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トルコのドライブ

2012-06-26 06:52:09 | ダンナの出張編
今回の出張でトルコを反時計回りに1周しました。
トルコの国土は日本の2倍の広さ。
そのため、今回の運転距離は4100キロになりました
レンタカーは12日借りていましたが、イスタンブールでの1日は徒歩で、もう1日も空港からの移動だけだったので、実質は10日。
実質10日で、1日平均で400キロの運転だったことになります。
これまでの出張と比べると、1日あたりでもかなり長い距離の運転でした
なんといっても、1日の移動が900キロというのは、日本でもなかなかありませんので、それだけでも今回が特殊だったと言えると思います。
また、それだけトルコの国土は広いということになります。

トルコの運転は危険とガイドブックに書かれていますが、日々、自動車を運転している人であれば、別に問題ないと思います。
ただし、2つだけ違うかもしれません。
1つは、当然ながら左ハンドルということ。
合流や縦列駐車の感覚も反対向きになります。
一番大変なのが、バックです。
これまで、バックするときには日本と同じで左側からしか後ろを見られませんでしたが、今回は右向きの片手ハンドルで後ろを見ながらバックできました。
ずいぶんと慣れたと実感しました。
もう1つの違いは、トルコではクラクションが街中で鳴り響いていますが、それは遠くの話で、後ろの車で直前の車は静かに待ってくれています。
例えば、Uターンする車があった場合、双方の車線の車は、これぐらいでできるという位置で止まって待ってくれます。
その時に日本だと早くしろという感じで、止まった車がクラクションを鳴らしますが、トルコではそんなことはありません。
クラクションがうるさいのは、前が見えない後ろの車がクラクションを鳴らしているからです。
合流してもハザードの挨拶はしませんが、ちゃんと譲り合いの間合いがあるので、合流や車線変更も日本よりやりやすいかもしれません。
むしろ、トルコの人の方が運転が上手なので、ちゃんと間合いを見極めて、最後のところで譲り合う優しさがある気がします

トルコの人の運転が上手ということで、最初に驚いたのは、都市では車線が引いてないこと。
引いてあったのかもしれませんが、薄れて車線がわかりません。
でも、右折、左折、直進とちゃんと並んでいきます。
その意味では、最初のうちは、どこを走っていけばいいのか全くわかりませんでした。
その車線のルールをつかむまでが大変でした

車線を気にしないということで、もっと驚いたのは、山道などカーブで車線を気にしないこと。
カーレースでいうアウトインアウトの運転です。
最初は、私も車線を気にしていましたが、回りの車が全てこのように運転しているので、途中から真似て運転していました。
運転が好きな人には、トルコのドライブはいいかもしれません。
スピードもそれなりに出しています。
でも、大都市周辺では、スピード違反の取り締まりも行われていますが
これを反対車線の車がパッシングで教えてくれるのは、万国共通ですね。

信号は大都市中心部しかありません。
イスタンブールでも少し郊外に出たらインターチェンジになって、信号がなくなります。
そのため、1度走り出すと、他のヨーロッパの国と同じように止まることがありません。
面白いのは、都市の中心部でロータリーに信号があること。
この場合、ロータリーの進入の信号とロータリーから出る信号の2つがあるのが他のヨーロッパと違うところでしょうか。

ハザードランプを使うことはありませんでした。
見かけたのも牽引されている車だけだったでしょうか。

ウィンカーもあまり使いません
車線変更も特にウィンカーはありません。
ですが、交差点で右折や左折をする場合は、かなり手前からずっとウィンカーを出します。
そのため、その車の後ろは走らないようにして、みんな車線変更する余裕があります。

特に南東部に向かって走行している時に、何度か警官に止められました。
前の車と同じ速度で走行しているのに一網打尽という感じで、たくさんの車が脇に止めるように指示されます。
当然、トルコ語で話しかけられますが、わからない顔をして日本人ということを言って国際免許証を見せると無罪放免。
おそらく南東部は、やや緊張状態なので、不審人物を探しているのだと思います。
でも、警官に呼び止められるとドキッとしますね。

南東部では、今回の時点でもレンタカーについていた外気温の温度計が40度を示すことがありました。
そんな場所では、あまりの暑さにアスファルトのタールが溶け出しているようで、道路に黒い水たまりができています。
しかし、対向車がいるとその上を走らないといけませんが、バシャっと音がして、黒い水を跳ね上げます
これが車の側面について、何日かネバネバが続いていました。
これが乗り降りの際にズボンについたりもして大変でした
真夏では60度にもなるとか。
そんな温度だと、ますます大変でしょうね。
でも、アンカラに戻るとアスファルトが溶けていることもなく、ホテルの人にどうしたのかと聞かれるほどでした
トルコの中でも一部に限られた話なのかもしれません。

他のヨーロッパと比べると、トルコの運転は日本的というか中国のようです。
あまりルールがないので、走ってしまえば大丈夫。
まあ、周りの車は、ナンバープレートにレンタカー会社のマークがあったので、避けていたのかもしれませんが。
例えば、ルーマニアだとブレーキを踏むたびにハザードを点灯する必要があるとか、アイルランドで路肩寄りに寄せて車を運転しないといけないという難しいことはありません。
いろんな観光地を回るためにもトルコでのレンタカーはおすすめだと思います(N)

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