おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

今 考えることが大切だと思います。

2011-03-26 21:32:52 | Weblog
今 震災について考えることは大切だと思います。

修了したM2のみんなも
「この時期に修了パーティを開くべきかどうか」で
真剣な論議を進めたそうです。

関東の大学ではたくさんの大学が
卒業式を中止しました。

娘の卒業式も寸前で
中止になったのですが
馬鹿な父親は家族で卒業式をすればいいかと
いう思いで東京に行きました。

放射能がとか
こんな時にとか
息子たちはいろいろ言っていましたが
仙台で就職をする予定だった
娘は同期入社予定の10人のうち5人と
連絡が取れないことに
ショックを受けていました。

これから先のことも不安げなので
力づけてやれればと思い
家族だけの卒業写真撮影会をしました。

人は思い出を作ることが大切だと思います。

それぞれの大学で話し合われた上で
取りやめになった卒業式も
話し合った末に実施されたM2の修了式も、
大変な時代を生きてきたと言うことの
大切な思い出になると思います

今M1もゼミ旅行の実施の可否や
や内容も含めて「今行うべきかどうか」を
考えることもいいかもしれませんね・・・。

S君は帰ってきて、何を話してくれるでしょうね。
そこからあなた達が考えることが大切だと思います。

神戸の震災の時
朝の校舎が大きく揺れ
壁や窓にひびが入る音を
校舎の中で聞きました。

食い入るように子どもたちとテレビを見ながら
西宮からかかってきた友人の電話の話をしました。
「水がない、ろうそくか懐中電灯がほしい・・。」

神戸の震災の時、学校は避難所でした。
運動場には仮設住宅が建ち
教室にはたくさんの荷物が積まれ
教師は「避難所」の運営者として
生徒や児童はその手助けをして
授業が成立するまで長い時間がかかりました。

教科書や文房具がない子どもたちもたくさんいて、
学校では子どもたちと自分のできることを
一生懸命考えました。

これから教師となるあなた達が
今 できることは何でしょうか
「教師となる」という言葉が
キーワードだと思います。

学生としてではなく、
何人かの罹災した仲間がいて
ともに教師となることを目指している
あなた達しかできないことが
何かあるように思います。

人は「誰かのために何かをしたい」という強い思いを持ったとき
初めて、人として生きる自分の喜びを知るのかもしれませんね。

そのためにも「誰のために」「何をするのか」を明確にする必要はありますね







コメント
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