今朝はものすごく早く起きました
なんと4時半前。
急いでシャワーを浴びて、用意をして5時にはホテルを出ました。
今日はアテネ空港からクレタ島のイラクリオン空港まで飛行機で行き、クレタ島内を回る予定です。
飛行機の出発は7時で搭乗開始が6時半。
ホテルから30キロですが、迷ったり搭乗手続きがあるので、早めに出ました。
でも、辺りはまだ真っ暗で、走っているのはタクシーとバスと配送車ぐらいで、道はガラガラでしたが、雨が降っていました
アテネ空港でのセキュリティチェックは意外と厳しく、交換レンズのカバーを両方はずして中に何もないかの目視までさせられました
前の人はPCを起動して見せろと言われていたようで、今日は持ってきていませんでしたが、私はまだましだった方だと思いました。
飛行中も雨雲で揺れます
クレタ島まで50分の飛行時間であっという間です。
ちょうど、到着する前ぐらいに日の出だったようです。
レンタカーを借りて、まずはクノッソス宮殿へ。
今回の出張を子供に話した時、珍しく上の子供がパルテノン神殿とクノッソス宮殿に行くと知って羨ましがっていました
上の子はギリシャ神話が好きで、私が聞くほど。
その私でも上の子につられてギリシャ神話の本を読んで、クノッソス宮殿の迷宮の話は覚えました。
クレタ文明を調べるのが目的ですが、やっぱり迷宮も見てみたい。
着くと、後ろに山があって、その谷間を超えて丘陵の手前側に宮殿が広がっていました。
京都でいう借景の感じで、宮殿は複数階で建っていたようなので見た人は迫力があったと思います。
アテネの町からミノタウロスのための貢物をよこせというような権力もこの場所にそれほどの宮殿が建っていから言えることでもあったと思いました。
移動中は雨でしたが、見学しだすと雨はやみましたが、やっぱり夏場の青空の元で見ると格別だった気がします
有名な場所がいくつかあり、これは王の間だったとか。
椅子と壁に絵が描かれています。
女王の間では、イルカの絵が描かれています。
私としては、宮殿の下の谷間に近いところに一般住宅がありましたが、こちらの方が興味ありました。
この壁画の多くは、はぎ取られて博物館で展示されています。
なので、移動して博物館へ。
土器もいろいろ展示していますが、やっぱりクレタ島の文化で作られる土器は独特です
有名な牡牛の像もあります。
牛を神様としているのは、トルコで人類最初の集落と言われるチャタルホユックでもそうだったので、このあたりが何らかの文化の伝播なのでしょう。
有名な牡牛の上でアクロバットをする人の絵もあります。
驚いたのは、この牛の上で人が前転だか運動していますが、別に人が3次元的に前転している時の体の筋肉の様子などを示した彫像がありました。
これには驚きました
少し新しく、とはいっても紀元前1200年ごろですが、その時期にはこんな不思議な埴輪が作られていたようです。
まるで宇宙人と思ってもおかしくないような不思議な姿です。
その後、少し時間が余ったので、車は駐車場に入れたまま散歩しました。
町の中心部にはお土産物屋がたくさん。
軒先から海綿やヘチマを吊り下げています。
大きさによって値段に違いがありますが、日本より驚くほど安い
でも、いい気になるとかさばるので、頼まれた家のお土産と少しだけおまけに。
ちなみに、男の人のこぶし大だと3ユーロ(300円)です。
でも、私でも膨らむとつかめるかという大きさになると思ったので、もう少し小さい2.5ユーロにしました。
これでも日本では千円ぐらいかな?
クレタ島で借りたレンタカーがこの車。
やっぱりリゾート仕様なのか、天井が全部開くようにできていました。
でも、イマイチの天気だったので何もしませんでしたが
しかも全部で20キロぐらいしか移動しませんでした。
クレタ島への飛行機はエーゲアン航空に乗りました。
これもスターアライアンスなんですね。
ちなみに、もう1つの飛行機会社があって、オリンピック航空と言います。
尾翼に五輪があります。
こちらは朝イチ便がエーゲアン航空より遅かったので、やめました
アテネに戻って、ホテルにレンタカーを置いて街中を散歩しました。
明るい時間にアテネを歩くと、街中にたくさんのお土産物屋があることがわかりました。
そんなお土産物屋の一角から、すぐにパルテノン神殿が見上げられます
アテネの街中は遺跡だらけ。
ここは古代アゴラという有名な遺跡ですが、その意味でイタリアと一緒の感じがしました。
明日はアテネ市内を回る予定です(N)