おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

1999年y小学校10月

1999-10-18 22:39:57 | Weblog
新学期がいよいよ始まる。
今年は25日に運動会。
たった3週間で組立体操を仕上げなければいけない。
これはキツイ。夏休み中に準備した計画案でどこまで出来るだろう。
でも とにかく暑い。クーラーの利いているコンピュータ室で
2学期の目標を子どもたちに打たせた。すぐにホームページにアップ。

国語の単元で「附子」という狂言の教材があり、
インターネットで検索させる。
制限付きの検索のため見つけられたホームページは一つだけだったが、
狂言で使用する楽器の音色や衣装などが紹介されており子どもたちは喜んでいる。

図工でリサイクル作品に挑戦。牛乳パックで花瓶をつくり、
生け花大会を行った。

①牛乳パックの薄いビニールを丁寧にとり、白い生地だけにする。
②パックの中程を押さえ、上から丁寧に外側にまくっていく。
③白い生地にアクリル樹脂系の塗料で色を付ける
④校庭に咲いている秋の草花や、家から持ってきた観葉植物を活ける。
という単純なものだったが結構楽しい授業になった。

やったー。市民総体少年サッカー大会で6年の部 準優勝。
去年は4位で涙をのんだが、今回はたった11人で決勝進出。

足を痛めているもの3人。足の爪をはがしかけているもの1人。
左腕にギブスをはめているもの1人のメンバ-で
結果は4対1の大敗。

体を痛めているものが多くて決勝は放棄しようかと何度も考えたが、
どうしてもやりたいという子どもたちに
「無理は絶対するな」と押し切られてしまった。

点数が開いても必死に頑張る子どもたち。もう勝ち負けなんてどうでも良かった・・・・。

でも帰ると怒鳴りすぎたせいで声が出ない・・・・・。どうしょう。

組み体操漬けの毎日が続く。
今年は特に残暑が厳しくてキツイ。
教室の中はむんむんして暑苦しい。
合間を見てはコンピュータ教室に子どもたちを連れていくことにした。
一太郎を使っての「運動会への決意」づくり。
200字にまとめることにも慣れてきた子どもたちは45分で仕上げていく。
すぐにクラスのホームページにアップする。
自分の決意や友達の決意をみてわいわいがやがや・・・・。

プロジェクターが設置されているからすぐにみられるのはありがたい。

連日の練習に教師も子供もばてばて・・・・・。
教科が進まないので多少いらいら気味。
子供のちょっとした行動に怒鳴り散らしてしまう。反省、反省

ようやく明日が運動会。
組み体操も何とか形になったが、仕上げの後一時間がほしいと思ったけど、
台風で即本番。明日は朝6時の集合。
起きられるかな。学校が休校になったのは仕方がないが、
教師だけでの準備作業はキツイよ。

晴天で迎えた運動会。
去年は雨で延期ばかりだったが
今年は台風一過の青空が見えている。
朝早くからの準備で始まる前からばてていた。
子どもたちに「先生 何にもしてへんのに 汗かいている」といわれた。
組み体操は、やっぱり基礎体力不足からか力業がいくつか決められなかった。
でも子供たちは満足そうな顔。もうあの悪夢の練習から逃れられる。

運動会が終わり早速コンピュータ室教へ。
子どもたちも慣れたものでこちらが言う前に
「終わったら運動会の感想パソコンで打とう」といいだす子がいる。
200字うちでは暇を持て余す子がでてきた。
仕方がないのでO先生と共同で開発しているソフトの試用をさせた

クリック練習をさせるためにゲームの要素を入れたのだが、
なかなか好評だった。でも打ってる途中の子までやらせろといいだし、
パニック状態。LANでみんなに配布できることを知った子どもたちはなかなか手強い。

運動会後の校内研。低学年はコンピュータを使った授業の「最初の3時間」をどうのようにして導入していくか、中学年は「インターネットを使って調べ学習をする」ための基礎。そして高学年は「音楽ソフトを使った授業」のための技術習得。とそれぞれがテーマを持ってコンピュータに向かっている。ちょうど一年前、僕もコンピュータ漬けの毎日だった。時代に乗り遅れないために教師も必死だ。

そろそろ目標にしていた学級のホームページが形になってきた。後は他校との交流。なにができるかな。交流したという実績だけを作ることは簡単だが、この子たちに思い出になるようなものにしてやることは難しい。



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10月

市の陸上競技大会に入れ込みコンピュータをさわる時間がなかなかとれなかった。陸上交換記録会は太陽が丘の陸上競技場で行われ、10位以内の入賞者がたくさんでた。こんないいグランドで走れる子どもたちが羨ましい。

音楽帳2で曲作りをさせる。喜多郎の「シルクロード」が教材になっているので、子どもたちに雨の音作りをさせた。これは盛り上がった。できた曲を順番に発表させるときの笑顔がいい。シンセサイザーというコンピュータと共通するものを持っている楽器にも興味を持つ子が増えてきた。この調子なら3学期には作曲ができそうだ。

コンピュータ教室にチャトソフトを導入。20台全部に入れるのがじゃまくさかったので子どもたちに設定させてみる。以外と簡単に設定していくのにはおどろいたが、もっと驚いたのは、自分が作ったソフトという意識が強く熱中している。声をかければすぐに聞こえる近さなのに、文字を打つと又違った感じになるようだ。

共同開発したソフト「ストッパーくん」「もぎとり君」が人気絶頂。クリックとクリックアンドドロップの練習用の単純なソフトだが、みんな熱中してくれる。3年生のI先生が参観日に利用してくれた。やはり導入はゲーム的要素のあるものがいい。

市の少年の主張大会に「コンピュータが学校にやってきた」という演題でYさんが出場。堂々と暗記して発表してくれた。「コンピュータの向こうに友達がいるからこそ楽しい」素敵な言葉だ。

スタディノートに児童名を打ち込み、そろそろ利用する準備を始める。一人一人のFDを作るのが手間だったが何とか準備ができた。これで子どもたちはメールを始めることができる。個々のめーるを検閲できるようにサーバーを設定したが、何かひっかかる。

遠足の感想をスタディノートで作らせることにする。いわばスタディはインターネットのミニチュアだからこれを使って自分たちのホームページを作らせてみようともくろんでいる。

11月も研究所の講座の担当が廻ってきた。インターネツトの基礎講座。ブラウザをはじめてさわる先生たちに講義をしなければならない。座学より演習を中心に考えてみたが、とにかくさわることが大切だと言うことを痛感している。

長岡京市のきょっちゃん、リアルタイムの交流学習を、掲示板を使ってやるらしい。仰々しい案内が学校にきていたのですぐに乗っかることにした。運動会のリアルタイム公開といい張り切りまくっている。担任としてではなく専任で情報教育に当たっている。少し羨ましい気もするが、やっぱり僕は子どもたちと一緒にいる方が好きだ。

11月の参観、なににするかと悩んでいたが、少年の主張大会にすることにした。安易な思いつきに子どもたちはブーイングの嵐だが、「30秒の主張をしろ」と押し切った。ぶつぶつ言いながらも下書きを書き始めていたが「わたしの夢」「飼い犬のこと」とかなかなかいいテーマを探している。「有都小学校少年の主張大会」体育館でマイク付、完全暗記の200字まとめ、観客は保護者、校長先生も呼んでこようか。さてさてどんな主張がでるか楽しみだ。

コメント
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