おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

昨日の夕刊に・・・。

2011-03-16 08:50:49 | Weblog
やっぱり、というべきか・・。

昨日の夕刊を見て日本の「原子力神話」の崩壊が
「認めざるを得ない状態」にまで追い詰められていることが
明らかになったのかもしれない。

今、慣れないツイッターで東大理学研究科教授 早野龍五氏
http://twitter.com/hayano
の情報を追いかけている。

夕刊では話題が原子力発電と放射能に移った時に、テレビでの
放送が娯楽番組を流しはじめたのはなぜだろう??

800人もの人間が福島の原子力発電所で
まさに死を賭した必死の作業をしていることが
伝わらないのはなぜだろう??

情報を流す側の価値が問われていることに、そろそろ気づいてほしい。

かつてチェルノブイリの事故があったとき、教壇で子どもたちに、
事故について語ったことがある。
原因ではなく、その事故に誰かが
死を賭して立ち向かい静めるための努力をしたことと
放射能の影響についてだった。

影響は長い間あるのかも知れない。
東京に昨日初めて放射線の影響があったように
新聞などでは報道がなされているけれど、
何日か前に日野市の人がウェブで公開している情報を知っていたので
当然それが、11日以降、微量ながらすでに
何度も影響があったことを僕は知っている。

16日今日の朝刊で国が公共施設の
放射能モニタリングシステムを公開するという記事が載っていた。
昨日まで11日から昨日15日まで何の告知もなく非公開にしていたのはなぜだろう??

まさか これからは自分の身は自分で守ってください
というメッセージではないと思うのだが・・。

拡散した放射能の影響が一番懸念されるのは、
食料だろう。風評やパニックで食糧不足にならないよう
しっかりした安全基準をまず国民に知らせて、
その検査態勢を作る必要があるのではないだろうか?

チェルノブイリの時に子どもたちと考えたのは
ヨーロッパやアジアの食物の安全をどう確認するかだった。

国内でも海外でも日本の食物の安全性を問う事態が起こってくるかもしれない。
けどその安全性を証明するのは「正確な」情報でしかないと思う。
正確な情報を明らかにしてこそ、この困難に立ち向かえると思うのだが・・。

コメント
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