5月2、3、4日の3日間で長野県の上高地へ一人で往復自走ツーリングに出掛けて参りました。
本日は1日目のお話です。
0:00の目覚ましを完全にスルーして1:30起床、2:30さいたまの自宅を出発しました。
国道17号を北上し本庄で県道23号藤岡本庄線に左折し国道254号で群馬県に入ります。

↑岡部辺りで夜明け

↑結構強い向かい風で23km/hくらいしか出ません(ToT)/~~~

↑神流川を渡り群馬県へ
国道254号は昨年秋に小諸ツアーの復路で通った道でなんとなく雰囲気は覚えています(今回は知ってる道は積極的に利用します)。
ゆっくり走り、7:00に富岡に到着。
↑旧富岡製糸場
ご覧頂いた通り、本日はアルミフレームのアンカー君で旅をします(野宿で盗難にあった場合に備えて)。
キャリアを付けてその上にシュラフとマットを載せ、着替え(冬服)などは背中のザックにIN。
ライトは前後とも2灯で、前のライトは合計で4Wの明るさで夜でも全く問題なし(^_^)
ただこの装備・・・
重いです(+o+)
そんなアンカー君とこんなロングライドは、何年か前に主力戦闘機だった当時、新潟か仙台以来です。
「久しぶりだが頑張ってくれたまえ!」
そんな訳でここから県境の内山峠まで上ります。
途中、下仁田の道の駅で休憩↓
ここは上信越自動車道の下仁田ICの先ですが、高級そうなバイクが何十台と集結してました(^_^)
その内、サイドカー付きが半分くらいでその光景は結構圧巻!
ここから本格的な峠道で勾配も厳しくなっていきます。
内山峠はそんな厳しいイメージは無かったのですが、群馬から上るとかなりの長さと高さであることに気付きます。
そりゃそうです。前回は標高の高い長野側から上ったのですから(^_^;)
所々旧道との分岐がありますが、今回は上らなくてもいい坂はトンネルも積極的に使って回避することに。これから嫌でも上るので、こんな序盤で坂を楽しむ必要はありません(^_^;)
では、しばらく苦しさを全く感じない写真をご覧ください↓

これだけ写真を撮っているということは・・・
休憩しまくりです(^_^;)
内山峠の旧道の標高は1066mだそうで、その下を内山トンネルが通っています。
今回はもちろんトンネルを通り、長野県に入ります。
↑長野県佐久市
↑桜も見ごろのようでした。
↑浅間山
内山峠を下り、佐久市を通過します。
千曲川を渡り、国道142号も合流してどんどん進みます(向かい風ね(T_T))。
佐久の丘陵地帯を走る為、結構なアップダウンが続きヘロヘロになります。
この先は県道62号美ヶ原公園沖線で、武石峠を通り美ヶ原林道に向かうはずでした(標高も距離も最小最短とのこと)。
立科で国道143号と国道254号との分岐がありR254に曲がらなければけないところを・・・
直進!(昨晩、地図をマーカーしたのですが、間違ってました(T_T))
その結果↓
笠取峠を上る事に・・・
この峠も脚の無い自分には非常に厳しい。
ヘロヘロになりながらなんとかクリアしてどんどん進むアンカー君とわたし。
↑この時はこの標識を見ても、自分の間違いに気付かずさらに上って行きます。
山々に囲まれて進む道。何だか埼玉のときがわや越生あたりを走っている感じですが、ここの標高は↓
700m
あらまぁ、随分高いのね(^_^;)
どんどん上り、和田宿で美ヶ原高原への標識を発見!
ここで気付きます。
そう言えば、ルート設定で美ヶ原高原は回避したはずなのに・・・何で?
地図を見て間違いを認識。
もう選択肢が二つしかありません。
ここから美ヶ原方面にアタックしビーナスラインを少し走るか、この先の県道67号松本和田線をアタックするか。
どちらにしてもここから松本に下る最短ルートは、県道67号を通らないと行けないので後者を選択!
まぁ、戦いの前にこちらで腹ごしらえ↓
↑和田宿ステーション
↑おやきとコーヒー
さらに近くの温泉に浸かる事にします。
↑和田宿温泉 せせらぎの湯
かなり立派な建物ですね。
入湯料は300円とかなりお安くなっており有難いです(^_^)
しかも、風呂が高台にある為、窓の目の前に満開の桜のある最高のロケーション!
「あー、いい湯にいい景色。もう道を間違った事なんてどうでもいいね(^_^)」
もう、そんな感じで現実逃避中の気分は最高!
しかし、服に着替え自転車に乗ると、また現れる坂によってツライ現実に強制送還させられました(ToT)/~~~
しばらく国道143号を進み、県道67号との交差点に到着。
えー!あれを上るの!?っていう坂にを前に閉口。
↑ビーナスラインまで8.6kmだそうです。
意外と短い・・・ということは・・・
キツイ(+o+)
もう、「煮るなり焼くなり好きにしてくれ」的な感じでスタート!
始めはキャンプ場などあり、人も車もありましたが、次第に何も無くなって、現れる九十九折りの坂の群れ。
温泉パワーで回復した脚も完全に売り切れ、さらに睡眠不足と疲労から強烈な睡魔に襲われ・・・
撃沈(+o+)
もうイヤ!帰りたい!でも帰れない!
重たいので持参した補給食も必要最小限まで食し、うな垂れていると・・・
爆睡(-_-)zzz
初めて峠で眠ってしまいました。野獣の襲われなくて良かった(ToT)/~~~
ここにいても仕方ないので諦めて再び上ることにします。
↑天気だけは最高
無くなった脚と上らないアンカー君にムチを打ってビーナスラインの到着↓
ここから扉峠まで1km弱ですが自転車では初ビーナスラインを走ることになりました。
↑お~!山しかない(^_^)
時期が時期だけに交通量も多く早めに通過したいと思い全力で峠に到着。
↑扉峠
標高1660m
あ~れ~!こんなに上る予定じゃなかったのに(T_T)
先ほどヒルクラの途中に食べてはいましたが、峠のドライブインで補給です。
まずはソフトクリーム(また写真の前に食べちゃったよ(^_^;))
続いて五平餅
そして最後にラーメン
やはり寒ーい峠の頂上では、あったかラーメンは〆でしょう(^_^)
そんな感じで、ここからの眺めも最高です。
なんと高いところなんでしょうか。
ここで頭をよぎる帰りのこと。
一抹の不安を抱きながら松本へ向けて下ります。
アザレアラインと呼ばれているようで市街地まで23kmひたすら下ります。
写真ではあまり勾配がなさそうですが(急勾配の場所では撮れませんからね)、何もしなくても60km/hくらい出る道なので、下りも上りもお気を付けて!
そんな感じでバビューンと下り、松本市街地に到着。
↑松本城
城内は観光客でいっぱい。上の写真を撮るのにも結構時間が掛かりました(^_^;)
やっぱりカッコいい城ですね。
実は、松本は20歳の時に初めて一人で野宿した場所で何年も前から訪れたいと思い続けていました。
まさか、自転車で来るとは思ってもいませんでしたが。
取り合えず、市内を見てみます。

↑旧開智学校
明治9年の建物だそうです。
一般に言われる「擬洋風建築」の代表的な建物です。
明治初期に大工さんが西洋の建築を見よう見まねで作ったのでそんな風に呼ばれています。
当時は児童収容数1300名程の大きな建物だったそうですが、現在は移築してここにあるとのこと。
全体の姿をみたらさぞかし凄かったのでしょうね。
さて、日も暮れてきたので癒しの温泉に向かうことにします。
浅間温泉
本当でしたらビーナスラインを通らずに、ここの温泉に出てくるはずでした(^_^;)
いくつか公衆浴場があるのですが、今回はこちらのホットプラザ浅間に入ることにします。
あー、いい湯です。ほとんど無色透明で硫黄の香りはしなかった感じです。
二階には休憩処があり寝転びながらこの後のことを検討。
出来るだけ距離を稼ぎたいので、取り合えず新島々駅のバスターミナルまで行く事にします。
ここからは再びナイトラン。
国道158号を慎重にゆっくり走り、新島々駅に到着。
ここでは眠れる雰囲気ではなかったのでさらに進むことにします。
そしてとある公共な施設か分かりませんが道の駅風なスポットを発見しそこで野宿することにします。
風が強かったので壁のある場所を探し、いいポイントを発見これで何とか眠れそうです。
でも、屋根が無い(T_T)
わたしのシュラフは2℃まで対応しているのですが、恐らく気温は一桁まで下がるので、真冬の格好で眠ることにします。
ほんと星が降っきそうな感じの満天の星空を眺めながら就寝。
1日目はこんな感じでした。
つづく
あらためまして1日目の走行データはこちら
走行距離 241.1km
最高速度 65.9km/h
平均速度 19.5km/h
走行時間 12時間19分
でした。