じる。

今まで死というものを、
それほど重く考えていなかったような気がする。

すぐそばにあるものなのに、
ズーと気づかないふりをしていたのかもしれない。

考えることが怖かったのかも・・。
けどこの歳になると直面せざるを得ない場面が増えてくる。

老いるということは死を真正面からみるということなのかもしれない。

死を考えることは生を考えることでもあるように思えてきた。
手をしっかり握りしめて眠りについた友の姿を見ていたときに
彼は両方の手に「希望」と「やさしさ」を握りしめて生まれ、
また握りしめて眠りについたんだと、思えた。
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